WCのテストマッチが行われる中、スロベニア仕様のドンチッチがみれるようになってきました。マブスでのプレーよりも質が高く見える不思議なドンチッチですが、改めてプレースタイルを振り返ってみたくなりました。しかし、考えていくと比較対象がいた方がわかりやすい。そこでトレ・ヤングと比較しながら考えることにしましょう。ヤング編も作りたいけど、ほぼ内容が同じなんだよな。
◎雑感
まずは雑感。スペインとのテストマッチでは序盤に左45度でのステップバック3Pがありました。このプレーを見てドンチッチを考えてみたくなったのですが、お得意のプレーにして、ダムダムなハンドラープレーでもあります。ドンチッチ1つ目の懸念事項として、ダムダムハンドラープレーは効果的なのかどうか。
次にスロベニアでのプレーだとコーナーで休憩するときがあるのですが、マブスでは出てきません。代役という意味ではマブスの方が準備されているのに、どうしてサボらないのだろうか。っていうか、サボるってのが効果的に見えるわけで、マブスでももっとサボればいいのになー、と思うのが2つ目。
3つ目はドンチッチ最大の強みになっているファールドロー。これはルールの違いもあって国際試合ではそこまでファールドローできません。代わりにNBAよりも鮮やかなパスを通しているのだけど、そこにはマイク・トビーの存在も関係しています。ファールドローと合わせのパスは気になるところだ。
ドンチッチがスゲー、ってのは語るまでもなく。だけどさ、こうしてマブスとスロベニアでの微妙な違いを見ていると、ドンチッチには引き出しが多く、それでいてマブスでは無理しすぎにもみえるから
本当はこんなプレーバランスだと更に効果的になるはず!
というものが見つかる気がしたのです。なお、その答えはこの記事では出てきません。ヤングも含めた比較スタッツを出していくのが今回の目的だよ。
ドンチッチに対してヤングの方はホークスでしかプレーしていないので、どうにも比較はできないのですが、ドンチッチとの違いでいえば個人レベルではドンチッチの方が遥かに優れたスタッツを残しているのだけど、チームとしてはホークスの方が上だし、そのホークスはヤングがいないと困りがちです。
スナイダーになってからヤングの個人技に頼らないプレーが増え、だけどヤングがいないと苦しく見えるという状況も出てきており、こちらも同じく「本当はこんなプレーバランスだと効果的」というヤングのプレーもあるでしょう。触れないけどね。
ドンチッチとカイリーの関係性はどうお考えですか?
ドンチッチがサボっててもカイリーにやらせておけばそれなりに繋いでくれるとは思うのですが。
ディフェンスで耐えるみたいなのは期待できないでしょうけど。