◎ウエストブルック・マジック
今日も今日とてFG3/19だったウエストブルック。いや、そんなに打つなよって話ですが、サンズに空けられていたから打ってしまった感が満載です。それで負けちゃうサンズの方が切ない。
ウエストブルックにデュラントをつけて、実質的なヘルプ担当にしていたのですが、これがまた難しい要素を生み出していました。
クリッパーズのオフェンスは1on1オフェンスであり、レナードがボールを持ったら足を止めています。クソみたいなオフェンスなのですが、今日はサンズの方が酷かったので何も問題はない。それはクリッパーズの事情。
一方でサンズの事情でウエストブルックを空けていたので、そこにボールが入るとパスを振りやすくなっていました。昨日はドレイモンド無視ゾーンがありましたが、フリーだから楽にパスを出していたドレイモンドは正解。ウエストブルックは打ちすぎ。とはいえ、パスを回せるのは事実なので、サンズの作戦は自分たちのディフェンスをぼやけさせるという結果も生んでいました。
さて、ウエストブルックですが「レナードに1on1をさせる」という点において、これまでのクリッパーズではありえなかったくらいに上手く1on1を作っていました。特に試合終盤はボールを持たせることすら許さないサンズのレナード潰しなのに、スイッチさせてはスペースにロブパス気味に投げて1on1シチュエーションを作っていきました。
加えて試合を通してパスコースを消しに来るサンズの逆を突くゴール下へのパスを通しまくりました。これをキャッチできないクリッパーズという問題はあったのですが、サンズのディフェンスプランは見事にウエストブルックに壊されていました。
まじで19本も打たなければクリッパーズが楽勝だった気がする。打てばサンズの勝ち、打たなければ負け。見事に崩されてしまっていた。ある意味で試合を支配しているウエストブルックらしさ。
そして試合の終盤の終盤。クリッパーズがシュートを落としてはウエストブルックがくらいついてマイボールにしていき、サンズの反撃の芽を摘みました。リードしているシチュエーションにおいてPGがオフェンスリバウンドでいいのかっていう疑問はあるのですが、常識で測ってはいけないのが理不尽大王。終わり良ければ総て良し。負けたらお前の責任。
ブッカーのドライブをブロックし、さらにルーズボールに飛びついてマイボールにするなど、試合終了間際とは思えない元気さでした。主力を酷使したサンズに対して、スタミナ勝ちしたような疲れない男の構図が見事でした。正解なのか不明だけど、ウエストブルック的には正解なんだよな。
そんなわけでウエストブルックがよかったかどうかは別にして、主力酷使したサンズがバテたのかどうかわからないけど、ウエストブルックのハードワークに潰された終盤。そして用意した策がウエストブルックに打たせる面では成功したけど、パスでは逆を取られてしまったっていうね。
これぞウエストブルック・マジックなのか。めちゃくちゃだけど、サンズにとっては頭の痛いプレーをされてしまいましたとさ。
本日はまさに良くも悪くもウエストブルック劇場でした!
ウエストブルックも衰えなのかガチャ感がより増してきたような…
前からこんなもんですかね
ガチャ感は強まったし、それ以上に「最後に何とかしてくれる」感がなくなったんですよね。
それが主役じゃないってことなんでしょうけど