セルティックスvsホーネッツ

2022/2/2

選手が行き来する仲良しな両チーム。でもセルツに行くと上手くいかず、ホーネッツに来ると輝くパターンが多い。とはいえ、勝率は変わらないから求める水準の違いともいえるし、内容を見るとオフェンスの多彩さが目立つホーネッツと個人技に悩むセルツだからなぁ。

◎パサー

序盤から両チームの差は明らかで、裏に抜けるオフボールが頻繁に絡み、ポジションを動かしてのパスワークが冴えるホーネッツ。セルツはスマートがボールを持っていると、ロバートとの合わせが出て来るけど、ディフェンスの逆を取れるのはこのコンビくらい。

ただし、これが成功しているセルツとパスカットもされているホーネッツなので、鮮やかだけどホーネッツの方が点が取れません。1Qは27-22なので単に点が取れなかったホーネッツ。

またブラウンvsブリッジスのウイング対決では、ブラウンがスピードで抜き切ってのレイアップを決めれば、ブリッジスのドライブはコースを切って止めるので、個人のマッチアップでセルツが上回りました。そのブラウンのパスアウトからグラントのコーナー3Pも決まります。

総じてチームで崩しに行くホーネッツの方がきれいだけどミスも多く、スマートとブラウンを起点にしたプレーが上手くいくセルツは個人技だけど堅実でした。ここを止めきれないのがホーネッツの弱みってのもあって、ディフェンス力の差がでたよ。

◎ローテ

2Qになってもシュルーダーのスティールからトランジションに行き、Jリッチが3Pで早々に二桁リードにします。この時間のハーフコートはテイタムの個人技仕掛けだったので苦しそうだったのですが、またもJリッチが3Pです。外からのシュートが決まったことでアドバンテージをとったぜ。

ところでセルツのローテは頻繁に変わりますが、シュルーダーがシックスマンに落ち着きそうなのかな。休憩時間が長かった記憶があるホーフォードをセンターにして、シュルーダーとテイタムが仕掛けるのならば、インサイドのスペースも空いていいかもね。

ロバートの時間はスマートがプレーメイクしたほうがいいし、そこはボールをとめがちのテイタムよりもブラウンの方がハマるし、なんだか本日はスムーズなユニット構成で戦えています。あとシュルーダーとJリッチのガードコンビはスピードがあるので、こうやってディフェンスが機能するならば良い感じだね。

ってことで、続けてみていないからわからないけど、とりあえずローテが落ち着いたことで戦いやすくなったのかもしれません。あとホーネッツがスピード系統のチームだから、純粋に噛み合ったのかもしれない。

◎流れが変わりすぎ

ところがテイタム→ブラウンになると、ウーブレがブラウンをブロック。さらにブラウンへのパスを奪い取ります。個の戦いで上回られたので空気が悪くなるセルツ。即座にタイムアウトです。ホーネッツはヘイワードがいないこともあってか、ラメロがベンチに下がったらオフェンスに困っている空気もあるのですが、ディフェンスで上回ったからカウンターもでて追い上げ。

噛み合う両チームなので、ちょっとしたマッチアップの違いで相性がひっくり返り、速攻を出せた方がアドバンテージを取れるイメージです。タイムアウトをとってもプラムリーのブロックからカウンターでコディのダンク。トランジションからPJワシントンの3Pで1点差になります。鮮やかにひっくり返りすぎだろ。

そしてロジアーのミドルが決まった後のスローインで怠惰なパスを出したブラウン。これをウーブレが掻っ攫ってファールドローし逆転です。うーん、やっぱりきっかけはこのマッチアップだった気がするぜ。ブラウンがウーブレに負けて逆転されたセルツ。

ならばテイタムで再びリードするセルツですが、ここでもウーブレがテイタムからスティール。スティールされた直後にファールしたテイタムは3つ目でベンチへ。ウーブレのディフェンスがハマりまくる2Qのホーネッツ。

それはいいんだけど、ハマったから引っ張りすぎの印象もあるので、実はハーフコートの点が止まっています。ワシントンが3P決めてくれるくらいなので、逆転はしたけど明確なリードには出来ない。なお、ワシントンも長くなっている。

