ファイナル セルティックスvsウォリアーズ

ゲーム3

中2日あるので余裕が出ますが、試合始まってから「あれっゲーム2って何がキーだったっけ?」となってしまいました。スナイダーとかペイサーズとか、2日でいろいろ考えていたら忘れたよ。

◎やらせたいことをしない

ブラウンの3Pに続いてゲーム2で点が取れなかったホーフォードも3Pになり盛り上がるTDガーデン。今日も滑っているぜ。

セルツのオフェンスはゴール下のホーフォードへのパスを封じ込まれ、ホワイトやスマートがドライブさせられていた感じでしたが、序盤はホーフォードが外にいる状況にして、テイタム&ブラウンのアタックを徹底しています。

特にロバートが交代になるとホワイト登場なので、より5アウトなドライブ&キックを意図しているのがはっきり出ていました。その中でローテされないようにカリー狙いのテイタムアタックなどもあり、ゲーム2で滲み出された対策を封じ込んでいます。

そしてセルツのディフェンスに対して、カリーとウィギンズのアタックくらいしか打開点がないウォリアーズ。チームオフェンスは個人で守り続けるセルツに消されており、エースが突破するしかありません。パスワークを使いたくても「1on1しろよ」という守り方だからね。

そしてウォリアーズもルーニー⇒ペイトン。ただ、これはスモールにしたいことよりも、ルーニーとドレイモンドがコートにいると3Pがないので、1on1のはずがカバーリングも用意されてしまいました。なので3P打てるディフェンダーが優先って感じです。

するとここでテイタム⇒グラントでツービッグに戻すセルツ。今度はインサイドカバーが減ったので、ホーフォードがインサイドにはいってOPJ相手のポストアップを押し込めば、ゾーンになったウォリアーズ相手にホワイトのパスからダンク。交代の順番が効いたセルツ。

スモールにして、ウォリアーズに合わせさせ、ホーフォードのインサイドという流れです。狙ったのかどうかは不明ですが、少なくとも3Pを構えていたホーフォードはウォリアーズの交代からペイントを攻めに行きました。これで26-11と15点リードになります。先制攻撃。

もう戻ってくることになったルーニーがゴール下で取り返すも、スマートのドライブがプールのファールになります。テイタム&ブラウンのドライブが決まるかどうかはキーポイントなので、その点でもセルツが優勢。

ゲーム2で素晴らしいディフェンスを見せていたペイトンですが、ブラウンのドライブに足を滑らせてファールしてしまえば、今度はブラウンにバックドアカットを食らいます。その後、テイタムがでてもブラウンのマークをしており、どうやらブラウンを止めに行ったようですが、全然止められていないぞ。あとダンク外した。

さらにステップバック3Pを決めたブラウンは1Qだけで17点。ここを止めたいウォリアーズの戦略は正しかったけど、全く止められなかったのでした。あとホワイトが全くドライブしなかった。キックアウトせずにブラウンが打ち切っていたからね。

1Q終盤にクレイが3Pとフリースローで追い上げて、33-22と11点差で終わります。セルツの弱みを使いたかったのに、使う前に決められてしまったようなウォリアーズでもありました。

【ウォリアーズがやらせたいこと】
脇役のドライブ&フィニッシュ
⇒そのためにはキックアウト3Pにチェックに出る
⇒そのためにはテイタム&ブラウンにパスをさせる
⇒そのためにはペイトンでブラウンをハードに守る

【セルツがやったこと】
ハードにくるペイトンの裏を取り
ハードに来たペイトンの上からブラウンが3Pを決める

2Q序盤はテイタムにパスを出させたのですが、ホワイトのドライブからグラントに合わせ、プリチャードはそのまま3Pを決めたので、上手く誘導しても、上手く守れていない・・・

◎トランジションゲーム

ビエリッツァが出てくるとクレイとのコンビでオフェンスが活性化します。ちょっとウエストを思い出した。シューティングコンビによるパス&オフボールによって、これまでの個人技しかない空気が変わります。ビエリッツァが効きまくり。でも、守れないから点差は広がっているけどさ。

で、4分経たずにビエリッツァはベンチへ。上手くいってたのにね。ビエリッツァいなくなったらクレイが止まった。

セルツの勢いは止まらず、テイタムが3Pを決めれば、大きく広げたことでゴール下でスマートvsカリーを作って押し込み。テイタムのスティールからブラウンへのアリウープは失敗したけどホーフォードがカバーしてファールドロー。テイタムはカリー狙いのドライブも決めて盛り上がるボストン。

