2022/4/12
アンソニー・エドワーズがポール・ジョージと野マッチアップを制し、スーパースターへと駆け上がるのを見たい試合。しかし、タウンズの甘さが出てきそうでもある試合。
◎タウンズを消す
エドワーズがドライブを押し込み、タウンズがトラベリングで始まります。いや、お前はキャブスじゃないんだから、何してんだよ。そしたらモリスもサイドライン踏んだ。ポール・ジョージのミドルをも外れ、決めたのはまたもエドワーズ。こりゃマジでエドワーズの試合になるのかな。
ただ、ポール・ジョージのマークはバンダービルドです。そのチョイスはないだろ。というのもエドワーズがモリスになるとリバウンドへの参加とかも出てきて忙しそうじゃん。が、そのリバウンドを抑えていくエドワーズ。3Pもヒットして初めの7点全てエドワーズです。
さて、クリッパーズはタウンズのマークをバトゥームにしてきました。だったらポストアップすべきなタウンズですが、普通にプレーメイクに絡みに行くので、クリッパーズのプレッシャーが効いていきます。ディアンジェロにもプレッシャーかけられるから意味ないんだよね。
やっとポストアップしたら即座に飛んできたズバッツ。ダブルチームに対する対処が遅いというか、ディアンジェロ以外は動かないウルブズなので作戦がハマっていくクリッパーズ。基本的に試合運びも下手だし、ディフェンスへのリアクションも下手。それでも個人の強さで勝ってきたんだけど、タウンズがポール・ジョージとバトゥームに普通に止められています。
そんなわけでディアンジェロはエドワーズを使いたがります。エドワーズのドライブをブロックしたポール・ジョージ。管理人の期待とは逆にオフェンスのエドワーズ、ディフェンスのポール・ジョージという構図でディフェンスが勝っています。
タイムアウトのフィンチはタウンズとエドワーズをコーナーに置く形に変更します。そうね、それが狭くなった要因なので、まずはディアンジェロとベバリーでコートを広くしました。でもディアンジェロがバトゥームに3Pブロックされちゃって、なかなか決めきれない。さらにベバリーはレジーへオフェンスチャージ。チャレンジ要求しているけど、こんな序盤に使うわけないだろ。言い訳感が強すぎ。
一方でクリッパーズはしっかりとタウンズ周辺でプレーします。まぁズバッツがスクリーンするからってだけかもしれないけど、とりあえずスクリーンしておけば連動しないウルブズってことは知っているのでイージー。次々に外から打っていきます。外なので確率はそこそこだけど、タウンズを困らせれば勝機は広がるじゃん。
そしてやっぱりファールしていくタウンズ。バカだ。自分の価値をわかっていない。チームとしてもモリスにタウンズを付けて、ズバッツ周辺から解放すればいいのにね。そんなわけで別に決まりまくるわけじゃないけど、やりたいようにやっているクリッパーズ。そうそうにボーナススローにも辿り着いて、なんかもう楽しているよ。
ところがモリスはタウンズに足ひっかけてコールされたのに納得いかず、延々とクレームしてテクニカル。そのモリスを下げると出てくるのがコビントンという嫌らしいチームのクリッパーズ。ここでもタウンズのマークはコビントンにしています。あとゾーン。徹底してタウンズを止めに行く作戦だ。
残り2分半。まだ17-13とロースコアの接戦ですが、ベバリーが早くも3ファールになります。お前もか。オフェンスそのものは成功しまくっているわけじゃないけど、ボーナススローで加点していくクリッパーズ。
裏エースのテレンス・マンが登場すると、見事なギブ&ゴーから抜け出してコーナーへキックアウト。パウエルの3Pがヒットします。急にボールが回るようになるクリッパーズオフェンス。かと思ったらパウエルがドライブレイアップ。レジーのドライブ押し込みで26点まで伸ばします。
逆にタウンズがオフェンスファールして、ビーズリーはサイドラインを踏んで、どうにもこうにもウルブズ。ただ、マクダニエルズは見事なパスでリードのゴール下をアシストすると、ブザービーター3Pでなんとか20点に載せて1Qが終わります。
26-20というのは内容からするとウルブズにとってはラッキー。クリッパーズはタウンズを消す作戦が上手く機能したんだけど、オフェンスの方はマンが出てくるまでシュートミスが多過ぎました。まぁでもファールの多いウルブズなので、点差以上の差をつけたかな。
◎ファール、ファール、ファール
