クリッパーズvsラプターズ

2022/3/16

ビッグラインナップのラプターズですが、ヴァンブリードが戻ってきたので、戦い方も変わるんでしょうね。スターターのセンターは相手に応じているのかバーチ。ヨキッチとズバッツの違いを的確に利用するようでいて、したりしなかったりなのがラプターズ。

クリッパーズは逆にスモール大好き。だけどファイブアウトじゃないよ。ちゃんとズバッツを使ってワンビッグにしている時と、スモールにしつつも、誰かが偽センターをやる時間と。ただ、一時期と違ってモリスやバトゥームをスターターにしており、コフィ―も使っているので、ガードだらけラインナップを急激に解消しています。よくわからん。

◎ビッグスモール

マッチアップ相手がバーチってこともあるけど、外まで追ってこないズバッツ。ナゲッツ戦ならコーナーにいるアチュワが3P決めまくるケースですが、そんなことはしないので、インサイドに待つズバッツへのドライブアタックが少ない立ち上がりです。それでもヴァンブリードやトレントが3Pを放っていき、バーチはオフェンスリバウンド。中外バランスよく、普通のチームをしています。こないだの超ビッグとの対比がさぁ・・・

逆にクリッパーズの方がズバッツやモリス、時にはバトゥームもポストアップしていきます。その狙いは・・・なんだろね。単純にそういう選手を並べてしまっただけな気がする。ケナードもマンもベンチに置いてスピード不足な空気です。5連勝の後で2勝5敗なので変化を求めたのもスターター変更の理由かな。マンが下がっただけだけどさ。

そんなわけでお互いにインサイドを塞ぐこととなり、結果的にミドルレンジや3P中心になっていきます。タフなミドルを決めるシアカムとモリスで得点は増えていくぞ。

マンが登場するとインサイドアウトのパスをカット。さらにヴァンブリードにプレッシャーをかけて3Pをエアボールに誘導。トランジションアタックはレジーのパスミスで潰れたけど、スピードがあがって窮屈さがなくなったので、こっちの方が良さげ。

さらにケナードやハーテンステインも出すと3ー2ゾーンにして逆転に成功します。その頃にラプターズがビッグラインナップに変えてきたので対照的な構図になりました。

ラプターズのビッグラインナップはシアカムとバーンズのドライブから始まります。ただ、ここではシアカムだけになったので、3-2ゾーンならばドライブを止めるのは楽だよね。特にトップを守るマンはシアカムに押し込まれずに守れるしさ。抜かれなくても押し込まれて上から打たれていたデボン・リードとの差がある。

それでもラプターズはゾーンに対してボールを動かし、サディアス・ヤングがコーナー3Pにオフェンスリバウンド。そして再びコーナー3Pで再逆転します。ここだよね。ビッグなんだけどパスを回して3P決められるから成立する。1Qは28-26でラプターズリードでした。

結局はデカいとか小さいとか関係なく、マンやヤングのように総合力の高い選手であることが大事っていう1Qでもありました。

◎慣れ

2Qは長い手を生かしてショートレンジを押し込むバーンズと、スピードで切り裂くマンで始まります。わかりやすい対峙です。あと、この展開だとマン推しとしては非常に面白い。

面白いほどにバーンズvsマンのオフェンス勝負になっていきます。パスアウトして3P打たせ、リバウンド取って、再びドライブして。セカンドユニットの主役にマンを置くことにしたのかな。そういえばブレッドソーやウィンスローがいた頃と違い、PGがレジーだけになっているので、マンとケナードでやらせるのは合っているかも。

ちょっと分が悪そうだったか、ヴァンブリードを戻すニック・ナースですが、ドライブ待ちのオフェンスとヴァンブリードは相性悪い。普通のツーメンゲームとかの方が機能するよね。ってことで、点が取れなくなったラプターズは逆転を許します。オールスターガードよりもバーンズハンドラーの方が良かったという不思議な現象。

スターターを戻すとシアカムが押し込みアタックからのターンシュート。なんかビッグの戦いに慣れすぎた気もするけど、ゴリゴリ押し込み戦略です。vsケナード、vsレジーとミスマッチを利用していくシアカム。やることなくてトランジション3Pうって外すヴァンブリード。

やっと点を取れたのはバーチがスクリーンでフリーにしてくれたミドルでした。こういう普通のプレーが欲しいヴァンブリード。続いてまたもバーチがスクリナーになってくれて、抜け出してターンシュートを決めたので5点リードになります。なるほど、ヴァンブリードならバーチが必要なのかもね。

