スパーズvsロケッツ

2022/2/4

ライブ配信した試合なので雑感スタイルです。

〇前半のスパーズ
2P22/35
3P 3/11

前半のスパーズは好き放題やっていました。2Pの成功率が63%も決まっているにもかかわらず、オフェンスリバウンドも6つあります。インサイドで好き放題やっていたわけです。唯一、シェングンとウッドを並べられた時間帯に守ることが出来ず困ってしまいましたが、そこでベイト・ディオップ投入により解決。

ロケッツは1on1で守る意識が高く、インサイドに侵入されてもカバーが少なかったこともあり、ビッグマンが弱いスパーズだけど、ドライブで切り裂き、オフボールカットで合わせ、オフェンスでは4ガードのメリットを生かしたわけです。ガードが多いならば3Pを増やしそうだけど、そういうわけじゃないぜ。

〇3Qのスパーズ
2P9/16
3P5/8

この前半を受けてロケッツはインサイドを固めに行きました。9/16という確率は立派にマズいですが、前半の酷さを受けた修正は出来ていました。そして案の定、3Pを打たれまくり沈みました。前半11アテンプトなのに、3Qだけで8アテンプトなので、いかにロケッツ側の変更が大きかったかわかります。

タフでも3Pを打ったわけでなく、ワイドオープンばかり打ち続けて20点リードに持っていったスパーズが流して勝ち切った試合でした。前半はインサイドを蹂躙されながらも3点差だったことを考えると、あのままで良かったんじゃないか疑惑です。

ハーデン時代のロケッツは、スイッチングディフェンスで1on1をベースとし、そこでやられることは許容しながら、出来るだけワイドオープンを作らない守り方をしていました。その肝にあるのはリスクを避けておけば、ハーデンのオフェンス力で勝ち切るという計算です。実際、それはオフェンスの天才ダントーニであれば、立派に計算が成立していました。

ってことで、ジェイレン・グリーンがハーデンのように育ってくれれば解決するわけですが、その匂いがしないことがロケッツの悩みです。

◎グリーンとテイト

点差がついてからのジェイレン・グリーンは素晴らしく、ウイングからスピードでマグダーモッドやヴァッセルを振り切るドライブを見せました。ミドルのジャンプシュートも決めており、さすがはドラフト2位というポテンシャルです。しかし、それらが見えたのは点差がついた3Qであり、KPJが離脱してからです。ここらへんが頭が痛すぎるロケッツ。

ロケッツのオフェンスはコンビネーションは使わず、こちらも1on1が5つあるような形で、それぞれがスペースを保つことであり、マーティンなんかもアグレッシブなアタックをするし、ベンチメンバーも含めて、個人の長所を使っていきます。

これはある種のバランスアタックとして成立するし、ちょっと前の流行系でした。今でもサンダーがこの路線で再建を進めており、個人のプレーを伸ばすという意味では機能しています。ただし、サンダーにはSGAとギディというプレーメイカーが中心なんだけどね。

ロケッツはクリストファーが控えPGとして、なかなかの活躍をしていますが、クリストファーの良い所は冷静さを保ってディフェンスを見ており、自分が打つべきなのか適切なチョイスが出来るし、だからこそ成功率の高さを持っている珍しいタイプの1巡目ルーキーです。

ガードとしてFG47%は立派だし、3Pも上手くなりそう。ただし、プレーメイキングタイプじゃないってのがポイントで、自らのアタックからチャンスを作ることは少ないし、タメをつくってパスをだすわけでもありません。今のオフェンス戦術では機能しているけど、PGというよりはウイングタイプに近いかもね。

〇クリストファー
23点
FG7/13
4アシスト
3スティール

今日はそのクリストファーがドンハマりしました。スパーズも個々のマッチアップを重視する感じなのと、プレータイムが長かったこと、あとザック・コリンズのディフェンスがマズかったこと等、いろいろ含めてハマりました。

さて、問題なのはグリーンのように多少強引でもアタックから打開してくれるタイプと、クリストファーは違うタイプだという事です。2人は並び立てるのですが、求められているのは高確率で決めきれる選手であり、5人がバランスよくアタックすることです。だからグリーンがスーパーエースとして期待されている空気はありません。