ディアンジェロの3Pで3点差でスタートの2Q。でも即座にファールしているマクダニエルズ。気持ちが逸っているのかな。それでも落ち着いたゲームメイクになったので、マクダニエルズもミドルを決め、ディアンジェロのフローター。ちょっとリズムが出てきたよ。
クリッパーズもレジーとパウエルの3P。さらにスティールからカウンターでコビントンがファールドロー。ギリギリのディフェンスファールだったけどね。
ちょっとレフリーが過敏になっている一面もあって、お互いに1Qにハードにファールしていたからか、ちょっとした接触でもコールしている感じです。2Qはそんなにコンタクトしていないんだけどね。レジーなんて触っていないのにファールコールされ、危うくクリアパスまでとられるところだった。
ウルブズはエドワーズが連続3Pをヒット。それはいいけど、ちょっと外に頼りすぎている。クリッパーズはコビントンが3P。こっちはドライブと3Pが混ざっている。ただ、ドライブは決まらず、パウエルのコーナー3Pは決まる。
エドワーズの活躍で追い上げるウルブズですが、チームメイトの不甲斐なさにちょっとイラついているようなエドワーズ。タウンズは出てきたけど、何しているのかわからないし、ベバリーは変な方向にパス出すし、ビーズリーはエアボールだし。それでもモリスのポストアップを止めるエドワーズによって、なんとか接戦。
一方で調子の上がらないのはポール・ジョージも同じ。それでも残り5分にドライブするとタウンズのファールを引き出します。これで3つ目のタウンズ。ほぼファール以外していないぞ。残り4分でドライブからファールを貰って、フリースローで初得点。
ところが、その次のディフェンスでリバウンド争いでファールしたタウンズ。もう4つです。おこちゃま。赤ん坊タウンズ。そして狙い通りといった感じのクリッパーズ。狙った以上かもね。モンローに慰められているタウンズ。
そんでもって乱入者が接着剤をまいたとか。もうボロボロなミネソタ。
でも、タウンズがいなくなってディフェンスの的が減ったクリッパーズは、ちょっとスピードに振り回されます。それまでは素早いダブルチームとローテをしていたのに、ターゲットがいないからダブルチームにもならないし、ローテのタイミングもズレてしまった。そして自分たちのシュートが決まらないのも続いていて、何故か作戦成功したのに反撃されてしまうとビーズリーの3Pで1点差に。ありゃりゃ。
ポール・ジョージはエドワーズとの1on1でファールドローし、エドワーズも3つ目。嫌な奴を追い出すことに成功するですが、フリースローは外すし、3Pも決まらない。
逆にレジーがディアンジェロにつっかけたらファールドローされ、今度はコビントンがマークに行くと、緩急にやられてフローター&ワン。同じような形からフェイダウェイミドルを決められると、最後はプルアップ3Pを続けられてしまい、まさかの逆転です。タウンズとエドワーズを追い出したら逆転されてしまったクリッパーズ。
バトゥームが前半最後に3Pを決めたものの53-51とウルブズリードとなった前半でした。内容的にはクリッパーズが圧倒していた気がするけど、エドワーズとディアンジェロの個人技で取り返してしまった。ウルブズらしいっちゃらしいか。ディアンジェロとエドワーズで30点、そのほかで23点だったウルブズです。
◎PG13
クリッパーズは予定通りに見えたので続ければいいのですが、タウンズがいない方が苦しかったので、狙っていいのか迷うよね。後半はよくわからないオフェンスから始まると、ジャンプボールシチューエーションでベバリーと小競り合いをしたモリスがダブルテクニカル。喜んでいるベバリー。なんせ2つ目だから退場のモリス・・・と思いきやベバリーだけがテクニカル。
ティロン・ルーはディフェンダーとしてのベバリーは起用していたけど、物凄く嫌そうだったんだよね。それがこういう部分だろうね。前半も明らかなフロッピングしており、1人だけ違うものと戦っていることが多く、チームの狙いとか関係ないんだもん。その割にはモリスは信用しているけどさ。
ポール・ジョージがタウンズのポストアップを止めると、ズバッツのフックで同点。エドワーズのドライブもショットクロックオーバーになるまで抑えますが、ムリヤリ打ったベバリーの3Pが決まるアンラッキー。さらにどうしてもディアンジェロの緩急にだけはついていけず、微妙にビハインドを背負い続けます。
ただ、もうタウンズだけにはシュートを打たせない。ファールしてでも止める。
ただ、もうとにかくポール・ジョージが決まらない。オープンになっての3Pが決まらない。そうこうしていると、エドワーズの3Pをミスをタウンズが押し込み、この試合初めてのFG成功になるとともに5点リードになります。