今度はシアカムにスクリーンに行ったバーチですが、シアカムはスクリーン利用がへたくそ。レイアップにも行けず、パスも通せず、もったいないプレーチョイスをしたと思ったら、高さでジャンプシュート決めてたけどね。マジでビッグラインナップに慣れてきたね。自分のマークが小さい選手になることを望んでいそうなシアカムでした。

さて、クリッパーズはシュートが決まらなくなります。レジーと同時起用になったマンはちょっと機能不全。その後、レジー⇒コフィ―になると、今度は完全にマンがPGとしてリーダーシップを取りますが、やっぱり上手くいかなかった。もっと動きのある選手と一緒に出た方が良さげなマン。って事でベンチスタートでいいのかもね。

前半は54-44でラプターズが10点リードします。接戦で推移したけど、2Q後半に点が取れなかったクリッパーズでした。うーん、そこまで変なオフェンスではなかったんだけど、やっぱり頼るべきポイントがないので、困ったときに何をするかは曖昧かもね。どっちかでいいから戻ってきて欲しい。

◎ほどほどに適当

後半もコフィー相手に押し込んでの高さで決めるシアカム。さらにボールムーブからトップでワイドオープンになり3P。やっぱり高さをアウトサイドで活用している様子なので、これでアヌノビー戻ってきたら、マッチアップがPFに変更されて調子を落とすかもね。同時に渡邊雄太を起用したくない理由もわかる。

これで15点リードに広がります。ってことでセオリー通りゾーンに変更するクリッパーズ。このゾーンに対してか、シアカムアタックの多さに対してか、どっちからわかんけどリズムを崩したヴァンブリードが3Pミスをしていくので、流れはクリッパーズに移っていきます。

クリッパーズのゾーンは良い意味で適当な部分があって、明確に地域を守るわけじゃないのは当然にしても、細かいルールが設定されているというよりは、ボールに対してはアグレッシブについて行って、空いたところは個人の判断でローテしていくような雰囲気です。だから、必ずしも同じ崩し方が効くわけじゃないんだよね。たまに空く選手はいるけど、ラプターズにはラウリーがいないので、確実に穴を使ってくるわけでもないし。

しっかりと整備されててもルールが一定だと攻略されちゃうから、ほどほどに適当な方が読まれなくていいよね。っていうのは、昨シーズンのプレーオフでジャズ相手に示した事さ。ただ後追いしているだけじゃダメだし、ローテの意識は重要。

面白いことに、今度はクリッパーズがインサイドへのパスで得点し始めます。ドライブすると止められることも多いけど、パスで振り回すとゴール下が空きがち。それはいいかえれば外にはディフェンスが出てくるので、なかなか打ち切れない面もあったけど、上手くディフェンスの狙いを外していきました。

そしてまたマンの時間になると、ドライブからストップジャンパーを決め、パスアウトからコビントンの3Pをアシスト。主役になろうとしているマンのプレー変化によって、78-74と4点差に迫って3Qが終わります。

◎クラッチ

4Qもマンから始まり、バーンズが返すスタートです。せっかくだから、バーンズを育てようとしているようなナース。でも今日はアチュワのコーナー3Pが決まらないし、ブルックスも外すので、ストレッチ出来ません。

マンのドライブからハーテンステインへのアリウープパスが通りダンク。トランジション崩れでマンが3P。マーン、マン、マン、マーン。サンダーのマンとは随分とプレースタイルが違うけど、PGらしくなってきたぜ。

タイムアウトのラプターズは24秒オーバーに追い込まれそうになりますが、ヴァンブリードがダブルチームに来る一瞬前にアリウープパスを通しブシェイのダンク&ワン。さらにスティールからバーンズの豪快なダンクで主導権を取り戻します。すると、ここでアチュワが3P。

つまりはゴール下へセンターへのアリウープパスを通され、パスアウトからセンターに3Pを決められと、両方を崩されたので、ちょっとゾーンするのが苦しくなってきたクリッパーズ。シアカムにドライブレイアップを押し込まれて点差が8点に戻ってしまいます。っていうか、タイムアウトから立て直しすぎだろラプターズ。

クリッパーズはレジーがアチュワを引き出して1on1を挑みますが連続でミス。でもリバウンドを取るマンとモリスで何とか対抗し、トランジションでコビントンのレイアップ。モリスの3Pもつづいて残り3分3点差に追い上げます。

