マブスvsスパーズ

2021/10/28

意外と健闘しているらしいスパーズ。すごーく苦しそうだったんだけどね。何があったのだろうか。ガードが多いチームは爆発力があるので、それが上手くいっているのか、それともスパーズ特有の小さくても守れることが効いているのか。

マブスはドンチッチをパサーにしてオフェンスを組み立てることになりました。これは上手くいっている部分もあるし、行っていない部分もあります。でも大事なのは「2人目のプレーメイカー」がいないので、ドンチッチ1枚でどうやって成立させるのかってことです。

◎トラブル・マブス

ドライブからパートルの合わせダンクと、ホワイトのレイアップ、そしてパスアウトからケルドンの3Pってことで、やりたいことが絵に描いたように表現できているスパーズの序盤。つまりはフロアバランスが取れているのと、選手間の意識共有が出来ているって事だ。それはポジティブなんだけど、1試合続けるのは難しいよね。

そう思っていたら3分経たずにケルドンが2ファールになってヴァッセル登場。こちらもドライブからねじ込み早々に二桁リードになります。マレーも3Pで続くと15点差。エグイ。でも16-1だ。

そんなことより点が取れないマブス。6分半も無得点だった。理由はシンプルでガードが多く、平面でチェイスする能力が高いため、ドンチッチのパス1本で崩れるはずもなく。本当はもっとドンチッチが打てばいいケースだけど、スイッチさせる意味もあまりないことも含めて、コンビプレーで崩しに行けないのが厳しい。

いかにもポルジンギスの真価が問われる展開なのですが、本日はお休み。パウエルが1人で頑張っているけど、パートル相手なので圧倒することもなく。ってことで、クリバー&コーリーステインにします。ツービッグで違いを作ろう。

そしてブロンソンも出したのでドンチッチはポストアップに変更。これで点が入ります。高さがない相手にポストで起点作らないとダメだよ。その柔軟性がないチームはスパーズに苦労するんだろうね。

でもフォーブスの3Pで点差は20点に。ヤバすぎるマブス。スパーズについては内容も良いけど、単純にシュートが決まりすぎているので、気にしすぎても仕方がない。攻め手を欠くマブス。23-3です。

タイムアウトをはさみ、スパーズはドンチッチにダブルチームを仕掛けます。ポストアップを嫌がっている。でも、パスを受けたコーリーステインがダンクミスするし、チーム全員が3Pも決まらないし。にっちもさっちも。

スパーズもさすがにシュートが外れ始めたので点差は20点のママですが、非常に苦しいぜ。残り2分半でドンチッチもハーダウェイも下げることにしたキッド。こんなに上手くいかないなら、その方がいい。

すると早速ブロンソンのドライブ一閃。即座にタイムアウトのポポビッチ。ピックからvsユーバンクスにされたからイージーだわ。なんでサディアス・ヤングを使わないんだよ。

次もブロンソンvsユーバンクスを作る流れからパスムーブして最後はブルロックの3P。その次も同じ形からブロンソンがファールドロー。しかも、フリースローミスをクリバーがオフェンスリバウンドでニリキナの3Pに繋げます。弱点を見つけたら急激に点が取れるようになったマブス。っていうか弱点がわかりやすいスパーズ。

次のオフェンス?もちろん同じさ。今度はユーバンクスが迷っているのを見てインサイド合わせ。これで25-15と10点差にして1Qが終わります。どうなる事かと思ったけど、ほぼほぼユーバンクスとブロンソンのところで崩したマブス。あと、やっぱり得点が止まったスパーズなのでした。

だからユーバンクスじゃ無理だって。なんで、ここに拘るのかよくわからん。ワンビッグで使えるタイプの選手じゃないでしょ。負けたのはワンビッグじゃなくて、スイッチ誘導された時のスピード差への恐怖だけどさ。

◎トラブル・スパーズ

パートルを戻したのでディフェンスは弱点攻略から逃れたけど、オフェンスがダメになるスパーズ。単純にドライブで抜ききれず、ディフェンスを前にしてのシュートが増えてミスになっている。クリバーとコーリーステインがゴール下カバーに来るから、簡単には決められないぜ。

まぁあれだよね。「1試合続かない」といっても2Q序盤で通じていないのはマズいよね。タフショットにばかりなってしまい、ミドルを神確率で決めてくれるデローザンが恋しくなります。ペイント近辺のショートレンジが落ちまくり、ステップ踏んだミドルは外れるんだ。

開始4分で6点とられただけなんだけど、自分たちは1点も取れないスパーズ。酷い試合だ。やっとパートルがレイアップで初得点したら、ブロンソンにプルアップ3P決められ、続いてクリバーの3Pで同点。ホワイトが返したけど、ブロンソンにも3P決められて逆転

