同じシーズンに２人も７０点が出てくるなんて信じられないシーズンです。もはや得点記録に価値があるのかがわからなくなってきますが、相手がロケッツだったので、なおさら意味があるのか不明です。
６試合に１回は「４０点以上とられる」試合を経験しているロケッツファン。さすがに７０点はすごすぎるけど、こうなってくるとクレイ・トンプソンの４０点なんて凄くもなんともないよね。
同時に、そんなロケッツ相手にリラードが７０点も取らなければいけなかったことは問題があります。７０点取ったリラードはすごいけど、ブレイザーズもロケッツもディスられることになりそうな奇妙な７０点ゲームです。
◎ドノバン・ミッチェルの７０点
その前に、もう１人の７０点のことを思い出しておきましょう。記憶だけで書くから違うかもしれないけどさ。
前半からパスを回してはシュートミスを繰り返していったキャブス。あまりにも決まらなくて、オスマンくらいしか助けてくれない中で、個人で点を取る必要があったドノバンは、後半になってラッシュをかけました。前半は控えめで、自分でやる必要性が出てきたわけだ。
そして負けそうだった試合終盤にラッシュしただけでなく、フリースローを自ら外してリバウンドの押し込みをしてオーバータイムに。そのオーバータイムでは１人で１３点取った気がします。記憶。
最後の２０点くらいは試合を決めるための得点でした。ここで決めまくることは誰が決めても批判することはないよね。まぁそんな感じ。ドノバンはパスを回したけどチームメイトのミスも多く、ガーランドとモブリーは欠場、その状況で後半は自分で点を取りにいき、負けそうなのをラッシュで救い、オーバータイムで試合を決めた。
じゃあリラードはどうだったのかな。なんせ前半だけで４１点なんだもん。
前半だけ観ましたが、リラードは50点くらいで取って、30点差つけて勝つなと思って、観るのやめました。スタッツみてびっくりしました、70点を取るくらいリラードが出なければいけないゲームには見えなかった・・・ブレイザーズ困ってるんだなーって感じです。HC変えるならば、ボレゴはどうでしょう。結局守れないんだから、若くていいウイングを活かそうぜ！ってやって欲しいです。
ボレゴの多彩さを今のリラードが出せる空気でもないんですよね。
こんなにリラードが自分でやっていたら、来シーズンになっても改善してなさそうです。
チームとして成長するのが目的のシーズンだったんじゃないのかな。
本当に酷いチームになりました。
選手それそれはそんなに悪くないのですが、戦略が何もなくHCを変えるしか方法はなさそうです。サイモンズとヌルキッチが駄目なのは最初から分かっていたことなので、GMにも責任はあるでしょう。来シーズンこそこの2人を放出してまともなセンターを取って貰いたいです。今シーズンは諦めました。ヌルキッチはこのまま怪我をして出ないで結構です。
オフェンスは言われる通り、リラードがボールを持つと残り4人は立ってるだけ。ダブルチームや強く当たられると一旦ボールを預けるだけの横パス。切れ込んで苦しい場面では回りは立ってるだけなので、パスすればTOが増えるし、ブロックされることも多くなる。毎試合リラードが1対1で50点以上取れば勝てるのかもしれないけど、チームオフェンスなんてありません。サイモンズやグラントがボール持っても同じ状況に陥ります。他の選手はフリーになってもシュートは打たず、リラードを探すのがファーストオプションのようです。
ディフェンスでは、相変わらずの2-3のゾーンで、これも全く機能していません。リラードとサイモンズを並べるからこの戦術をとりたくなるのでしょうが、カバーディフェンスは出来ないし、ヌルキッチをはじめとするセンターは3人ともリムプロテクターからはほど遠い存在でゾーンは機能していませんが、変える気はHCにはなさそうです。ユーバンクスもワトフォードも頑張ってはいるけど、サイズも経験も技術もリバウンドも全部足りません。
折角のグラント、サイブル、レディッシュ、リトル、シャープ、ウインズロー（怪我）と動けて、ディフェンスの出来るウイングを揃えているのに全く生かせません。何も出来ないサイモンズとC陣を使わなくてもスモールラインナップでマンツーでディフェンスした方がまだマシです。早く間抜けなHCを首にしてくれ！