トラップ気味に守るクリッパーズはボールがフロントコートにあるのに、バックコートでバーンズに張り付いているマン。次のディフェンスはダブルチームからヴァンブリードに襲い掛かるマン。意味わからんが、1人で2人分動いているマンで何かが起きそうに見えます。それは悪い方に出て、フロップしたところでヴァンブリードに抜かれてフローターを決められてしまった。

レジーがドライブ&ワンを決めた後、フルコートプレスに行くのですが、これでボール運びからそのままレイアップに行ったバーンズ。なお、ここでのマークはバトゥーム。スピードで抜かれたけど、誰もヘルプに来てもらえず。続いてトレントが速攻に持って行ってファールドロー。

ラプターズは次の機会もバーンズにボールを持たせます。ヴァンブリードもシアカムもいるのに、ご指名はルーキーでした。おそらくバトゥーム相手が一番確実だと思ったんだろうね。しかし、ドリブルミスでターンオーバー。

クリッパーズはレジーがバーンズのマークをスピードドライブで振り切って、リバースレイアップをヒットし、残り1分半で2点差に追い上げると、ハイプレスで24秒オーバーを誘発仕掛けますが、アチュワがギリギリでねじ込んで残り1分4点差。

今度はプレーコールでゴール下のマンvsヴァンブリードを狙いますが、何故か勝負を避けて外に出てきたマン。上手くいかなかったオフェンスですが、リバウンドがモリスに落ちてくると、コーナーのバトゥームに繋いで3P。残り20秒で1点差。

ダブルチームでパスを促すクリッパーズ。そしてボールを受けたバーンズが緩いパスを出してしまい、食らいついたマンが振れるのですが、運の悪いことに、その先にヴァンブリードがいて接触。これがマンのファールになってヴァンブリードにフリースローが与えられます。

1本目を決めた後、2本目をミスしたオールスター。ところが、オフェンスリバウンドもヴァンブリードに。時間もないのでファールで止め、再びフリースローラインに立ったヴァンブリードは、またも2本目をミス。大事な場面で決められず3点差でクリッパーズのラストオフェンスになります。

狙ったのはモリスのアイソ。3Pしかない状況でアチュワ相手に振り切らずに3Pを打つのって、アイソじゃ無理でしょ。案の定エアボールになってしまったのでした。スクリーンからのムービング3Pをケナード、レジー、マン、バトゥームの方が良かったんじゃ・・・。

◎テレンス・マン

クリッパーズってクリス・ポールがいなくなったころからなんだけど、何か面白そうな題材になって書こうとしたら、半月ぐらいすると別の事やっているんだよね。だから書きにくいことが多い。今はケナードがね。出番というか活躍の場を減らしてしまった。

一方で明確に役割を変えながら、それもハードワーク担当からシックスマンとして主役キャラになっているマンは懐が深い。両エースがいない割に層が厚いクリッパーズなので、スターターで出るよりも、この方がマンの面白さが出ていたのが印象的でした。

ところでズバッツの良さは置いといて、スモールに変化するクリッパーズらしさはなかったね。ゾーンが効いていたのと、ラプターズが4ビッグをやってくるから変化出来なかったともいえるし、強気に出るには接戦過ぎたのかもしれません。

今日も主力を長ーく起用したナースですが、シアカムとバーンズが40分近く出ており、この2人のアタックを中心としてビッグラインナップらしき行為をしました。「らしき」というのはヴァンブリードが35分出ていたのでした。

で、予想はしていたけど、やっぱり超ビッグにヴァンブリードが混じっても、あまり意味がいないです。割とボールを持ってスクリナーを使いながらゲームメイクするヴァンブリードに対して、超ビッグはシアカムとバーンズのドライブアタックから展開するのが特徴なので、同時にやるのはバランス悪そう。

ナゲッツ戦はオフェンスリバウンドを取りまくりでしたが、今日はバーチが5つとシアカムが4つ取った以外は、そんなに取れなかったので、ヴァンブリードがいるからなのか、それともバレているから通じなかったのか。いずれにしても、超ビッグの良さは半減していました。

ってなわけで、相変わらず、どんな計算式をしているのかわからないラプターズ。これでギリギリ勝っておいて、時間と主に馴染ませたりするからね。いろんな武器を作っていくのは良いことだけど、これで成立するのかどうか、イメージはついてません。まぁ天才は成立させるんだろうけどさ。

お互いにいろんなことをしてくる対決でした。とりあえず通常通りテレンス・マンが面白かったです。最近はブルース・ブラウンの面白さが控えめなので、もっとマンをみようかな。

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