プレーオフ①クリッパーズ@サンズ

ゲーム1

クリッパーズにとってサンズは相性の良さそうな相手で、ペースが遅い戦いはワンポゼッションで個の強みを出しやすく、それでいて各ポジションでちゃんとマッチアップできるラインナップになります。極論でいえばレナードがレナードでいられる相手。

だからアップセットの可能性もあると思っていましたが、それでもサンズ優位は揺るがない。・・・が、ゲーム1を見ただけで揺るぎに揺るいでしまいました。シーズンで強かったチームがシーズンと違う戦い方をするからさ。

◎1年前を忘れたモンティ

昨シーズンのプレーオフではファーストラウンドでペリカンズに苦戦し、セカンドラウンドでマブスに沈んだサンズでしたが、マブスとのシリーズでは平均104.4点と得点力に苦しみました。そして苦しむほどに主力酷使となり、スタミナ負けしたような印象です。なお、マブスも酷使だからニャンともいえないけどさ。

特にゲーム6と7では、それまで高かったフィールドゴール成功率が40%を下回り、86点と90点で大敗しています。バテバテだったわけだ。これぞプレーオフの難しさであり、「元気な方が強い」理論なわけです。

そして迎えた1年後のプレーオフ。初戦から主力酷使スタイルを発動したモンティ。わけがわからなすぎました。サンズの試合を見続けているわけじゃないし、シーズン終盤にローテ変更があったのかと思いきや、別にそういうわけじゃないもんね。

〇オコギーのプレータイム
4/9 30
4/7 29
4/5 22
4/4 20
4/2 29
3/31 33

これで何故か今日は6分37秒でした。いや、なんでですかね?デュラントとブッカーを長く使うために弾き出されたってことなんでしょうが、いや、なんでですかね。

シャメットが24分プレーした以外はランドールの7分半が最長となったサンズ。6人ローテに毛が生えた感じでした。ただし、11人使っているのもミソでして、8人くらいに絞らないけど、信用しているのは6人だけっていう形です。

はじめにクリス・ポール⇒シャメット。これ自体もうーん、って感じですが、ビヨンボやウェインライトが出てきて、追加でロス。これがブッカーやデュラントとの咬み合わせが悪く、1on1オフェンスの様相を呈していきました。それもよくわからないんだよね。

後半になるとビヨンボではなくランドールが登場し、インサイドからパスを振り回してくれたので、ちょっと連携が生まれました。デュラントにランドールはシーズン中にも効いていたので、セカンドユニットはこれでよさそうだったのに、プレーオフになると起用法が違うんだね。

また、クリス・ポールとデュラントのかみ合わせが悪い印象で、セカンドユニットでは2人を混ぜない運用だった記憶ですが、思いっきり混ぜました。これもまたどうにもならない。どっちも動かないからね。

そうかと思えば4Qにはウェインライトをいれたノービッグにしてきました。プラムリーが出ているのでクリッパーズに合わせたわけではなく、その狙いは・・・理解する前にエイトンと交代したな。

ということで、サンズはわけがわからなかったです。シーズン中に試しておいたことは何も関係なく、プレーオフなので主力の時間を長くし、信用できない順番にプレータイムを削ってみたような。選手の組み合わせとか無視しているように見えるし、何かしらの意図があったとも思えないし。

クリッパーズが良かったとは思えなかったけど、シーズンで培った要素を消しに行ったサンズなのでスーパースターパワーに頼るしかなく、スーパースターパワーの戦いならばクリッパーズだって負けていない。そんなシリーズになっていきそうな・・・。

プレーオフ①クリッパーズ@サンズ” への2件のフィードバック

  1. 本日はまさに良くも悪くもウエストブルック劇場でした!
    ウエストブルックも衰えなのかガチャ感がより増してきたような…
    前からこんなもんですかね

    1. ガチャ感は強まったし、それ以上に「最後に何とかしてくれる」感がなくなったんですよね。
      それが主役じゃないってことなんでしょうけど

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