〇得点 31
〇オフェンスリバウンド 12
〇セカンドチャンス 13点
本日最大のポイントはオフェンスリバウンドからの得点でした。必ずゴール下に参加しファイトしたズバッツの運動量は素晴らしく、フィジカルな戦いにもかかわらず、インテンシティを落とさなかったスタミナこそが最大の武器でした。
逆にこれをするのが難しいからこそ、センターは2枚を使い分けた方がベターなんだけどね。それを感じさせないファイトっぷりはアダムスみたいでした。
〇ディフェンスリバウンド 17
一方でディフェンスはややネガティブです。1つにはアウトサイドをチェイスせず、ゴール下に徹していたことがあります。そういう戦術だからね。もう1つはペイサーズの事情です。
〇ペイサーズのFG
2P 27/52
3P 9/42
トータルで58本ものFG失敗があり、そのうち17をズバッツが奪いました。およそ30%を抑えたので、ズバッツはよく頑張りましたが、運もあった感じですね。運なしで29リバウンドとかありえないしね。
ズバッツがゴール下専任なので、ターナーとジェイレン・スミスが3Pを打ちやすかったことも良い方向に働きました。1Qは決められまくっていたので、ここで対処する可能性もありましたが、点を取れていたのでズバッツ継続が効いた。
ということでやっぱりオフェンスリバウンドがデカかった。ズバッツの平均オフェンスリバウンドは3.4と昨日のシェングンより僅かに少ないくらいですが、それが12まで伸ばしたのは偉大だったね。
ターナーのファールトラブルも大きかったですが、それ以上にジェイレン・スミスのマズさに徹底的に付け入り、アイザイア・ジャクソンを圧倒したのが偉大でした。1つひとつを切り取れば「相手がさ」にもみえますが、とにかくこれを続けられるのは偉大。自分の仕事に全力で向き合ったズバッツでした。
https://basket-count.com/article/detail/130198
ところで、ズバッツといえばクロアチアのセンターです。しかし、ユーロバスケでのプレータイムは19.2分と短く、よりスピーディーな展開を好んだチーム事情の中で、能力を発揮できたとは言い難かったです。2.2ORとらしさを出しているけど。
このタイプのセンターは使いどころを見極める必要があるってことでしょう。NBAでもズバッツは欲しくないチームはありそうだしさ。なんならクリッパーズは欲しくない部類にもみえるけど、ウイングとは違う特徴のセンターを置いておきたい戦略が成功しているようにみえます。
ズバッツのモンスターナイト。それはズバッツを使う意味が凝縮された試合だったのかもしれません。
トランジションに参加する運動量、フィジカルファイトし続ける献身性、ゴール下を固めること、自分の仕事に没頭すること。
そこに複数の要素が重なってリバウンドが吸い込まれるようにズバッツへと落ちてきました。
レナード、ポール・ジョージ、モリス、バトゥーム、コビントンとPF対応するウイングを多く抱えるチームにおいて、センターがいる意味を強く感じさせる試合でした。