1Qの序盤に酷すぎたマブス
2Qの序盤に酷すぎたスパーズ
ウォリアーズとグリズリーズの頂上決戦を見ずに何を見ているんだ、と後悔する管理人

タイムアウトを挟んで再びブロンソンのプルアップ3P。ケルドンのドライブはブロックされる。ポポビッチは何を指示したんだろうか。クリバーの3Pも止まらず、一方で決まらないマレーのミドル、ドライブはクリバーに叩き落される。

フォーブスの3Pとヴァッセルの3Pで何とか落ち着いたんだけど、フィニースミスに3P食らってバタバタ。ただドンチッチが外してくれるから助かっているくらい。・・・なんてことを書いていたらvsパートルでステップバック3Pです。5点リードに。

・・・ところが、このシュートはタイムアウトを挟んでラインクロスで取消。そんなのあるのか。チャレンジしたわけじゃないよね。

ユーバンクスを出したらパウエルがユーロステップのドライブ。いかん。いかんよ。でも、パウエルはピック&ロールでゴール下をミスして助けてくれます。ドンチッチが外すだけじゃなく、ドンチッチの作った決定機も外れている。なんだこの試合は。

フォーブスの3Pで再逆転したスパーズは、マレーがやっとミドルを決めてくれます。でも、ドンチッチからパウエルの合わせが通るマブスに対し、マレーからパートルへのパスがミスに。

まぁそんな感じの前半でした。なかなかだったね。昨日のヒート・ネッツも点が入らなかったけど、そもそもこんなに決定機はなかったわけで、お互いのミスも目立っていました。

最後はミドルを決めるマレーに対し、ドンチッチがステップバックのディープ3Pで反撃。そしてフォーブスのブザービーター3Pでスパーズが49-47として前半が終わります。なんだか最後に帳尻を合わせたけど、両チームが40点に届かないんじゃないかと思ったよ。

◎決まりだすシュート

再び怪しい空気で始まるマブス。ドンチッチのワンパサー体制が守り切られてしまいます。足が止まっているな。一方でマレーとロニー・ウォーカーのミドルで加点したスパーズ。これが連続で決まり、リードを得ます。このオフェンスだとミドル決めないとダメなんだよね。マジでデローザンじゃん。

さて、ここからお互いにシュートが決まり始めます。フィニースミスとハーダウェイの3Pに、ロニーウォーカーとマレーの3P。そうして3Pが決まるから続けて打つと、ロングリバウンドになってカウンターアタック。なんで突然、動き出したのかよくわからんのですが、ここにきて正しく決まるようになっていきました。

ただインサイドはパートルがいるだけスパーズが上回ります。それを再びクリバー&コーリーステインのツービッグにして対抗していくマブス。うーん、やっぱりツービッグの方が良いし、古き良きストレッチ4の重要性が高まっているような。ニリキナの3Pで同点。続いてクリバーも3P。あぁストレッチ4!

どうやら3Qは両チームとも30点を超えそうだ・・・って思ったら、残り2分からシュートが決まらなくなります。ワイドオープンだって外しまくり。クリバーの3Pはベイタディオップがブロックし働かせなかったし。どっちもオフェンスリバウンドがなく、かといって速攻もないのでシュートが入らないだけで展開されていったよ。なんだったんだ。

76-76の同点で4Qに入ります。前半よりは点は入ったけど、これといった変化もなかったな。そこそこ打てるんだけど、3P→ドライブ→ミドル→3P→アリウープみたいに1つの崩しから、次々に連動するわけじゃなくて、3P→3P→3Pみたいになっているのが面白い試合でもあるよ。

◎フリースロー

ロニーウォーカーの3Pでスパーズが先手を取ったものの、後が続かず。逆にクリバーの3Pでマブスが逆転します。ところがクリバーはディフェンス時に接触があって足を痛めてしまいます。本日5ブロックで聞きまくりのストレッチ4はキーマンだけに、戻ってきてもらわないと。

本日好調のブロンソンがドライブすれば、同じく好調のロニーウォーカーもドライブ。しかし、ドンチッチが押し込んでのフローターとパウエルへのアリウープで再びマブスがリードします。

残り6分92-86とリードするマブスは、スパーズをショットクロックオーバーに持ち込むなど、3Pを除けば守り切れる雰囲気もあります。オフェンスはスイッチ誘導からドンチッチvsパートルなので狙い通りに時間も使いながら、リードを保っていく展開に。

同じ形からプルアップ3Pを決めたドンチッチに対し、ファーストオプションがどこかわからないスパーズはバランスアタックというよりは、パスを受けた選手がアタックしていく形で、上手く決まらず二桁点差に。ケルドンとヴァッセルがタフショットをねじ込んで一けたにするも、またドンチッチの3Pです。

戻ってきたクリバーが再びブロックで止め、マレーのシュートは決まらず。しかし今度はパウエルのダンクをホワイトがブロックします。どっちも意地を見せるディフェンスですが、時間を使っているのでマブスの勝利に近づいている。