この問題を違う角度でみると、今日のテイトは悪い意味で気になるプレーを連発しました。スパーズはテイトにパートルを担当させ、明確に放置というか、パートルをヘルプ担当に置きました。ってことで、テイトは楽だったので個人としてのアタックをしています。それ自体は悪くないよ。

問題はスパーズに押されたタイミングでのアフタータイムアウトが、テイトばかりになっていた事です。これはそもそもテイトを使うプレーコールだったのではなく、結果的にテイトが打ってしまった感じなのが、二重に苦しい。

タイムアウトなので明確に指示を出してのオフェンスになっているはずが、デザインプレーをチームとして作れず、ボールを持ったテイトがチームオフェンスを作り直すよりも、個人アタックしてしまいました。テイトを愛しまくっているサイラスですら苦い顔していたもん。

シーズンが50試合を過ぎていながら、プレーコールが成立しない。コンビプレーの基盤が足りない。そんな要素を強く感じさせてしまったわけです。

もっとグリーン中心にしてほしいというのは、グリーンというポテンシャルを活用し、チーム全体を上手く回していく事です。でも、そんな形を志向していないのが頭の痛い所。シェングンのプレーメイクがないと、ノールールって感じ。なお、そのシェングンのプレーメイクもコート中央にいるテイトとウッドに邪魔された匂いもするぜ。

◎オールスター・マレー

話題の中心はデジョンテ・マレーがオールスターに選ばれるかどうかって事。純粋にウィギンズやドレイモンドよりも、マレーの方がオールスターに相応しいと思うけどね。SGAほかとの競争が出てくるのは理解できる。

〇マレー
19点
FG9/16
7リバウンド
11アシスト
4スティール

前半はトリプルダブルペースでしたが、後半は大差がついたのでスタッツを伸ばさなかったマレー。なお、伸ばさなかったけど、プレータイムは35分オーバーです。

本日は相手がアレだったこともあって、イージーにドライブしていきました。それにしてもFG9本決めて19点って少ないな。ノーフリースローでした。スマートにやるわけで、エースってわけじゃないんだよね。一番点を取っているだけでさ。

えーーーっと。特にないわ。次にいこう。

◎ザック・コリンズのデビュー

スパーズでのデビュー戦となったザック・コリンズ。復帰戦です。ケガばかりしているコリンズは4年間で154試合の出場なので、出た試合よりも休んだ試合の方が多かったくらいじゃ。それがスパーズデビューなわけですが、これまたセンターとして起用されました。

正直、ザック・コリンズにセンターはムリだよ。ましてやスパーズはワンビッグなので、コリンズが出てくるとノーヘルプ状態になってしまいます。あとファールも多い。そしてシェングンは「こいつは楽勝」と思ったようで、1on1でぶっちぎっていました。

普通にサディアス・ヤングと並べれば機能しそうなのに、意地でもワンビッグなんだよね。ポポビッチはどうしていきたいんだろう。

一方でオフェンス面ではやりたいことが明確になっており、期待を抱かせるスパーズデビューとなりました。これまでランドールにやらせていたストレッチ5役を任せました。3Pとミドルを決めており、ポストアップからインサイド合わせのパスも出しました。

点差が開いたこともあって、積極的にコリンズを使い、ポストでターンからのジャンパーも決めました。使い方としてはわかりやすいので、またもディフェンス問題に目をつぶれば良いわけですが、いつまで目をつぶればいいんだろうという、ザック・コリンズ本人ではなくスパーズ問題は大きくなりそうです。

もう1人同じタイプを連れてくれば成立するので、八村かクラークでも獲得しましょうか。

◎ケルドンは満足か?