・・・が、タイムアウトの間にベバリーの3Pがショットクロックオーバーだったということで2点差に戻されます。そんなのあるの。そこそこ前のプレーだよ。3点が2点ならわかるけどさ。
モリスのミドルとレジーの3Pで同点になりますが、タウンズのポストアップからパスアウトでエドワーズの3Pに、インサイドへのパスでバンダービルドのダンク。やっとディフェンスが集中しているタウンズから、周囲への展開が出てきます。デュラントなんてパスしまくっていたぞ。
ところがポール・ジョージもやっと3Pをヒット。片方が良くなったら、もう一方も良くなるのか。そして再びポール・ジョージの3Pでクリッパーズがリードを奪い返します。何故かゾーンにしてポール・ジョージをドフリーにしているウルブズね。
で、オフェンスチャージするタウンズ。5つ目です。左手でバトゥームを吹っ飛ばし、そこからモリスに突っ込んだ。両方オフェンスファールだと思うけど。
ここからポール・ジョージで逆転するクリッパーズですが、タウンズがいないので、またもディアンジェロの緩急にやられてしまいます。しかし、またポール・ジョージがステップバック3Pをヒット。なんでエドワーズにマークさせないのか、華麗に決められてしまうウルブズ。モリスにもミドル&ワンが飛び出して、7点リードになります。
残り30秒、リードがポストから押し込んでファールドロー。タウンズだとヘルプが飛んでくるから押し込めないけど、リードは押し込めるっていうね。しかしフリースローを両方ミス。
対してポール・ジョージ対応でオコギーが出てきますが、足が全くついて行かないオコギーが簡単にファールします。プリンスの欠場が痛いといえば痛い。このフリースローをしっかり決めたのですが、残り時間がないから前から当たって潰しに行ったクリッパーズだったけど、ボールを運ばれるとリードが慌てずにコーナーにキックアウト。これをビーズリーがブザービーターで決めて、なんとか6点差で耐えたのでした。ブザービーターだらけの試合。
◎さようならタウンズ
ディアンジェロがドライブを決めると、守ってもコビントンからスティール。カウンターでマクダニエルズが速攻に行きますが、これをテレンス・マンがブロックします。わお!
それでもディアンジェロのパスからフリーになったマクダニエルズはダンク・・・をミス。3Qにポール・ジョージとの接触で膝を痛めており、ちょっと飛べてないマクダニエルズ。飛べてないけどズバッツのダンクには豪快にファールして止めます。
ディアンジェロに困っていたクリッパーズですが、ここでマークをマンにしたので、ドライブをブロック。そしてカウンターからドライブダンク。エグイなマン。でも、どうやら完全に「ポール・ジョージを休ませている時のみ」のプレータイムになっています。
5ファールのタウンズが戻ってくると、そのタウンズを引き出してレジーの3Pで10点差。タウンズは1on1で見事なステップインで決め返すと、パウエル相手にパワードライブでファールドロー。さすがに1on1だと決めるよね。
そして戻ってきて1分半後、エドワーズのステップバック3Pが外れたリバウンド争いで6つ目のファールをして退場します。マジで何やってんだお前は。総立ちで戦況を見つめてはいるけど、誰も慰めないベンチメンバー。
それでもマクダニエルズの速攻で取り返すウルブズは、激しいルーズボール争いから最後はビーズリーがコーナー3Pで3点差に追い上げます。
タイムアウトで戻ってきたポール・ジョージがミドル。同じように調子が悪くてもタウンズとは役者が違うぜ。でも、そのポール・ジョージを吹っ飛ばしながらのドライブを決めるエドワーズ。さらにエドワーズが外したのをリードが押し込みます。タウンズいらない。
そして残り4分半。ディフェンスリバウンドからの流れでオフェンスを組み立てると思いきやプルアップ3Pを選択したディアンジェロでウルブズが逆転します。
タイムアウト明けのクリッパーズのオフェンスはベバリーがひっかけて、マクダニエルズがダイブしてジャンプボールに。これをキープすると、何故かオフボールのマクダニエルズに2人が引っ張られ、ど真ん中が空いたエドワーズのハンマーダンク。大盛り上がりの会場。そしてパウエルを起用していたルーのミス。
とはいえ、この試合はタウンズ狙いのディフェンスでダブルチームやローテが激しいので、もっとミスが出てもおかしくなかったクリッパーズです。むしろここまで目立ったローテミスがなかったことの方を誉めるべきかも。もちろんバトゥームに戻します。残り4分。まだ点差は4点。まだまだ試合は終わらない。
