プレーオフ①セルツvsホークス

ゲーム6

簡単に終わるかと思いきやゲーム6まできたシリーズ。それも点を取れなかったホークスが問題なくとれるようになってきているから面白い。ただし、守ることはできない。ゲーム6になって関係性が変化しているというのは、お互いが対策とアジャストを行い、ステップアップしていく道筋がみえているってことだ。キャブスとは違うぜ。

◎違うこと沢山

試合はホワイトのアタックにスマートのオフェンスリバウンドなど、テイタム&ブラウンではないところでセルツが12-2とリードしますが、タイムアウトから反撃したホークスがヤングのアタック中心に取り返してハイスコアな1Qになりました。

まず、ホークスはブラウンにたいしてコリンズがマークになったことで、ここを止めることに成功しています。気が付いたらホークスでもっともよいディフェンダーになっているコリンズ。ハンターが仕事しないからさ。

ただし、ツーメンゲーム系統への対処は全くできていないし、カペラがホーフォードを追いかけている関係上、コリンズがブラウンを止めているとリバウンドが弱点になっており、ブラウンを止めているだけであってセルツを止めることはできていません。この関係性は何も変わらないし、広く展開しまくっているぞ。

一方でハウザーが出てくるとベイがフィジカルにいじめ、ヤングもアイソアタックを決めています。セルツのカバーリングディフェンスの前に成す術がなかったゲーム2まではどこに消えたのか。むしろセルツがヘルプに間に合わないシーンが増え、ヤングのファールドローも効いています。

ってことで、見事にアジャストしているスナイダー。2Qには空けられているジェイレン・ジョンソンが3Pを決めれば、速攻も決めて逆転にも成功します。プレーオフの舞台で強くなったホークス。それは個人のステップアップでもあるけれど、ちゃんとスペースを広く保って、弱点を狙って、チームとして整理されているってことでもあります。

また、決まらなかったけどコーナーで3Pを打ち切っているのも印象的でセルツのブロックは間に合っているけど打ち切り、それがディフェンスを広げることに繋がっていました。決まらないシュートにも意味を持たせることが出来るならば、オフェンスの可能性は広がっていくぜ。

いずれにしてもゲーム1とは違う光景が広がっているホークス。セルツの方もグラント・ウィリアムスがいなかったゲーム2までとはちょっと違うしね。なお、ホークスが素晴らしいのはベンチメンバーによる改善があることなので、酷使とも違うし、スナイダーっぽくもない。

セルツが一方的だったシリーズは、少なくとも両チームがディフェンスに困っているシリーズへと姿を変えたので接戦になっていったのでした。それは互角に近づいたってことだけど、その分だけゲーム2までの結果が効いているよね。まだ上回ることはできていないホークス。

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