キャブスはどうなるのか。
〇プレーオフ通算
得点 28.3点
リバウンド 4.9
アシスト 4.7
3P 36.9%
ルーキー時代から5年続けてプレーオフに進みながら、異次元のスタッツを記録している26歳。プレーオフでも50点ゲームを複数回達成しているスーパーエースが、トレード市場に出ている。
こんな現象はまずありえません。「活躍はするけど、大事な場面では・・・」な選手はいるけれど、明らかにプレーレベルが上がっていくので、プレーオフで勝ちたいキャブスがステップアップするのに適した存在だったといえます。
どう考えてもジャズはバカな事をしたとしか思えないし、彼らがプレーオフで勝てない要因が何だったのかを、あまり重視していない動きでした。ここ数年のジャズは、なんだかんだありながらも、オフェンスは問題なく得点を奪っており、全く守れなくなるプレーオフというのが最大の懸念でした。
だからゴベア放出で立て直すのは理にかなっていたけど、まさかエースまで放出して、ゼロからやり直すとはね。
すごく嫌味な言い方をすれば、テイタム大好きエインジが、心のどこか気に食わないドノバンを放出し、ウイングエース中心に組み立て直しに行っているようにも見えます。頑張ろうマルカネン。
さて、元々書こうと思っていたドノバン・ミッチェル編があるのですが、それは「取扱説明書」として別に書くとして、今回のトレードについて振り返ってみましょう。
◎トレード収支
〇キャブス
ドノバン・ミッチェル
〇ジャズ
ラウリ・マルカネン
コリン・セクストン
アバジ
25、27、29年1巡目
26、28年1巡目スワップ
うーん、収支はちょっと難しいですね。
イメージとしてはプロテクトなしの1巡目3つにスワップ2つはデカすぎます。ただし、ゴベアのクレイジー案件は置いといても、デジョンテ・マレーもこれなので、むしろ安く見えてしまいます。
最近は指名権の価格低下というか、指名権の大奮発が増えていますが、これって言い換えると「取り返せる」っていう事情もあると思います。キャブスはともかく、ウルブズはディアンジェロやタウンズを放出して取り返せるじゃん。
その点では何故か25年スタートってのも関係しているかも。(来年の指名権がペイサーズに行くのかな)
普通に考えると未来に暗黒期が待っていますが、指名権がなくなるのが3年後なので一定の結果が出た後になります。その時点でダメならば、キャブスも指名権を求めた動きをすればいいだけっていうね。
ということで、今回の収支は「ややキャブスが勝った」とみてもいいかもしれません。だからといって「ジャズが負けた」ではないので、良いトレードなのかな。
もう1つのキーポイントはセクストンとマルカネンの処理に成功した事です。
セクストンの4年72Mは高いサラリーではありませんが、エース候補として微妙なセクストンに高い額を払えば未来がなくなってしまうので、ギリギリまで耐えた上での放出となりました。ランドルとブロンソンに高額を支払わなければ、ドノバンはニックスに行っていたでしょうが、キャブスは払わなかったから手に入れた。
次にマルカネンの高額サラリーも処理しました。マルカネンの場合は「周囲が安いから許されるサラリー」だったのですが、これがキャブスが勝ち始めたことで微妙になってしまいました。補強したくても、マルカネンのサラリーがネックだった。まぁラブはもっとだけど。
残り3年で52Mくらいあるので、やや売りにくい。ルバートは残り1年なので、ここを売ってウイング補強は出来ます。ルバートでアヌノビー手に入れたら優勝ですが、それはムリだろうな。
ジャズからしてもセクストンとマルカネンは戦力になるけれども3~4年も契約があるわけで、これで立て直すならドノバン中心で良いはずなので、やや微妙なものを受け取りました。その対価としてスワップ権利ぐらい欲しいって感じかな。
なお、ジャズの場合はここからマルカネンとコンリー、クラークソンを使って、ウエストブルック+指名権に変更すれば、契約期間が短くなります。ボグダノビッチは単体で売れそうなので別途かな。
あと、あれだよね。キャブスはついでにウイング1枚もらうべきかな。
ルディ・ゲイ
フォンテッキオ(トレード不可かな)
バンダービルド
ボルマロ
スタンリー・ジョンソン
ジャズには手ごろなサラリーのウイングがいるので、この中から1人を付けてもらうのが得策です。そうなればマルカネンを失った穴も埋めることが可能です。
ということで、収支としては両者にメリットがありましたが、もう1枚ウイングを付けてもらう事でキャブスとしては勝利って感じです。
いつもありがとうございます。
数少ないキャブス(ガーランド)ファンです。
NBA観戦歴約10年(プレイ歴0)ですが、このトレードを聞いて最初な思ったのは185センチガードコンビで大丈夫なのか?でした。
でも記事を読んでそれ以外のいろんな角度から事実を捉えられました。(自分の浅さというかやはりプレイ経験のないにわかなんだなーって思いました。)
たしかにプレーオフでスコアリングで大きく貢献できる26歳を手に入れたのは身長問題なんか忘れてしまうぐらいのメリットです。
どうなるかはわかりませんが、プラスに捉えつつモブリーがADになるのを期待しながら来シーズン見ていきたいです!
話変わるんですが、モブリーってワンビッグのセンターかツービッグのパワーフォワードどっちがいいのでしょう?
モブリーほどのポテンシャルあるビッグマンがあるならアレンを売りに出してウイング獲得しろよって思っちゃうんですけど(もしくはモブリー売りに出してアレンで勝負)違うんですかね?
最近ツービッグのチーム増えててワンビッグとツービッグどっちがいいのかとかわからなくなってます💦
というかプレイ経験がないとセンターとパワーフォワードの違いすら分かりません(カペラもルーニーも本来パワーフォワードじゃないんですか?笑)
なんかそこらへんの話しかけたら本当にありがたいです。
よろしくお願いいたします。
モブリーをワンビッグにしてしまうと、ヤニス、エンビード、ADなどなど、フィジカルビッグを相手にしなければいけません。
このレベルの選手と1試合通して戦うのは難しいので、ジャレット・アレンは必要です。まぁアレンほどサラリー高くなくてもいいかもしれませんが。
逆にネッツやヒート相手ならば、アウトサイドまで追いかける走力のあるビッグが必要で、それをモブリーがこなせばOK
相手に応じてラインナップを代えやすいビッグとしてモブリーを重宝するのが正解だと思います。
ミッチェル&ガーランド、ヤング&マレー、シモンズ&カイリーなど新しいバックコートデュオが楽しみな年です。スプラッシュブラザーズやCP&ブッカー等も含めて今シーズンの期待値などの記事が有れば見てみたいです。
スタメン予想をお願いします!
あと、来オフにウィギンスを取ったら全部解決なのでは?
とれないし、サラリー的にも若手で埋めた方が良さげ
ということで、もう1人、とりたいですね。
ガーランド(ルビオ)
ドノバン(オコロ)
ルバート(ウェイド)
モブリー(ラブ)
アレン (ロビン)
モブリーをセンターにして、ラブ&ウェイドと組ませるのは面白そうですね。