Window6 まとめ

◎西田って重要だよね

明らかに戦術的にかみ合っておらず、オフボールで引き付けてはくれるけど、自分ではシュートチャンスを得られない西田は、もうこのチームには要らない子にみえました。

その一方で「ラマスなら選ぶだろうな」という気もしました。つまり「異なる特徴を持つ選手をロスターにいれたい」ならば西田になります。困ったもんだ。

西田にとって運が悪かったのは、イランが酷すぎたこと。本来のイランは8番のヤクチェリと13番のシャムシディが個人技でぶん回してくるチームです。特にヤクチェリはプレーメイクも上手く、自分に引き付けてのパスは強烈なので、どうにかして「個人で止めろ」が求められます。

しかし、今回の対戦ではびっくりするほどシュートが決まらず。それ以上にチームメイト、特にビッグマンとの連携が悪く、若い選手が多いビッグ側とプレーチョイスの違いが目立ちました。試合中にケンカしそうな勢いだったので、イランはかなりやばいです。

ラマス時代のイランとの対戦では田中大貴が、このヤクチャリを完封してしまいました。確かね。そしてホーバス時代になると西田がヤクチェリやシャムシディを止めていく担当をしました。馬場いないならさ。

イラン戦が接戦になれば、ディフェンスの重要性がまし、西田の能力は必要とされた可能性があります。それがなかったのは西田にとってアンラッキー。

バーレーン戦ではホーキンソンを酷使しすぎたことで運動量が落ちた4Qに、何故か富樫と河村を並べると、ドライブで切り崩されることもあれば、河村の上から3Pを決められることもあり、やばかったのですが、大差の試合では気にならないよね。

ってことでガードにおけるキラーディフェンダーはいなくていいのか?
それが西田の存在価値でもあります。ただホーバス流だと、どっちにしても活用できない感じなので意味ないか。3P決めなかった西田が悪い。

◎おしまい

はい。長くなったし、余計なことも書いたけど、そんな感じです。まとめると

ホーキンソンの加入と、PG(河村・テーブス)の得点力アップでチーム構成が動いたWindow6

でした。個人の成長を喜びつつ、チームとしての大勝を喜びつつ、海外組が戻ってきたらどうするんだろっていう毎度の悩みは尽きない感じです。いずれにしてもホーキンソンがすごすぎていろんな問題が隠されてしまったのかもしれません。そりゃあホーキンソンを酷使したくなるわな。

ホーバスってオリンピックの時も主力酷使したり、3Qから4Q途中まで同じ選手を使い続けたのに、最後だけ交代させたりと、ゲームプランを忘れているような采配・頭に血が上っている采配が結構あったけど、バーレーン戦のホーキンソン近辺はそんな感じだったね。反撃されたことでテストがテストではなくなったような。

Window6 まとめ” への2件のフィードバック

  1. いつも素晴らしい記事をありがとうございます。

    最近のポジション概念の整理に困っています。以前whynotさんも困っておられたように、「ハンドラー」「ウイング」「ビッグ」は、分かりやすいけど、雑すぎるんですよね。でも、従来の5ポジションはもう時代にそぐわない。とずっと思っていた中で、以前のバブルヒートの時に作っておられた、「ヒートのポジション分布イメージ」が私の中ではすごくしっくりきています。マルチタスクの考え方も。(「敏腕中古トレーダー・ライリー」の記事です。)

    それに沿って、代表ロスターを整理してみました。
     パサー系ハンドラー    富樫・河村・テーブス
     スコアラー系ハンドラー  馬場・比江島・西田・(テーブス)
     シューター系ウイング   須田・富永・(馬場)
     ハードワーカー系ウイング 渡邊雄・吉井
     ウイング         八村
     プレーメイカー系ビッグ  ホーキンソン
     シューター系ビッグ    井上
     ハードワーカー系ビッグ  渡邉飛・川真田

    馬場、八村が相変わらずオリンピックのままの印象で、ポジション適正を見極めるのに苦労します。馬場はホーバスから3Pの試投を増やすよう求められていることもあり、こんな感じのイメージでしょうか。まあ、八村はオリンピックの3試合でもブレブレでしたし、もうポジション八村でいい気がします。

    ホーバス本人の発言を聞いてみても、役割を限定したがるタイプに見えるので(ウイングは除く)。
    「さようならラマス」の記事を読み返してみると、ラマスから引き継いだあと、ちゃんといろんな反省点を踏まえてチーム作りをしているように見えてきました。馬場と八村の扱いとか、シューターの改善とか、ポジションバランスとか、選考プールの広さとか、若返りとか。ここまでのホーバスの働きは十二分だと感じます。

    ただ、ホーバスの不安は戦術面なんですよね~~~~~本番でのオプション不足が目に見えている。昨日は富樫と河村を並べたけど、あれはテストじゃなくてファンサービスですよね?貴重な試合時間の中で、絶対に本番やらないことは試さないでほしい。本番でやろうと思っているならヤバい。日本にはリムプロいないのに。
    個人能力でどうしようもなくなる局面で、期待できないホーバスジャパン。直前の親善試合でこの問題が解決できるのか…

    話は戻りますが、このポジションバランスとホーバスなので、ホーキンソンの酷使もよくわかるし、というか、ビッグの薄さはどうしようもないですね。で、ついでにオリンピックの女子のロスターを見返してみたら、こっちの方に寄せてきてる気がします。成功体験を無意識に追ってしまうものなのでしょうか。(髙田の酷使も含めて)
    あの時も、3PG(町田本橋宮崎)と2シューター(林三好)、あとはマルチウイング(長岡東藤宮澤赤穂エブリン)とビッグ(髙田オコエ)。男子も3PGと2シューターは確定でしょう、あとはウイングとビッグ。

    2020ヒートや2020女子のように、上まで駆け上がれるチームになるのでしょうか。
    2019W杯から考えれば、1勝すれば前進、2勝して快挙。個人的には、奇跡的にグループリーグを勝ち上がる夢を見ながら、沖縄に乗り込む8月を心待ちにしています。また、7月や8月の親善試合、記事楽しみにしております。

  2. 張本は膝のケガでワールドカップは無理でしょうね。一月の負傷で、前十字靱帯の不全損傷で全治未定だったはずです。

    ホーキンソンやべぇ〜とヒュー思ったよりいいやん〜が印象に残りました。そして比江島空気…個人的には比江島より最後の1枠は西田を推します。DFが比江島はだいたい手を使ってファール取られて終わるから。
    フィジカルの強さだけならシェーファーもありだけど、ヒューがあれだけ動けるなら、リバウンド能力とかパスキャッチのセンス考えたらヒューかな〜と感じました。

    富樫、河村、テーブス
    須田、富永、西田
    馬場、吉井
    八村、ワタナビー、
    ホーキンソン、ヒュー

    西田の代わりに井上もありです。
    ただ個人的には、アメリカにいる山崎イブにパリオリンピックまでには成長してほしいです。

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