イビチャ・ズバッツのモンスターナイト

31点
29リバウンド
3ブロック
5ターンオーバー
6ファール

まさかのズバッツによるモンスターナイトが開催されました。どちらかというとインサイドの中継役としてトリプルダブルの方が近そうに見えていたのですが、29リバウンドの破壊力はゴール下の強みがでています。

本日はクォーターごとにスタッツを出して、感想を書いていきましょう。

◎1Q(14点、9リバウンド、2ブロック)

試合は本日の主役であるズバッツのポストムーブから始まります。幸先の良いスタートですが、相手はターナーなので随分と強気だったね。

ここからゴール下を支配・・・とはいきませんでした。普通にターナーがリバウンドを取って抑え込んでいきました。ところが、ターナーがファールすると早々に下がります。ローテの一環ではありますが、アイザイア・ジャクソンが出てきた5分の間に一気にズバッツが支配しにいきました。

ペイサーズは時にジャクソンを3-2ゾーンの前に置き、その機動力を全面に出すディフェンスを組みました。それはゴール下のカバーをジェイレン・スミスにやらせるツービッグならではの作戦なのですが、このメガネ・スミスが酷いオフボールディフェンスをしてしまいます。

単にズバッツを捉まえられないのではなく、ペイント内に侵入しているズバッツを見ておらず、常に良いポジションを奪われ、かといってカバーに行く気持ちも薄くてボールばかり見ていました。

マンツーになってもジャクソンがアウトサイドまで追いかけたらフリーになっていたズバッツ。良い言い方をするとクリッパーズがコンビプレーで崩したのですが、そのコンビプレーにおいてゴール下を優先的に塞がなかったペイサーズです。

また、ジャクソンとのマッチアップになれば、シンプルにズバッツがフィジカルと高さで押し切りました。とにかくペイサーズはゴール下を固めるの意識が薄く、ズバッツだけでなく、テレンス・マンが次々に飛び込んできました。

あと、ターナーが戻ってきたらウォールがドライブで切り裂いて&ワンにしてた。2Q序盤にもファールしてファールトラブルのターナー。それはモンスターナイトを助けてくれたね。

とにかくズバッツに対する体の入れ方が悪いペイサーズディフェンスは、仮にドライブを止めたとしても、既にゴール下にポジショニングしているズバッツにオフェンスリバウンドを取られていきました。

1Qのオフェンスリバウンド 5
セカンドチャンスポイント  8

ズバッツは9リバウンドと14点でしたが、その大半はオフェンスリバウンドで稼いだわけです。マジでメガネの対応が悪すぎるわ。直接マッチアップしていなくても迷惑をかけてジャクソンやターナーが釣りだされてしまってたよ。

一方でジェイレン・スミスがどうしようもなかったわけではありません。というかズバッツはズバッツで苦しかった。

3Pのあるターナーを避け、ジェイレン・スミスをマークしたディフェンスのズバッツ。クリッパーズはズバッツを余らせるディフェンス戦術を好んで起用しており、ウォリアーズ戦でもルーニーをガン無視して裏のスペースを消すことに専念していました。

しかし、マークがこないのでジェイレン・スミスが次々に3Pを決めていきました。空いてるから3P打っただけ。これによりクリッパーズディフェンスも問題を抱えてしまいました。ただし、ターナーがベンチに下がるとジャクソンをマークすればいいだけなので、ズバッツはこの時間帯にディフェンスリバウンドを稼いでいます。

1Qの状況としてはジェイレン・スミスvsズバッツがキーポイントになっており、お互いにお互いのオフェンスを止められなかったのでした。本来ならクリッパーズはウイング並べれば止めることは可能でしたが、ズバッツで取り返せるので現状維持を選んだし、本来ならペイサーズは交代させればよかったけど、ファール問題もあるので現状維持を選んだ。

そんな展開がモンスターナイトを生み出したことになります。

2Q(2点、6リバウンド、1ブロック)へ ⇒

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