イビチャ・ズバッツのモンスターナイト

◎4Q(9点、8R、4TO)

13点差は油断する点差ではないけど、ムリする必要のない点差です。しかし、3Q10分チョットプレーしたズバッツをはじめから出してくるので、記録狙いなのでしょうか。でも、違う理由もちょっと触れてみましょう。

クリッパーズはウイングが充実しており、5ウイングも試していました。ズバッツはスターターセンターですが、「スターター」であるだけでメインユニットではないタイプのセンターでした。ちょっと昔のウォリアーズに似ているね。

だからセンターはズバッツで十分だし、ズバッツに求められるのはフィジカルやサイズのある相手に対抗することです。本来、ペイサーズのようなビッグマンも3P打ってくる相手ならばウイング並べて対抗してもいいくらい。

しかし、昨シーズンからティロン・ルーはセンターを1枚入れて置く形を好むようになりました。当時はハーテンステインもいたので2人のセンターで戦っていた感じ。

〇昨シーズンのプレータイム
ズバッツ 24.4分
ハーテンステイン 17.9分

2人合わせて42分もあるので「スモールラインナップが得意技だ」とはいえないよね。そんな風に変更しており、ズバッツの重要性は高まりました。そして今シーズンはポール・ジョージに次ぐ30.8分のプレータイムです。プレータイムシェアするチームで2番目に長い。

まぁレナードが戻れば話は違うのでしょうが、他のセンターがモーゼス・ブラウンくらいなので、実はズバッツはクリッパーズで「最も代えが効かない選手」な気がします。最大のスターどころか7,8番手って感じなのに、他の選手には出来ない役割だ。

ということで、起用する必要がなさそうなシーンなのに、ここでも起用されているっていうね。開始5分で19点差になったけど、交代させる雰囲気なし。膝に手をついて疲れてそうなズバッツ。

ターナーが3Pを打ち、そのリバウンドをとったけど、ヒールドに奪われてしまうなど厳しそうにみえました。

しかし、とにかく3Pを外しまくるペイサーズ。そしてリバウンドに参加しないペイサーズ。ボールは引き寄せられるようにズバッツの手元に落ちてきます。

ポジティブにいえば「必ずゴール下でリバウンドに参加するズバッツ」
ネガティブに言えば「3Pチェックにいかず、リバウンドに専念しているズバッツ」

でも、後者はクリッパーズディフェンスの狙いだし、それだけビッグマンは3Pを楽に打てるのに、後半になって全く決まらないペイサーズです。前半はジェイレン・スミスが決めていたのだけど、後半は止まってしまったよ。

あまりにも決まらないからか、6分くらい残して諦めてしまったカーライル。ガベージタイムですが、クリッパーズは主力が出続けます。そもそも主力じゃない選手が少ないからな。唯一、ガベージしたいのがズバッツ⇒モーゼスの気がしますが、そこの交代はしないのでズバッツに稼がせたい様子です。

ジャクソンのマークは相手にならないとばかりに1on1を決めればウォールのロブパスからフィニッシュ。さらに2人に囲まれても強引にシュートを打ち、フリースローを稼いだズバッツでした。

4Qは9点ですが、うち7点はとらせにいった感じでした。そして疲れているので足がついていかず3つのファールをして退場。ターンオーバーも4つ。良かったのか悪かったのか、よくわからなかったですが、8つのオフェンスリバウンドは通常営業の中で奪ったものでした。

まとめ ⇒

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