W杯 イタリアvsドミニカ

◎アジャスト力

ノッているダトメのオフボールから3Pをデザインしたイタリアですが、これが決まらず。苦しい中で打開しようという気持ちはみえますが、1Qのドミニカじゃないけど、どこが崩すポイントなのかって話だよなー。次はポストアップからのフェイダウェイが決まり、こっちがイタリアがやるべきことって感じ。

幸い、ドミニカは3ガードっぽいし、サイズのない選手が並んでいるので、いわゆるイタリア式「3ウイングビッグ」ならば狙いどころなのですが、そこが狙えていないのが苦しく、逆にドミニカの3P攻勢にアウトサイドディフェンスが間に合いません。前半から同じことやられているんだけどね。

残り5分半でドミニカが17点リードに。3Pで点を取りまくっているドミニカなので、ここから止まる可能性はあるけど、イタリアが点を取るイメージがわかない。ワイドオープンのコーナー3Pも外しているフォンテッキオだしさ。

3P乱れうちに活路を見出したいイタリアに対して、ドミニカはタウンズ以外をガードっぽいスピード系の選手にします。つまり3Pへのアジャストが足りなかったイタリアのディフェンスに対して、ドミニカの方は早めに3Pをケアしました。これでオフェンスミスからカウンター食らっているのは笑えないけど。

タウンズはレフリーのコールにイライラしているのですが、イタリアの方も同じようにプレッシャーをかけているのにファールになったり、ならなかったり。で、追い込まれているから当然のように激し目にプレッシャーに行くわけで、特にタウンズにボールを持たせないように激しくいき、そこで守ったと思ってもファールになります。タウンズへのリスペクトなのか、なんなのか。

そんなわけで後半のアジャストが足りな過ぎたイタリア。でも、アジャストしようとしたらタウンズが止められないってのも事実。さすがに3Pが決まりすぎたドミニカですが、それでも明確にアジャストしたのはドミニカだし、いかにもユーロとアメリカ大陸の戦いでした。

〇タウンズ
24点
11リバウンド
5アシスト

〇フェリツ
24点
3P7/9
5アシスト

〇モンテロ
12点
9アシスト

アウトサイドでボールを動かし、アウトサイドで決めていたぞ。そして試合が決まってからイタリアは3Pが決まり始めており、ちょっと遅かったというか、自分たちの考え方よりもタウンズに苦労しちゃった感じ。

「決まってから」と書いていたら、異常に追い上げ始めたイタリア。ドミニカの粗さでミスも出ているし、なんとか初めからディフェンス強度をあげられるとよかったんだけどね。そしてリードしているのに無駄なファールしてフリースローを与えていくドミニカ。何してんだよ。

残り20秒で3点差までもっていったイタリア。遅かったぜ。

〇フォンテッキオ
13点
3P1/8
3リバウンド
2アシスト

フォンテッキオが3Pでタウンズに負けてしまうと苦しかったね。チームとしても26%でアンゴラ戦に続いて3Pが決まらず、イタリア式ウイングビッグらしさを欠いてしまった。3Pそのものよりもポジションチェンジの少なさや、ワイドなパスが少なかったね。そんなわけでイタリアがイタリアっぽくないぞ。

だからこそフォンテッキオに強引でも決めてほしいだろうな。グループリーグ最終戦はフィリピンとの2位争いになりそうです。

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