ウォリアーズ@クリッパーズ

2023/3/15

ホームの試合数と勝利数が同じというウォリアーズ。いくらなんでも、ここまでくるとワラエナイ。相手はホーム優勢の今シーズンなのに、ホームとロードがあまり変わらないクリッパーズ。5位をめぐる戦いです。

◎カリーのバックドア

クリッパーズはカリーにバックドアを2回くらってアーリータイムアウトです。カリーが裏抜け上手いのは当然にしても、そんな特徴を何も考えてこなかったかのような対処をしていたクリッパーズになっていて、初めはモリスが、次はレナードが、それぞれボールとカリーの間に入り、でも誰もゴール下をカバーしていません。つまりがら空きのゴール下に動いただけのカリー。

タイムアウトあけはウエストブルックやポール・ジョージが守る形になり、バックドアが消えます。特別なことはなくて、ボール側ではなくリング側にマークしているだけです。おいおい。

ディフェンスが変更されてもゴール下が空いているのは同じなので、ウォリアーズには何も問題ありません。スクリナーを用意してカリーを空けるプレーをしておき、スクリナーがリングにダイブすればOKです。こっちの方がウォリアーズらしさだよね。でも、それが出来ない今シーズンだから困っています。

ディヴィチェンゾとクレイも並ぶスターターは、カリー同様にアウトサイドで動く選手が多く、ドレイモンドとルーニーもストレッチしているのが、アウトサイド渋滞に。ちょっとどうにもならんオフェンスになりました。

多分、ウィギンズがいれば、もう少し連動プレーが出ていたのでしょうが、イグダラも手術だし、ウイング不足なんだよね。ジャマイカルが早めに出ているし、選手不足に困っている。若手が多いな。

ただし、クリッパーズは簡単にスイッチしてくれるし、ズバッツが出ているので、ハンドラーvsズバッツで勝負していきます。昨シーズンに見せたニューバージョンのカリーさんですね。

ウォリアーズのディフェンスは例によってウエストブルックを空けまくっています。でも、これって大体は成功しない守り方です。なんでかというと、ドフリーすぎるとシュートが下手な選手でもそこそこ決まること。それ以上に全くマークされていない選手がいるってことは、クリッパーズの他の選手がオフェンスに困ってもパスを出す先があるので、ウォリアーズのディフェンスは頑張っても頑張り損になることがあるから。

っていうか、ドレイモンドをフリーにされていると、自由なのでパスを楽に出せているわけだしさ。「シュートを打たせてOK」な守り方と「ドフリーにする」守り方は似て非なるものがある。

でも、クリッパーズはズバッツとウエストブルックを並べていたので、さすがにそれはどうにもならん。ってことで、いつも通りバトゥームになったらバランスは改善していた。

1Qのクリッパーズはターンオーバーが2つだけ。1つは速攻でレナードのパスミス、もう1つはウエストブルック下がった後でカリーのスティールでした。ドン引きは効いていたようで、チームディフェンスとしては効いていなかった気がするよ。トランジションにもならないしさ。

28-23とロースコアでクリッパーズがリードの1Qでした。なお23点のうち12点がカリー。

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