◎ヨキッチ対策
ゲーム1はヨキッチに対して八村のディフェンスが話題になっていましたが、ぶっちゃけそれは関係なく、ADのカバーを使うことを前提にしたヨキッチへ複数人がいく対策でした。ってことで、それをゲーム2も使っていくことになります。
はじめはADがマークしていますが、簡単にはやられないADなのでヨキッチが仕掛けたところで誰かがダブルチームを仕掛けます。これは理解しているヨキッチなのでパスを出すわけですが、どうもゲーム1からズレがある。まぁそれでも特に関係なく、マレーがオフボールでディフェンスを振り切っての3Pを打ち、MPJがカットプレーで合わせていくわけです。
でも、MPJのファールトラブルで片翼がなくなると、ゴードンの判断の悪さも手伝って苦しくなり始めます。もっとも、ブルースのドライブが決まるなど、ヨキッチ以外への対処をどうするかはレイカーズも迷いがあるので、ヨキッチとそれ以外の対応の差はお互いを苦しめてもいました。
試合開始直後はよかったマレーですが、次第に決まらなくなり、レイカーズのディフェンス戦略が上回ることになります。
〇前半のナゲッツ
3P4/16
うち、マレー 2/8
これはマレーが外しまくっていたことでもあり、打ちまくっていたことでもあります。ヨキッチの次に警戒すべきマレーのところは守れていなかったレイカーズです。まぁマレーは突破じゃなくて、ギブ&ゴーを駆使したオフボールの上、タフでも打ち切ってくるから止めるの難しいけどね。
面白かったのはヨキッチがボールを持っている時の警戒は強いけど、マレーがボールを持っている時はヨキッチのマークへの意識が薄いのでマレーからヨキッチへのアシストが多発したこと。プレーを切り替えているヨキッチの強みであり、あの人やその人にはないプレー判断。
〇前半のヨキッチ
16点
FG6/10
8リバウンド
5アシスト
ヨキッチとしてはさほど問題なく過ごせたような前半です。自分にマークが寄ってくるのでパスを捌き、そのシュートの確率はいまいちだったけど5アシスト。ADのブロックには苦戦してはいるけど、決めるべきところというか、合わせのプレーで押し込んでいます。
まぁレイカーズからしてもヨキッチをこれくらいに抑えたら成功といえば成功だ。少なくとも失敗ではないよね。ヨキッチ起点でのプレーなので、もっとアシスト量産されてもおかしくなかった。
面白いことに、もっと問題があったのはADのオフェンスでした。例によって勝手に外しているだけのシーンは多いのですが、加えてヨキッチにプレーを読まれ、タフショットになってしまうシーンも出ており、意外にもディフェンスのヨキッチに苦労してしまった。
〇前半のAD
7点
FG1/6
5リバウンド
3ブロック
そんなわけで前半はレイカーズが53-48でリードしますが、点を取られなかった割にはリードできなかった形。八村が17点で、残りで36点だもんな。ボールを動かしてくるナゲッツオフェンスに疲れてしまったのか、マイルハイが効いたのか。
ナゲッツからすると3P決めとけばOKでした。でも、肝心のマレーが決まらず、MPJはベンチに座っている時間が長かった。