◎クライマックス
ショットクロックがなくなりリードが3Pを打って外れるも、ルーズボールに食らいついたベバリーがファールドロー。ただ、やり直しのオフェンスもビーズリーが決めきれず、逆にポール・ジョージのドライブキックアウトからバトゥームの3Pです。
今度はエドワーズがワンドリブルからのステップバック3Pをヒット。チームで守り切ると、さらにエドワーズが仕掛けてキックアウトからベバリーの3Pですが、これは決まらず。決まらないけどリバウンドを取ったのはディアンジェロ。ハンドラープレーから、ワイドオープンになり2Pをヒットして6点リードにすると、さらにトランジションからエドワーズにワイドオープン3Pを打たせますが、決めきれず。あと1本が来ないウルブズ。
残り1分半。もうポール・ジョージだよね。そこに結局エドワーズをぶつけないので面白くない管理人。べバリーはオフボールでスクリーンなしで振り切られ、あっさりと3Pです。さすがのスーパースター。
ディアンジェロのミドルは外れ、残り1分3点差。ディフェンスシチュエーションでマクダニエルズやバンダービルドを投入し、もうワンポゼッションごとに交代するぞ。何故かマクダニエルズがレジー・ジャクソン担当なんだけどさ。
だからスピードアタックしたレジーですがレイアップをミス。ノータイムアウトのウルブズはエドワーズに託すと、見事なドライブでモリスを抜きファールドロー。MVPコールはタウンズからエドワーズに移りました。
ロッキーが流れる残り38秒。5点リードな上、クリッパーズは最後のタイムアウトを使ってしまったので守り切れば勝ちです。急いで打ったポール・ジョージの3Pが外れ、もうファールゲームへと移行します。
ってことで、11点、FG3/11、6ファールのタウンズの反撃に困りながらも、見事に7位シードを手に入れたウルブズでした。
〇アンソニー・エドワーズ
30点
3P5/11
〇ディアンジェロ
29点
FG10/18
いやいや見事だったね。ワンツーパンチで勝ち切りました。あとべバリーがタウンズ不在になったので11リバウンドと奮闘。1Qに3ファールだったのにさ。それはそれで益々タウンズがムカついてくるけどね。
何はともあれ、エースがいなくなっても接戦を勝ち切りました。特に後半はインサイドでの失点が少なく、ちょっとクリッパーズ側の拙攻にも助けられたかな。オフェンスは2人が見事だというしかないぜ。
クリッパーズは思ったよりもスターター重視でした。これだけディアンジェロにやられるなら、テレンス・マンを早く起用すればよかったのに、それもコビントンにマークさせちゃったからな。ガード止めるの上手くないのにね。
とはいえポール・ジョージは不調でもしっかりとリカバリーしていき、バトゥームのディフェンスも見事でした。ただペイント内得点が24点しかなく、そこを打開する手段はなくて外のシュートに頼るしかなかったのでした。その意味ではケナードがいなかったことと、ポール・ジョージとレジーが40分以上プレーしたことで、ちょっと疲れちゃったかな。
さて、これで8位を目指して戦うことになります。まぁイメージとしては勝てそうなんだけど、そうなるとファーストラウンドはサンズとの対戦です。これはこれで面白そうだよね。
ワンゲームプレーインは難しいです。総じて上手くいったのはタウンズをファールアウトにしたクリッパーズの方でしたが、それでもディアンジェロとエドワーズがいたウルブズ。そりゃあレナードがいないんだから仕方がないということにしておきましょう。
ミネソタはエース抜きで勝ったとありますが
エースは2人とも活躍してませんでしたか?
ヘタレ王はいつもどおりでしたがw
あとやはりパウエルはディフェンス下手ですねえ…
世間は彼のどこを見てディフェンスがうまいと言ってるのかさっぱりです
オフェンスもディフェンスも1番から3番までこなせる選手、もしくは高確率の3&D….パウエルのトレードの際の評価です。。
どれもできないのがパウエルですよ。byブレイザーズ好き
???「俺がいないと勝てないんだろ!」
タウンズ(縮こまる)
ディアンジェロ、エドワーズ「そうだよ、こいつ1人じゃ勝てんよ。だから俺たちがいるんだろうが」
こんなドラマを感じる試合でした。
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