W杯 イタリアvsドミニカ

◎タウンズ劇場

傾向的にユーロ系のチームは後半になると失速します。それは「失速」しているわけじゃなくてディフェンス力の差が出てくるような感じ。ドミニカにディフェンスがあるのかわからんが。

本日決まりまくっている10番フェリツが5本目の3Pでドミニカがリードを奪うと、トラベリングとファールドローとディープ3Pで構成されているタウンズが逆サイドへの見事なキックアウトパスを見せてコーナー3P。ウルブズでのプレー以上に不安定というか、ワンパターンというか、

しかし、今度はオフェンスリバウンドに絡みデルガドのゴール下&ワンをアシスト。お笑いプレーを大量に混ぜながらも違いを見せつけるタウンズ。チャージングもするけど、基本的にはファールでしか止められないドライブだし、周りが見えていないと思ったらコーナーにショートパスでアシストするし。

タウンズ劇場でドミニカが10点リードになります。余計なことしなければ15点リードだけど、タウンズいなければ5点ビハインドって感じ。

イタリアはフォンテッキオがオフボールからのキャッチ&3Pをやっと成功しますが、タウンズが3Pでアンサー。イタリアはスイッチ誘導させていき、ポストアップを混ぜたいところだけど、「タウンズを外に出しておこう」の意識があるので、やや自分たちを見失っているようにもみえます。

ゾーンに変更したイタリアは守れているとは言えないけど、デルガドのゴール下ミスもあり、外へプレッシャーをかけてドミニカのミスを促す作戦に変更。そもそもタウンズがジャマだったりしてボールムーブはよくなかったドミニカなので、ちょっと困り始めます。ここでタイムアウトをとるとタウンズを休ませたのは正解。

しかも流れを掴みかけたはずのイタリアが、PGがフロントコートに入った瞬間にスティールされてしまいます。笑顔があふれ始めたドミニカベンチ。フィリピンに苦戦していたのに、イタリアに二桁リードなのかよ。意外とフィリピンはイタリアに勝つチャンスがあるのかも。それくらいタッチが悪いイタリア。

ベンチから出てきたダトメがオフボールからのミドルで前半同様にイタリアらしさで反撃しますが、あまりにも止まらないフェリツが7本目の3Pを沈め、69-56でドミニカリードで3Qが終わります。

いやー、マジでユーロの後半は問題がある。この3Qは30-17なので、ドミニカのオフェンスが勝ったわけですが、前半から続くフェリツの3Pを止める形が出来ていないし、前半に多かったブロックショットが消えてしまったし。ディフェンスの悩みであり、アジャスト力の問題かな。

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