苦しいウォリアーズでしたが、セルツのシュートが決まったことでテンポアップし、次第にトランジションでの得点が増えてきます。ウィギンズがトランジションでドライブダンクを決めれば、スマートの不用意なパスからカウンターになってカリーの3P。調子に乗ってしまったなスマートって感じでした。

ところが、ここでレフリーがホワイトのフロップに引っかかり、カリーは3ファールになります。交代させない選択のカー。ホワイトはドライブするとドレイモンドにコンタクトしての&ワンも決め、勢いを止めます。

せっかくクレイがテイタムを止めても、トランジションでドレイモンドのパスがホーフォードに奪い取られ、カウンターでブラウンのダンクに。なお、ブラウンは2Qになってから残り3分で初得点。

お互いにミスからのトランジションがあって、点の取り合いになった2Qでした。ただ、ハーフコートではカリーとウィギンズくらいしか手段がなかったウォリアーズなので、こうして早い展開が増えた方が可能性があったね。これはこれで、っていう前半でした。

68-56と70点に近づいたセルツ。ほぼオフェンスには問題なかったけど、ミスするとカウンターだから調子に乗ってはいけないね。

◎3Pラッシュ

2試合で3Qが+35点という懐かしのウォリアーズ。この3Qもカリーが連続3Pで追い上げます。一方でセルツはカリーのディフェンス狙いです。それは良いのですが、スマートが外から1on1しても大して意味はないような。見事にカリーにチャージドローされています。

ところが、そんなスマートがトランジションの3Pを打つ瞬間に、後ろから寄ってきたカリーへと腕をだして見事なファールドロー。カーもチャレンジできずに4ファールとなります。

そして自陣のスローインで目の前でパスを要求しているスマートではなく、タッチダウンパスでブラウンのダンクをアシストしたホーフォード。ウォリアーズディフェンスの隙を見逃さない見事な判断でした。ホーフォードはカリー狙いの押し込みもあるぞ。

トランジションが減ると厳しいウォリアーズですが、ルーニー⇒OPJで完全にインサイドを空ける作戦に。するとクレイのバックドアが飛び出し、またOPJがオフェンスリバウンドでクレイの3Pをアシスト。カリーもミドルで続いて再び一桁点差にします。

例によってホワイトにドライブさせるとレイアップミスになったのですが、直後にウィギンズからチャージドローで取り返すホワイト。今度はミドルを打たされて外れると、カリーの3Pが&フレグラントワンに。いかん。ゲーム2と同じパターンか。

このフリースローに続いて、ボールポゼッションでOPJがタフ3Pを決め一気に2点差になります。1オフェンスで7点取ったぞ。

なかなかシュートが決まらないセルツ。グラント、ホーフォードと外したところで、カリーが3Pで逆転です。OPJとのギブ&ゴーだったね。OPJのスティールからプールの速攻も生まれて効いているね。ビエリッツァにしろOPJにしろズルいな。

テイタムとスマートの3Pで逆転したセルツは、さらにテイタムのドライブでドレイモンドが4ファールに。守り切れていないけど、オフェンスは回復してきた。バスケってそういうもんか。

グラントの3Pにクレイの3Pと3Q後半はお互いの3Pで得点が増えていきました。93-89とセルツがリードを保ったものの、ウォリアーズは射程圏内に捉えたのでした。あとはファールがどうなるのか。

◎固いね

テンポよく打ったカリーの3Pが外れると、お互いに重たい展開になっていきます。点の取り合いになったり、重たくなったり忙しい試合だな。

そんな中でオフェンスリバウンドからチャンスを得ていくセルツ。ただ、オフェンスリバウンドといってもロングリバウンドの争いが多く、こぼれ球を追いかける続ける形です。

ウォリアーズはプールのダンスステップ、OPJのキックアウトからウィギンズの3P、カリーのステップバック3Pとファーストシュートの確率では負けていないのですが、セカンドチャンスの差で点差は8点前後をウロウロします。残り7分半でブラウンのドライブファールドローでドレイモンドが5つ目にもなった。

セルツはホワイトの時間が減り、ロバートとグランドを並べています。本来は厳しかったはずですが、ドレイモンドが出ているからロバートを余らせるような守り方で成功しています。言い換えれば的確なパスを出せていないドレイモンド。

ゲーム2を「1勝している余裕」からプリチャードとタイスが長く起用されていると感じましたが、このゲーム3は使う選手を少し絞った様子。特にロバートを出していて問題が起きないならば、その傾向は強くなるよね。

