プレーオフ①ウルブズ@ナゲッツ

◎アントマンとコンリー

ゲーム5で3P6本すべてを外してしまったアントマン。それがナゲッツのロースコアに付き合うことになってしまいました。3Pを打たない方が怖いアントマンですが、ツインタワーだと打たざる得ないじゃん。

〇5試合のアントマン
31.6点
FG48%
3P35%
5.2アシスト
2.0ブロック
1.8スティール

シリーズ通して素晴らしい活躍をしたアントマン。評価を上げることになったプレーオフでしたが、いいかえればディフェンダーKCPの働き場所がなかったということ。もっと止めなければいけなかったKCPですが、サイズの問題もあって早々にマークから外れることとなったのでした。

さて、ゲーム5も接戦になったものの、勝ち切れなかったわけですが、この点についてはツインタワーがコートの中央でドライブスペースを消していることと、コンリーのゲームメイクが怪しすぎる点が挙げられます。そしてアントマンの4Qをみてみると

〇4Qのアントマン
7.2点
FG41%
3P25%

こんな感じで成功率が落ちます。7.2点を稼いでいますが、ほぼゲーム2と3になっており、終盤になると得点力に陰りが見えていました。ゲーム5も4Qは4アシストこそあれども5点と、接戦が続いた中でチームを勝たせるほどの強さを発揮できなかったのも事実です。

逆にコンリーは平均12.0点のうち4.2点を4Qにあげており、勝負強さ・・・よりもジャズ時代から続くゲームメイクの怪しさが出てきました。アントマンに勝負させるプレーメイク力が欠けており、ディアンジェロのように細かくスイッチ誘導してアントマンの個人技勝負を作ることが出来ませんでした。

思い出してみれば、ジャズはドノバン・ミッチェルがゴベアにエンドラインにポジショニングするような指示を出して、自分がドライブするスペースを作って仕掛けることも多かったですが、アントマンはそこまでできないし、コンリーがツインタワーを呼んでしまうし。

唯一あったのは、2人をアントマンへのオフボールスクリーンに行かせる形ですが、そういう時に2人とも行かせてしまいます。やっぱりスペースが消えるじゃん。

チームオフェンスの問題なのでフィンチが悪いのですが、それにしてもディアンジェロの細かさと差があったコンリー。かといってディアンジェロの細かさをチームメイトは理解していなかったし、どっちもどっちだな。

アントマンがゴベアにパスしないこと
4Qになるとコンリーのアテンプトが増えること
アントマンのアイソすら上手くセットしなかったこと

割と問題は多いよね。まかり間違ってファーストラウンドを勝ち抜いたら、さらに暗闇があった気もするので、完敗ってことで見直すことが出来てよかったのかもしれない。ウルブズで起きていることはおおむねチームとしての問題であり、かといって個人レベルでも何も解決していなかったから脳筋あつかいされるんだよね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA