中国vsコートジボアール

スペイン戦やらないのかよっ!

なんだよダゾーン。全試合生放送じゃないのか。FIBAのページには放送になっているだけに、これまた厄介な。

ホームの中国はヤオ・ミンがいろいろ頑張って活動しているんだったよね。当たり前ではありますが、とてもエネルギッシュな試合の入り方。大歓声をうけつつ、ムービングしまくりのスクリーンをかけています。そしてファールももらいまくり。でもジャオチ―だけはNBAファールもらおうとしたらコールしてもらえなかった。アメリカも苦労しそうなルールだ。

ツインタワーの中国に対してインサイドに苦しみまくるコートジボアールは、ゴール下すら外します。それ外すのってビックリするくらいのイージーミスが多い。あまり苦労せずアウトサイドから打っているけど決まらない。

中国はインサイドが強いから使いたがるけど、そこばかり狙っているからパスカットされる。高いテンションと上回っているインサイドのわりに点がとれない。なのでロースコアなオープニングゲームになります。

コートジボアールにファールが多く、フリースローをもらえたことで助けられた中国と、でもそのフリースローの確率が高くなかったので助けられたコートジボアールでした。

コートジボアールのディアバテが最後に1on1からのプルアップ3Pを決めて16-14と逆転して終わりました。1人だけ上手い。

◉雑なコートジボアール

中国のオフェンスはトラブルになります。スターターで上回っていたインサイドがベンチだと歯が立たないので、ガードが攻めるけどバランス悪い。コートジボアールは良い形を作ってはパスが雑だったり、シュート力がなかったり。鮮やかに抜いてエアボール。4ON2でパスミス。

ツインタワーを戻すと追いつく中国。追いつくっていうかコートジボアールが加点出来ていない。とにかく雑なんだよね。

打開しきれない中国と、上手くいってもミスするコートジボアールという展開が延々と続きます。困ったのでジャオ・チーへの依存度を高めると、ゴール下の攻防が増えてお互いにファールコールされます。

中国はガードの6番が鮮やかなドライブを連発し、さらにパスコースを読んでスティールから速攻を生み出して追いつきます。インサイドが安定したのとジャオ・チーがストレッチすることも多いので上手く空いたコースを使っている6番。

ところがゾーンにした中国だったので3Pを決められます。またインサイドを守っている。でも、3Pにファールしてもノーコールになったりして、ラッキーもあって徐々に効果を発揮し始めます。コートジボアールはパス下手だし。

前半は29-29の同点。ロースコア。両チームともにファイトしまくるので見応えはあるけど、どっちもオフェンス力が足りない。足りない方向性は全く違う。

◉強気なのは中国

ツインタワーの一角11番が素晴らしいムーブで連続得点を奪い、中国が先制した後半。この11番と6番が良いね。そしたらジャオ・チーがディフェンスとそこから速攻を自分で持ち込んで流れを手にします。

中国のインサイドを嫌がるコートジボアールはボールを回すだけ。ギャップを作れても攻め気にかけて、結局はアウトサイドからの単発ショットに。形になっていないけど、オフェンスリバウンドはしつこい。

中国はスティールからの速攻あり、ゴール下のパワープレーありで自分たちの流れを手に入れますが、大したオフェンスをしていないけど、しぶとくボールに絡むコートジボアールなので印象ほどに点差が離れない。

そして次第にホームコートアドバンテージが出始めます。まぁこの程度はあるある。ホームだから気になるだけで、試合の中では一方的に有利なコールされることって珍しくないし。

8分経過したところで10点リードにした中国。落とせない初戦をハイテンションで乗り切れそうな雰囲気になってきました。コートジボアールはとにかく雑だし、思い切りも悪くなってしまった。

51-41で中国リードの3Q。このロースコアだと10点差を覆すって無理でしょ。

◉日本が相手ならどうだったかな

この両チームと日本が戦ったら、というのが気になる試合でした。スキル・戦術的には日本が上で、八村っていう武器もあるし、十分に勝てる相手です。

しかし、中国のインサイドはガッチガチ。パワーと高さでコンタクトを厭わないプレーが目立ちました。ファジーカスがこれをやられたら苦しむでしょう。そこにガードの6番はちょっと止められない気がします。

とはいえコートジボアールの問題はそれを必要以上に怖がった事。日本は割と強気に、ファジーカスも八村も恐れないからファールを貰える気もします。

そして中国はファールしまくり、引っ張りまくり。アンスポもコールされて高すぎるテンションで振り回していました。もちろん会場はブーイングだけど、諦めない守り方の大いなる欠点を露呈しています。

テストマッチの日本は、ホームコートアドバンテージをもらった感じだったので、それが逆になるとどうなるのかっていう。なお、中国は自分たちがリードしてから、よりファールが酷くなったわけで、それはレフリーが途中でコールしなかったことで勘違いした気もする。

一方のコートジボアールは全員がファイトして守れるのでスイッチも問題なく、どこのポジションでも果敢に守り、こっちもファールしていました。日本がこのディフェンスを崩せるのかどうかはとっても気になります。

まぁコートジボアールのオフェンスはしっかりとプレーを構築しても、最後が雑だからそんなに怖くないよ。でもオフェンスリバウンドはしつこいので、そんなところも日本がどうなるのか興味あったり。

さて、試合は反撃したいコートジボアールだったけど、雑さは変わらず。でも積極的に攻めたらファールを貰えたので、3Qもそうしておけば違ったのにね。

危ない前半だった中国でしたが、ビッグマンの強みを活かして戦い、コートジボアールの拙攻にも助けられた初戦でした。

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