開幕戦 レイカーズ@ウォリアーズ

2022/10/19

開幕です。YouTubeライブしたので、展開に合わせた内容はそちらを聞きながら試合を見てもらうとして、全体の感想を書いていきましょう。

◎ウォリアーズのローテ

チャンピオンチームなのにロールプレイヤーがごっそりいなくなり、若手ばかりのベンチメンバーをどうしていくのかは注目点でした。また、プールを殴ったドレイモンドほか、コンディションが整っていないらしく、プレータイム制限があるような発言をカーがしていたそうです。

フタを開けてみるとレイカーズのオフェンスが酷く、ロースコアになったことで前半のウォリアーズはベンチメンバーの時間が長くなりました。ワイズマンが出てくると急激に得点が止まったものの、ロースコアなので慌てる必要もなく、ディヴィチェンゾがPGし始めると見事にワイズマンとのツーメンゲームを完成させ、プール⇒ワイズマンも決まりました。

予定通りなのか、試合展開が合致したからなのかは不明ですが、前半は変わったプレータイム配分でした。

〇前半のプレータイム
クレイ 18分
ドレイモンド 13分
ルーニー 8分

プール 14分
ワイズマン 11.5分
ジャマイカル 7分
クミンガ 8分
ディヴィチェンゾ 8分

ムーディーも含めた11人ローテでバランスよく配分したウォリアーズ。カリー&クレイで3P8本全て外したものの、59点を奪って7点リードでした。

そして休んだ分だけ3Qにしっかりと爆発し、楽勝ペースに。そこまでは良かったのですが、大差でやや適当になったことで、プールがシュートミスを重ねるわ、クミンガが悪目立ちするわで、怪しい空気が出てきました。

ってことで、後半は主力のプレータイムを抑えつつも、若手を大量起用するのが危ない展開だったので、前半とは違う事になりました。

〇後半のプレータイム
クレイ 10分
ドレイモンド 11.5分
ルーニー 13分

プール 12.5分
ワイズマン 5分
ジャマイカル 16分
クミンガ 5分
ディヴィチェンゾ 13.5分

ということで、後半になって信用されたのはプール、ジャマイカル、ディヴィチェンゾでした。特にジャマイカルは5つのオフェンスリバウンドでトランジションのやりあいをハードワークで支えるとともに、3Pも決めたのでした。

ってことで、プレシーズンとは違うよね。安定したディフェンスとハードワークの重要性というか、わかりやすくトスカーノ他がいなくなった穴を埋めたのがジャマイカルでした。

クレイが制限されていたからか、ディヴィチェンゾのプレータイムも長くなり、意外にもカリーと組んでいました。ってことで、若手は増えたけど普通に補強で入ってきた選手がローテの一角になりそうです。

◎特にいう事はない

さて、ウォリアーズの内容を見てみると、特にこれと言って言うことはありません。前半に決まらなかったスプラッシュブラザーズの3Pですが、3Qにクレイが決まると、そこからディフェンスをおびき出して、ゴール下へのアシストも通り、拡張性のあるオフェンスが展開されました。

もっと決まらなかったカリーはトランジションの中で、クソ難しい3Pを決めると、そこから気持ち悪いほどにシュートが決まるようになりました。それまだが何だったんだってね。

でも、少し時間を巻き戻しましょう。

前半のウォリアーズはオフェンスに困っていました。ドレイモンドのマークがADになっており、狙いとしては「ADはカリー他のドライブへのヘルプ担当でドレイモンドには打たせる」だったため、見事にフリーになったドレイモンドのフローターが外れており、レイカーズディフェンスの狙いは機能しました。

そこからセカンドユニットになると、プールとディヴィチェンゾが思ったよりも連動しなかったのですが、それぞれのパスからはワイズマンのイージーバスケが生まれており、レイカーズの拙攻にも助けられて立派に戦えました。

そして再びカリーが戻ってくると、プレーを読んで止めに来たリーブスの逆を取り、連続でバックドアカットを決めました。このカリーのオフボールからズレが作られまくっていったので、停滞していたオフェンスが大きく動き出します。

とはいえFG42%、3P25%の前半だったので、全体的にはペースが速かったことで59点に到達しただけで、オフェンスそのものが優れていたわけではありませんでした。

でも「ペースが速い」というのは重要で、カリーにしろクレイにしろ楽に3Pを打てていたのでした。ここがレイカーズディフェンスの謎で、何一つ対策されていないのが明確でした。

YouTubeライブのコメントでは「開幕10試合くらい3P成功率が悪いカリーの特徴まで織り込んだ対策」というジョークまで出ていたくらい楽に打たせていたよ。それが結局は後半になって決まるようになったという試合でした。

以上、特にこれと言ってウォリアーズ側の事情には乏しい試合でした。いつも通りの狙いを繰り返していき、それが決まらなかった前半と、決まった後半。そして3Pで釣りだしておいてのインサイドの有効利用という大きな流れは何も変わらないぜ。

ただし、選手の起用法については(入れ替わったから)当然、違いはあったので、オフェンス力のある相手と戦う時に、若手中心のユニットが通用するのかは、もう少し見ていかないとわからないですね。

次はレイカーズ側を振り返ろう ⇒

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