残り3分。プラムリーを下げてスモールラインナップに移行すると、リムプロテクターがいなくなったところにスマートがドライブレイアップでセルツが再逆転。さらにブラウンもベンチに下げてウーブレの価値を落としに行くと、シュルーダーのドライブフローター。ここはウケた。エースキラーしていたウーブレが、マークすべき選手がいなくなって困るっていうね。

そんなわけで2Q終盤にペースを奪い返したセルツだったのですが、ファールが多過ぎて、フリースローパーティーになったホーネッツも点を取れたので、互角で終わりました。ハーフコートオフェンスをしていた記憶のない前半のホーネッツ。トランジションとフリースローで点を取っていたよ。54-53でセルツが1点リードでした。

◎テイタムとラメロ

後半も先手はセルツ。テイタムからロバートへのアリウープ、ブラウンのキックアウトからホーフォードのコーナー3Pが決まり、逆に3Pミスが多くゴール下アタックもロバートにブロックされたホーネッツなので苦しい。ただ、セルツもトランジション3Pをテイタムが外して、一気にリードを広げるまでにはいかなかった。

ラメロが個人技フローターを決め、3Pも続けてチームを救いますが、テイタムはドライブからキックアウトでスマートの3P。批判を受けて意識しているのか、タフショットを打つのではなく、無理のないパスでチームメイトを使っていくテイタム。ラメロとテイタムの役割が入れ替わっているような展開です。

そのラメロがミドルレンジでフリーにされているのにパスを出してしまいターンオーバーになると、テイタムがドライブからブラウンへキックアウト。ブラウンはエクストラパスでスマートの3Pに繋げ、10点リードになります。ミドルを打ち切らなかったラメロの判断が悔やまれるし、パスアウトを徹底したテイタムでリードした。

タイムアウトを挟んでラメロのキックアウトからワシントンの3P。さらにラメロは自分の3Pが外れたリバウンドを取ってリバースレイアップ。一方のテイタムはブラウンのキックアウトからワイドオープン3Pを外し、ドライブレイアップもミス。タフ3Pも外すと、ラメロの3Pで2点差になります。おいおい。本業でミスってしまったテイタム。

〇3Qのテイタム
2点
FG1/5
4アシスト

〇3Qのラメロ
12点
FG5/9
1アシスト

「逆だろ」って感じの2人。なお、プレータイムは同じでした。そして最終的にリードしたのはセルツ。ってことは、テイタムがこういうプレーをしていれば、もう少しチームは安定しそうって事か。あるいは、こういうプレーをしているから最近は勝ち越しているのか。

2人が下がった後、ホーネッツにはアクシデント。エルボー食らったブリッジスが出血してしまったのでロッカーへ下がります。これで点を取る術がなくなってしまったホーネッツ。ロジアーがスピードアタックでレイアップを決めるも、前半に止めていたブラウンにドライブを返され、さらにパスアウトから最後はJリッチの3P。今日は決まりすぎじゃないか。

〇本日のジョシュ・リチャードソン
23点
3P6/8

最後にブラウンのミドルで88-78と10点リードにして3Qを締めくくったセルツ。というか、ビハインドにしてしまったホーネッツ。前半同様にエースを止めれば、どうにかなるという算段だったかもしれませんが、前半同様にハーフコートで点取れないのが痛かったね。

◎ラメロとロジアー

3Qから感じていたけど、完全にホーネッツの守り方に慣れてしまったセルツ。「ドライブアタックしてパスアウトすればいいんだろ」みたいな。シュート担当はポジションを動かしていないのに、スムーズにフリーになれるぞ。そのドライブの部分を止めていた前半と、止めきれていない後半。

そんなこともあってか、守り方をゾーンに変えてみたのですが、攻略法が同じだったので特に意味がなく、引き続き3Pアタックを食らいます。しかもグラントのドライブキックアウトからJリッチっていうね。やりたい放題になってきたセルツ。ただし、テイタムの個人アタックは決めきれないので、ホーネッツの狙いも理解できる。

オフェンスではラメロがディープ3Pに、ドライブからプラムリーの&ワンをアシスト。ロジアーがベンチで休んでいる時間帯であり、ヘイワードとブリッジスがいないので、ラメロが引っ張っていきます。ウーブレが決まらん。

ラメロが活躍するといいことがないホーネッツ。でもさ、「チームが悪い時に、エースが個人で引っ張る」のはあるある。だから、純粋にラメロが悪いわけではない。ないんだけど、ホーネッツって別にラメロのチームじゃないので、他の選手をプレーに巻き込めなくなっていくラメロの悪癖もあります。