最後にケルドンの話。3Qに試合を決める3Pを決め、28点を奪ったケルドン。フィジカルの強さを生かした3つのオフェンスリバウンドもあって、ビッグマン問題を抱えながら、このチームを成立させてしまうケルドンです。

そんなケルドンは金メダルももらって3年目のシーズンなわけで、オフには契約延長が控えています。おそらく、そこそこの額で納得すると思うし、活躍度もマックスからは程遠い。チームとしては残したい選手だよね。

一方で試合を見ながら、スパーズがものすごくスパーズしているので、ケルドン本人の希望はどうなんだろうと悩んでもしまいました。コリンズも復帰し、4番ポジションとして確定されそうなのでさ。

「もっと主役の仕事が欲しい」
「ガードとしてスキルを向上させたい」

常にサイズの不利を抱えながら戦っているケルドンなので、本来は2.5番ポジションくらいがちょうどよいわけです。だから個人としての未来を考えた時に、自分の道を変えるべきか選択するタイミングな気もしちゃうよね。

オフになってからでOKな案件ではありますが、タイアス・ジョーンズにプリモとPG勢が後ろに続くチーム事情なので、自分がケルドンの立場なら考えてしまうわ。トレード要求することもゼロではないよ。

まぁケルドンはそういうこと言わなそうな選手な気がするぜ。

◎トレードの話

予想外にブレイザーズとクリッパーズのトレードが発生しましたが、両チームとも今シーズンに賭けていないので、未来を想定したトレードでした。その意味ではロケッツとスパーズも考えないといけないぜ。スパーズの方は傾向的に、そんなことしないでしょうが、サディアス・ヤングの飼い殺しは辞めてくれ。

ロケッツは整理したほうがいいよね。うーん、ゴードンは売れないだろうけど、ウッドにしろテイトにしろ、3年後を考えたらニーズのある時に売り払うのがプレスティスタイル。でも、サイラスを見ていると売る気がしない。

そしてジョン・ウォールは売れるわけがないのでバイアウトするのかどうか。

なお、サンダーがサラリーが足りていないという変態事情があるので、指名権さえ出せば受け取る準備は出来ていると思います。

スパーズvsロケッツ” への6件のフィードバック

  1. 最近の数シーズンでキャロル、前年に活躍したライルズと飼い殺ししてた実績があるのでサドヤンもそのポジションに着いちゃう可能性はありますよ…ポポ的にはワンセンター+KBDみたいな選手を並べたいんでしょうかね?

    1. 飼い殺しっていうか、ちゃんと放出してねってことです。バイアウトでもいいから。選手の限られた寿命を削るのはちょっとね。

      ポポはダンカンを探しているようにしか見えなくて。

  2. ロケッツのクリストファーはGMのストーンから「ドリュー・ホリデーを目指せ」と言われている選手ですが、最近はエリック・ゴードンに似てきた気がします。実はゴードンのEFG%がキャリア最高だったりするので、そういうタイプが活躍しやすい環境かもしれないです。
    グリーンはドライブがヘルプに潰されまくって自信喪失していた時期がありました。昨シーズンのウォールもドライブした後に苦労してましたし、何とかならないのかと思います。

    1. ドライブをチョイスする時点で決めきるルート設定できている選手向きの戦術ですね。
      プレーメイカータイプには向いていないような。グリーンがどんな選手なのか、まだわからないですが。

      ゴードンがキャリアハイとは意外な!

  3. シェングンのプレイタイムがケガあけから伸びたのは嬉しいのですが、スターター陣と組むと渋滞気味でして。 2ndユニットのマーティン、マシューズ、ブルックスのがオフボールの連動がいいです。1試合前のキャブス戦ははウッドがウイング気味の動きでダブルビッグも機能してたんですけど、スパーズ相手に併用は良くない気がしました。
    クリストファーは徐々にアジャストしてきた印象で管理人さんの言う通りハンドラーというよりウイングで、撃つかドライブするかの判断がグリーンより早い、確実性を重視なのがいいです。グリーンがKPJがいる時に遠慮するんですよね。KPJが休みの時のが好き勝手やってて、素材型ルーキーだしそれでいいじゃんと思うのですが。チームがKPJにも期待してる感じで、シーズン当初よりハンドラーとしては良くなってきたんですけど。ゴードン、ウォールのトレードも難しそうで色々と嘆かわしいです。

    1. マーティンのオフボールが上手いんですよね。ストレッチのマシューズも含めて、そういう選手を増やさないと渋滞ばかりしそう。

      ゴードンとウォールは非現実的なので、現実として進めらる案件はなんとかしないと、選手が渋滞しちゃいますね。グリーンはもっと自由に派手にミスして欲しい。

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