WCプレビュー 日本

●馬場

「打ち切るマインド」が重視され、そのマインドを後付けで身に着けようとした
馬場は、見ていられないオフェンスチョイスをしていました。「3Pを打たなきゃ」
と思いすぎなのでしょう。あまりにも酷かったことで、吹っ切れたのか、アンゴ
ラ戦の後半からは3Pよりもドライブアタックばかりにシフトしていました。

日本の選手としては、一応、まぁ、ギリギリ「多様な仕事をするタイプ」な馬場
なので、チームの方針に困っていた感じですが、3Pを重視しなくなってからは
水を得た魚になっていました。水を得た魚、3Pから解放された馬場。

そうなってくると、トランジションとドライブ突破で日本で最高の選手に変化し
ていったのが面白い2試合でした。しかし、それはそれでフィニッシュスキル不
足な課題は変わらないのよね。GリーグよりもBリーグで無双した方がレベルアッ
プできそうな馬場。それでもNBAを夢見るならば、せめてユーロに行くとかね。

前述のリバウンドも含めて、本来は馬場に見合った仕事は存在するので、もっと
存在感を出せそうなのですが、なかなか吉井の牙城を崩し切れていません。Bリー
グで出番の少ない選手の牙城を崩せないって、どういうことなのさ。ボッコボコ
にするくらい圧倒してもいいんじゃないのかね。

シューターの須田と金近がはずれ、西田と比江島が残ったことも馬場にとっては
マイナスかもしれません。PGとシューターの組合せならば、他の仕事を請負い
やすいんだけどね。オリンピックの時も、馬場がSGやってる方が金丸の3Pに
繋がった記憶があるしな。

ってことで遅れてきたことで損をしているように見える馬場。NBAプレイヤー
じゃないのに遅れてきてどうする。そんな印象でした。その遅れを取り戻せそう
ですが、相手が強くなるほど違いが出るので、ドイツやフィンランドとの試合を
経て、最後はプレータイムが伸びていそうだしね。

WCプレビュー 日本” への8件のフィードバック

  1. この3試合で管理人さんと似たような意見ですが富永にはもっと自身が囮になるようなプレーが出来ればなぁと。というかホイバーグはそれを仕込んでいないのか、はたまた富永がそんなプレーをする気がないのか。日本代表だけでなくNBAを目指す過程で必ず必要となる技術だと思うので何処かできっかけを掴んで欲しいです。

    1. ホイバーグは囮だらけだったんですけどね。あの頃も囮になりたがらないミロティッチが得してたので、ちょっと難しいのかも。

  2. この一年でハンドリング、ディフェンス力を上げて来年のドラフトとのことでしたが、最後のシュートに繋がる所でやられている感じしました。

  3. 勝負が決まった後もディフェンスもオフェンスも大して変わらず、
    3P乱れうちなのは残念でした。
    何かを試す余裕すらなかったのでしょうか。

    1. 一応、プレーコールを変更して試していたのですが、何一つ通用しないどころか、パスひとつ、スクリーンひとつで失敗しており、何も出来なくなって終わったんですよね。

  4. 富永は大学では自信を囮にしたプレイを多用していますよ。それこそ、カリーのように運動量多く引き付けて周囲のプレイを助けています。
    ただそれが成立するのもウォーカーという優秀なインサイドでパスを出せる選手と、ハンドリング能力の高いPGがチームにいるから可能な事であって、日本代表ではそれをできる選手が居ないと思います。
    富永はまだまだ自分一人でクリエイト出来ないのでチームで合わせていかないといけないけど、見ている感じ富永への信頼度はディフェンス含めそこまで高くないのかな?とも思います。(一応全員バスケをうたっていますし)

    1. なるほど。やっぱりインサイドのプレーメイカーが必要ですよね。
      そこんところで代表は「富永に打たせよう」なので、上手くいかない感じです。ホーキンソンが逆サイドに振るくらいかな。

      須田をいれてればシューター使い分けだったけど、入れなかったので、富永を出し続けたそうな、でもやり過ぎるから交代させたそうなホーバスでした

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