ラプターズ@バックス

ヤニスさん、FG100%でトリプルダブルするの回

まさかのヤニスさんがFGノーミスでのトリプルダブルを達成したラプターズ戦です。面白そうなので見てみましょう。ところで、いつの間にやらミドルトンがスターターに戻っています。そしてクラウダーもレナードもベンチです。「今のバックス」感が逆にないぞ。

◎3Pの重要性

ヤニスの初得点は3Pでしたが、ヤニスだけでなくバックスが3Pラッシュとなった1Qでした。

〇1Qの3P
バックス  7/12
ラプターズ 2/6

3Pだけで21点も奪ったバックスでしたが、33-29とリードは4点しか奪えませんでした。得点も少ないよね。

それはラプターズの守り方が完全に「3P打てよ」という守り方だったから。ヤニスがボールを持つと2人どころか3人で囲み、簡単にキックアウトして3Pという形が連発されました。そんな事情もあってヤニスは5点しか取っていません。

あきらかなオーバーヘルプであり、ここ2年のラプターズにインテリジェンスがないことを示すような囲み方でした。どう考えても2人で事足りるし、なんなら前回の対戦ではアヌノビーが1人で抑えていたはずです。本日はパートルがマッチアップして、そこにオーバーヘルプしてしまうバーンズって感じです。

ただし、ヤニスのアシストは2つだけで、エクストラパスが繋がっての3Pも多かったです。ワンパスには反応できるけど、続く展開にはローテが間に合っていない。全部アヌノビーにやらせるしかないようなディフェンスシステムだな。

代わりにインサイドを抑えているので、オフェンスリバウンドはミドルトンの1つだけでした。リバウンド回収していたので点差は開かなかったとも言えます。ラプターズの守り方に問題はあったけど、意思統一はされているから3Pが決まりまくっても耐えられた1Qです。なお、どうにもならないので終盤からはゾーンにしていました。3P打たれまくったのでゾーン。

一方でバックスといえばインサイドを固める守り方がスタンダード。昔に比べれば大分マシですが、被3Pアテンプトは19位です。ところがラプターズは6本しか打てませんでした。それもシーズン平均3.0本のバーンズが2本です。

この両チームのオフェンスを比較すると「3Pの重要性」が浮かんできました。といっても、点差は離れていないように得点の面では3Pであることの重要性はありません。ところが、バックスが軽やかにパスを回していくのに比べて、ラプターズは苦しそうにパスを回し、空けられたバーンズが中継役になっていきました。

キャッチから3Pを打つからディフェンスは動くし、動くからパスは回る。ラプターズのディフェンスがバックスのボール回しに走らされていたのに対して、バックスは中を固めながらもボールムーブをさせませんでした。させなかったというかラプターズが出来なかった。3P打たないんだもん。

特にスターターはパートルとバーンズがいるので歯切れが悪い。ベンチからトレントが出てくると歯切れよく3Pを打ったのでラプターズが反撃して1Qが終わった形です。そういやパートルが加わってからバーンズはコーナー担当していたのに、なんかポジショニングが違ったね。ヤニス対策だとしたら失敗していたよ。

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