〇プレータイム
ホワイト 30分 ⇒ 23.5分
プリチャード 18.5分 ⇒ 10分
タイス 14.5分 ⇒ 0分

ゲーム2は長めのガベージタイムもあったので一概にはいえませんが、基本的に7人ローテ+プリチャードを少しというローテでした。より緊張感を持った戦い方ですね。だからこそOPJ活用でストレッチを狙っていましたが、そのOPJへパスが出てこないのでロバートでOKになっている。

テイタムのドライブからスマートの3Pが決まった残り5分。クレイのカットプレーはブラウンにブロックされ、テイタムのフェイダウェイが外れたのを全員がルーズボールにダイブしていくと、最後はスマートにボールがでて、後ろから押したドレイモンドが退場。今日ほとんど働かずに終わったな。

さらにホーフォードの下敷きになっていたカリーは足を痛そうにしています。次から次に襲ってきたからね。

ここでイグダラ登場しますが、ホーフォードに引き出されてロバートのアリウープ。これで14点差に広がります。イグダラはプレーできるけどOPJ優先にしていたのかな。でもOPJも下がったしな。不思議な起用法。

残り2分半。スマートがカリー相手のドライブを決めたところで、カリーが痛そうに顔をしかめてしまい、ゲームオーバーでした。まぁ仕方ないか。

4Qは23-11と固くて重たかったです。セルツが4つのオフェンスリバウンドを奪った分だけ優位に立った感じ。ただ、そこにウォリアーズがルーニーを投入しない戦い方を選んでいたわけで、1発で決めるオフェンス狙いだったから仕方がないかな。

それにしても終盤のエース勝負にならないねぇ・・・

◎うーん、難しい

さて、トータルで考えるとセルツの狙いは

・カリーのディフェンス
・ユニットのミスマッチ活用

この2つが目立ったゲーム3でした。ある意味でこちらも相手の弱点を狙って決めきる作戦だったのですが、それが何故か15のオフェンスリバウンドに繋がっています。後者の方が大きかったって事だね。

でもね。そういうことはウォリアーズも慣れているわけで、かわりに走れば良かったわけです。走れなかったのが致命傷だったわけだ。リバウンドをキープ出来ればトランジションゲームにもっていけたかもしれない。

〇セルツのオフェンスリバウンド 15
〇ウォリアーズのディフェンスリバウンド 25

さすがにこの差では勝てないよね。ウィギンズ、クレイ、カリー、ルーニーは批判したら可哀そうなレベルには奪っており、ドレイモンドの少なさと、OPJの0本が効いてしまいました。っていうか、全員がもっとルーズボールに勝てないと得意の展開にはならないか。

セルツは116点を取りましたが、3P37%が決まったことを除けば、リバウンド勝負でした。しかしゲーム2を思い出すと、ショートレンジのシュートミスが多く、そこで徹底してホーフォードがボックスアウトされていたわけでして、そこからゲーム3のオフェンスリバウンド祭りと考えれば違う印象も出てきます。

〇FG
ホーフォード 5/7
ロバート   4/5
グラント   4/7

ゲーム2が3人合計で4/7だったので、ホーフォード1人で取り返したくらいです。単なるリバウンドではなく、インサイド担当のバウンスバックだったゲーム3でした。そこには何があったのかというと・・・よくわからん。このよくわからない感じがセルツであり、ファイティングスタイルにみえる部分です。

ウォリアーズは全員でリバウンドに行くチームなので、セルツとしても個人のマッチアップの部分で奮闘し、それがポジティブな方向に強く出た。ただそれだけな気もしますが、1点だけあったのは徹底したカリー狙いによって、インサイドでカリーが守るシーンも多かったこと。特にホーフォードはこれで得点していたね。

ゲーム4でウォリアーズは何をすべきなのか。「頑張れ」が正解な匂いが強く出ていますが、オフェンスでカリーの負担が大きく、それでいてディフェンスも狙われるのは厳しい。普通にウィギンズにやらせていい気がしますが、どうなんでしょうね。

個人のマッチアップ対応が多く、全体が広がっているので、1on1はしやすいです。でもデュラントがいないので、カリーが行くのがメインになっています。それがスタミナ的に厳しくなっている気もしたゲーム3でした。

ファイナル セルティックスvsウォリアーズ” への3件のフィードバック

  1. 終盤のエース対決がみたいですねー、なんか今年のPOはクラッチタイムが少ないような・・・気のせいか?

  2. Ifの世界ですが、ウィギンスがKDだったらウォリアーズは今もボストンを圧倒する支配力を持つチームでしたかね?

    1. まさにデュラントが欲しい展開なので、この守り方だとデュラントへのヘルプからのカリー無双になりそうです。

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