この試合は3Qまでのラメロは大活躍だけど、それはチームオフェンスの最後にラメロにパスが来て決め切ったり、チームメイトがミスショットする中でラメロだけが決めてくれたりなので、文句のつけようがないプレーぶりでした。

ところが4Q前半のラメロは、チームメイトが決めてくれないという事実を無視しても、自分でやりすぎてしまい、出来の悪い試合のテイタムみたいになってしまっています。全くパスが出てこなくなってしまい、フリーになっているコディも無視されていた。ハンドラーのラメロがやりすぎるってのが、ホーネッツの負けパターンっていうのが、上のtweetなのですが、本当にそうなってしまったよ。

頭を冷やさせようとしたかタイムアウトのボレゴは、しっかりとオフボールを作らせ、ワイドオープン3Pにしますが、またもウーブレが決めきれず「だったらラメロでいいじゃん」になってしまいます。勝てば官軍なので、どっちでもいいんだけど、決まらなきゃ一緒だ。

残り5分、ここでブリッジスが帰ってきますが、ラメロが誰にもパスをせずにプルアップ3Pをミス。でもディフェンスではテイタムを止め、取り返してのカウンターでプラムリーにパスを通すも、プラムリーがオフェンスファール。パスを出しても上手くいかないラメロ。不運。

ならば勝負強いロジアーで勝負に行くと、ドライブに3Pで追い上げを図ります。さらにスマートがテイタムに出したパスがミスになると、拾ったラメロにテイタムがファールしてテクニカル&ボーナススロー。これで103-101と2点差になってしまいます。

〇フリースロー
ホーネッツ 27
セルツ   17

フリースローアテンプトに大きな差があった両チームですが、特に12本打ったラメロはアグレッシブなアタックで稼いだというよりもボーナスが多かった。それもディフェンスでボールを奪った直後にファールし過ぎるセルツの事情だったし、なんだったのか。

ブラウンのミドルで4点差にするも、ラメロのパスからワシントンの3Pで1点差。圧倒的にセルツペースだったはずが、残り5分から空気が変わってしまいました。そしてフリースロー以外はパスで結果を出していくラメロ。

残り1分。またもラメロのパスからロジアーの3Pが決まり、同点に追いつくホーネッツ。マジか。そんな空気じゃなかったのに。

セルツはテイタムがロジアー相手の1on1をチョイスし、スピンムーブからファールドローで2点リードに。

残り36秒で、タイムアウトのホーネッツは、再びロジアー狙いのプレーコールにしますが、当然マークが厳しい。それをみてロジアーにスクリーンに行ったワシントンが、すかさずポップして3Pに行きますが、これをロバートがブロック。素晴らしい判断だったけど、ロバートがよくぞついていった。

まだ時間があるので、ボールを奪いに行くディフェンスを見せたホーネッツですが、スマートに対してラメロがファールしてしまいゲームオーバー。よくぞ反撃したけど、惜しいゲームを落としたのでした。

◎よくなっているのかな

セルツは試合序盤こそ不安だらけだったけど、途中からの改善が目立ちました。それは相手とのかみ合わせなのか、テイタムの判断が良くなったのかわからないけど、ひとまずキックアウトパスがスムーズに出るだけのポジショニングが行われていたのは好材料。

ローテが定まってきたようにも見えるし、選手が揃うって大事。いいかえればコロナの影響って、HCのタイプがもろに出るのかもね。ピンチになったら工夫して成立させる能力の高いHCが結果を出し、熟成したいタイプが損をするのかも。ジャズは負けているねー。

ちょっと前はブラウンの重要性が目立っていましたが、今日の内容はブラウンでもテイタムでもなく、チーム全体で戦えていたよ。ここにスパイスとしての個人技が混ざればOKだし、最後に決めきったテイタムなので、ちゃんと成立したぜ。なお、スマートのパスミス案件は受け手も悪いので、もしも負けていたら・・・恐ろしいぜ。

ホーネッツはラメロの案件の通りかな。それは別にラメロだけじゃなくて、調子に乗りすぎて暴走するウーブレとかも一緒。勢いのあるチームだけど、時に勢いが強く出すぎてしまう。ボレゴが修正させたけど、やっぱりヘイワードが欲しくなるなぁ。

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