ケルドンをドンチッチが止めたりして、残り2分で8点差。時間使ってセーフティはマズいのでドンチッチにダブルチームに行くと、パスが出てきたのをケルドンが読んでスティールからダンク。

同じ追い込み方から再びケルドンが飛び出すも、今度は取れず。そして時間を使ってから打ったドンチッチの3Pが外れたのをブロンソンがオフェンスリバウンド。働くブロンソン。ところが、このリバウンドから得たフリースローを2本ともミスるドンチッチ。

スパーズはパートルのスクリーンでハーダウェイが腹を抑えた間に、マレーが3Pをヒット。残り1分で3点差にします。

ホワイトがマークマンを見ながらドンチッチもケアしていくと、最後はドライブをパートルが止め、そこからトランジションに。でも、これをブロンソンが止めきって時間を使わせます。仕方なくタイムアウトのスパーズ。残り30秒。

マレーのドライブからパートルがフリーでフローターを打つも決まらず。オフェンスリバウンドをマレーが抑えるけど、やっぱり決まらず。2ポゼッション必要になるチョイスはいいけど、肝心のイージーを落としてしまったことで、ファールゲームに。ブルロックが1本落としてくれたので、残り20秒4点差。

マレーが行くのか、ステップバックなのか、微妙な動きをしてからサイドのケルドンへ。迷うことなく飛び込んだケルドンはファールドロー。でもフリースローを1本ミス。2本目はわざと外しに行ってリングにも当たらずターンオーバー。

ってことで、低調だったスタートから、後半は得点は増えたけど、最後はお互いにフリースローミスを重ねる、なんともレベルがあれな試合となりましたとさ。

〇フリースロー
スパーズ 9/15
マブス  4/13

なんじゃこりゃ。全員がシャックに教えを乞うレベルじゃないか。特にマブスは3Pよりも決まらなかったんだから、そりゃあ試合も締まらないぜ。これを決めておけばスパーズも勝てたんじゃないか。

〇ブロンソン
19点
3P3/6
7リバウンド
5アシスト

凡戦を救ったのはブロンソン。特にユーバンクスを狙ったプレーはスピードでぶっちぎるだけでなくパスも通していったよ。なお、フリースローは0/2だった。この活躍がなければマブスは前半で諦めることになったでしょう。

〇クリバー
12点
10リバウンド
6ブロック

ディフェンスはクリバー様様。6ブロックはエグイ。インサイドを制したストレッチ4(死語)の活躍により、守り切った感じです。ちなみにフリースローは打ってない。

〇得失点差
クリバー +22
ブロンソン+21

ハーダウェイ △23
ドンチッチ  △19

こんな惨状でした。まぁマイナスの殆どが開始直後なので気にすることもないけど、ベンチメンバーの奮闘により勝ち星を拾い取ることが出来ました。あぶねーあぶねー。

スパーズはフォーブスが3P5/7と決めながら、得失点差が△9になっており、良いシューターがいた状態でも周囲に連動してオフェンスチャンスを作れませんでした。層は厚いし、みんなドライブも3Pもあるけど、それらがミックスされている感じがしません。なので、そこそこ健闘している理由はよくわかんなかったぞ。

4試合終わって平均102.5点、FG41.8%と酷いのに、何故か3勝1敗のマブス。ディフェンスの勝利といえば勝利だけど、随分と運も良いような。いずれにしても、それはキッドらしさか。なんかプレシーズンでは堅守速攻のイメージだったけど、堅守堅守になっているような気も。

5試合終わって平均110点、FG47%とそれなりに結果を出しているはずが1勝4敗のスパーズ。その理由は守れない事・・・といいたいけど、今日の試合はそういうわけじゃなかったね。FG成功率の良さが結果に繋がるわけじゃないし、110点ってのは足りないって事だ。

なんだか対照的な結果になったのですが、どっちにしても両方とも苦しかった試合です。マジでマブスが勝っている理由はわからないので、キッドが有能ってことにしておきましょう。

マブスvsスパーズ” への2件のフィードバック

  1. パウエルのゴール下ミスもそうですが、なんかドンチッチとインサイド陣の合わせがいまいちあってないんですよね。
    多分今まではドンチッチが自分で行ってたところをパスにしてるから、レシーバーがパスを予期できなくてキャッチミスorシュートミスになっている感じがします、ここが合うようになれば、もうちょっと得点も増える気がしますね。

  2. スパーズはディフェンスが想像よりやられていないから戦えているといった印象です。それは昨シーズンもそうでした。
    オフェンスも昨シーズンからの変化が少なく、デローザンがいない分だけ苦労している印象です。プルアップ3Pが増えた気はしますが、その3P%とともにFT%も低いので点が取れない。マクダーモット、フォーブス、ランデールとシュート力のある選手を獲得したけど今のところその効果が薄い。ランデールなんて出場すらしていませんしね。この3人が入ったことでオフェンスに変化が出るだろうと期待していたので残念です。あと、ご指摘の通りユーバンクスを重用しているのは訳がわかりません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA