観てない試合の感想を書く①

傾向と予測とスタッツで感想を書いてみましょう。間違っていたら遠慮なく書き込んで下さい。

 

 

◉ジャズvsサンダー 第3戦

 

ジャズのオフェンスについて、こんな事を書いています。

(ルビオという)動き回るパスの発射台に対して、同じく動き回るイングルスを抑えていくのは結構難しい。合わせるジャズの方はもっと難しいけど。だからサンダーはルビオをチームとして警戒することは半分諦めています

ジャズはイングルスで広げるのがゲーム当初の流れですが、そこはサンダーが許さない代わりにルビオに対しては警戒し仕切れていないわけです。これが第2戦の後に書いたジャズのオフェンスプランについて語った記事でした。

 

〇前半のルビオ

19点 FG6/11 6アシスト

トータル26点のルビオですが、その殆どが前半でした。それも2Qが多いので、サンダーのディフェンスプランによってアテンプトを増やしたと言えます。その結果、ルビオを警戒せざるを得ないので後半はミッチェル、イングルス、ゴベールが二桁得点しています。

前半のジャズのオフェンスプランは理想通りは進まなかったものの、サンダーの対策への対処を的確に行い、後半はプラン通りに進められる手はずを整えたと言えます。

 

〇前半のウエストブルック

10点 FG4/11 6アシスト 5ターンオーバー

一方でジャズのディフェンスはとにかくウエストブルックの突破を恐れることです。その理由はインサイドまで荒らされると手がつけられないからです。つまりPG同士ではこんな構図になっています。

サンダーはルビオ以外を止めたい

ジャズはウエストブルックを止めたい

その結果としてウエストブルックは真っ向から対策をぶっ壊しにいき、5つのターンオーバーで見事に粉砕されました。対策への対処に失敗したわけです。対処というか「オレは敵を真っ正面からぶっ倒すぜ」みたいな。

サンダーの狙いを外したジャズ、ジャズの狙いに飛び込んだサンダー。ある意味順当な内容でもあります。

 

ただし、一応弁護しておくとサンダーの問題はウエストブルックが突破しないとインサイドが攻められないので、アウトサイドが活きないのです。

〇ペイント内得点 36

シーズン中は44点ですがポール・ジョージが全く決めてくれない今シーズンでした。カーメロはそもそもインサイドまで行かずに打つタイプ。第2戦は最後にポール・ジョージとカーメロの3Pに託して負けたわけですが、その直前にグラントがドライブで切り裂いてくれています。

サンダーの課題は「インサイドをどうやって攻略するか」です。そうでなければポール・ジョージが3P8/11決めるしかありません。ファーガソン&アブリーネスに賭けるか、グラントに賭けるか、ドノバンの選択はどっちなのか?

 

といった感じで、

試合を観てないのに観たかのように書くコーナー

です。正直、試合観るの疲れた。

 

・・・・・・・・・・

 

◉ペイサーズvsキャブス 第4戦

 

キャブスがトラップディフェンスを継続したのかは観ていないので知りません。しかしスタッツ的には勝ちゲームを落としたと言えるペイサーズ

〇レブロン・ジェームス

32点 FG12/22 7アシスト

46分もプレーしているキング。本当にティロン・ルーはどうかしているし、働くキングもどうかしている。まぁでも、これね。46分で32点ですよ。十分にレブロンを抑えたペイサーズです。

キャブス的にはクラークソン(2/3)とコーバー(4/9)の2人が3Pを決めて稼いでくれたので、何とか上回れた試合でした。

 

ペイサーズは7人が二桁得点といつも通りではありましたが、計算外はここでしょうね。

〇FG

オラディポ 5/20

ボグダノビッチ 4/13

コリソン 5/14

 

第1戦大活躍のオラディポ、第3戦大活躍のボグダノビッチが押さえ込まれたわけですが、そもそもオラディポはトラップディフェンスにやられていたよね。で、そのトラップされると何故か存在感がなくなるPGコリソン&ジョセフ。その代わりにボグダノビッチが30点で勝利した第3戦。

ゲームレポートにはこう書きました。

 

序盤のファールトラブルでレブロンのディフェンスでスタミナロスが減り、予定外に元気だったからボグダノビッチが活躍した

マクミランHCがトラップディフェンスに対する答えを「ボグダノビッチのシュート」に設定したら第4戦はキャブスが持って行くはずです。コリソンとジョセフが目立っていなかったのでトラップへの対応は絶対に必要です。

トラップディフェンスしたかどうかは知りませんが、いずれにしても課題として見えていたはずのガード周辺の事情だったりします。だから形が違ったとしてもペイサーズ側はオフェンスの準備が不足していました。正直、このパターンで星を落とすのはもったいない。本当にもったいない。

16分で0点だったジョセフも含め、4人全員が活躍できませんでした。それは第3戦の時点で傾向として現れていた事実です。だからやっぱり第3戦のボグダノビッチが元気だったラッキーに助けられています。

 

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◉ロケッツvsウルブス

 

わからない。

第2戦しかみていないから、予想もつかなければ、ちょっと事実確認が難しい負け方をしているロケッツです。さっくりスイープすると思っていたけどね。

そういう意味では26ターンオーバーで勝ったシクサーズも試合観なければ理解出来なかっただろうな。ブレッド・ブラウンが「勝った理由がわからない」といっているらしいから、ある意味それは課題も含めて理解しているってことでしょうね。エンビートを誤魔化しながら起用しているし。

 

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◉バックスvsセルティックス 第4戦

 

これは後半だけ観ました。前半の時点で16点リードしていたバックス。それを追い上げたいつものセルティックスでした。

 

〇セルティックスは昨季のバックスが苦手

理由は相性が悪いからですが、またも前半35点しか奪えませんでした。第3戦同様にパーカー、デラベドバ、メイカーあたりがプレーしているときに大幅リードを奪っているバックスです。ブレッドソーの得失点差△2です。いや、ブレッドソーが悪いという意味ではなく、昨季からのメンバーで揃えると意思疎通できているだろうという典型的なお話。

それもパーカー12点以外はオフェンスで大活躍はしていません。守れてしまうキッドの遺産が継続しています。なお、後半はやっぱり得点をとられています。

スマートがベンチからブロックサイン出していたので、やっぱり何らかのオフェンスルールがあって、相手の弱い部分を判断しないとダメな雰囲気です。だからアーヴィングよりスマートが必要なここ2戦。

 

なお、レーティングでいえばバックスは105.6しかなかったのでオフェンス爆発したわけではありません。結局、頭を働かせるディフェンスも慣れが必要だよね。誰もが突然出来るわけではないし。

 

〇セルティックスの良くて悪い部分

セルティックスの良さは誰もが活躍するところです。それがスティーブンスマジック。しかし、管理人のとらえ方はスマートによるシステム的な弱点をついてしまう賢さを除くと、「マッチアップが有利な部分を個人で攻める」というのが得意技でしかありません。冷静な分析があるけど、そもそもバックスは明確な穴がないチームです。誰を攻めるのが正解ですか?

 

〇FG

ロジアー 3/12

モリス 4/14

この2人を除くとFG48%だったセルティックス。つまりは大失敗したのがバランスアタックです。ロジアーはクラッチ3Pを決めましたが、逆に言えばそれくらい思い切らないと決められなかったのです。セルティックスの良い部分は誰もが攻めるところ、しかし、自分達の強い部分を全面に出せずに一部の低確率で下回る結果になりました。

その中にはメイカー、パーカー、ゼラーによるブロック祭りもあった模様です。モリスって実はFG%低いからね。まぁしっかり守れば、それなりには出来てしまう選手なので穴が少ないバックスがリムプロテクトしてしまえば強いということです。

 

〇クラッチ

しかし、またも驚異のクラッチ力をみせつけたセルティックス(この辺はちゃんと観ていました)

残り1分をきってテイタムのジャンプシュートで遂に逆転に成功します。それをブレッドソーからブログトンの3Pで再逆転するも、ホーフォードにより残り30秒で同点になります。

ショットクロックギリギリになってしまったバックスはブログトンが打ちますが、外れるもそれを押し込んだアンテトクンポ!まさにエースの働き!残り5秒でバックス2点リードに。

 

セルティックスの選択は何故か、不調のモリス。不調かつマークはミドルトンなので別に有利でも何でもありません。そのミドルが外れバックスが星を五分に戻したのでした。

 

さぁ教えてくれ!何故モリスなんだ?

直前に決めていたホーフォード、その前はテイタム、そしてロジアーの3P。何より34点FG13/24と1人大爆発のジェイレン・ブラウン!

謎の終盤の選択肢で勝ってきた今シーズンのセルティックス

謎の終盤の選択肢で遂に負けたプレーオフのセルティックス

 

ブラウン&テイタムの若手コンビがシーズン中同様に、いやシーズン中よりも大活躍しているセルティックスは、こんな形で重要な試合を落としてしまったのでした。

 

半分観ていなかった試合でした。

 

・・・・・・・

 

観ていない試合を語ってみました。忘れないで、観ていないよ!

間違っていたら遠慮なくどうぞ。

 

観てない試合の感想を書く①” への6件のフィードバック

  1. 現時点でイーストを制すチームとウエストを制すチームはどこだと思いますか?私的には西はウォーリアーズ、東はなんだかんだでキャブスかなぁと思ってます。ヤニスが好きなのでバックスのカンファレンスファイナル進出を夢見てます。・・・可能性あると思いますか?笑

    1. バックスはセルティックスに相性が良くて、次に当たるのはシクサーズかヒートですよね。それは勝つチャンスは十分にあるかと。
      幸いにしてブレッドソーは大人しく、メイカーが素晴らしいディフェンスをしているので、突然まともな雰囲気です。

      ラプターズが上がってきたら、勝つのは難しいかと思います。

      ウエストはウォーリアーズがやっぱり怪しかったので、ペリカンズがどれだけ善戦出来るか次第ですね。ウォーリアーズはペリカンズ好きだと思うので、スイープとかになるとファイナル行きでしょうね。
      でもスパーズがここから連勝する可能性もほんの少しだけあります。これが繰り返される毎に日程が苦しくなるので、ロケッツも含めて自分達の強さだけでは読めないです。

  2. 自分もハイライトとスタッツしか見られていないのですが、ウェストブルックがキレイなことしようとしすぎていて非常にモヤモヤします。
    第4Qはシュートがほとんどなくパスばかり。それが必ずしも悪いとは思いませんが、ターンオーバーが多かった前半のイメージも合わさって逃げの印象が強かったです。
    アダムスがいなかったことでインサイドで合わせられる人間がいなかったのもあるのでしょうけれど、あなたはアタックしてなんぼの選手でしょうよと。

    HOUvsMINはビックリするぐらいウルブズがキックアウトパスだしてました。そんなことやってましたっけ?
    ボールマンに人数かけて潰そうとしていたロケッツディフェンスをかわしてシュート決めまくりというのはウルブズの印象になかったのですが、さすがにスリーが決まりすぎた感じなので一度停滞しだすとまたグダグタになりそうな予感ですね。

    まさかスイープしたのがペリカンズのみとは(しかもアップセット)、一回戦からなかなかにグチャグチャした感じで今年は本当にわかりませんね

    1. ペリカンズ自体がシーズン中と違う顔でしたが、それが上手く行くチームと行かないチームがあるので難しいものですよね。

      ウエストブルックのコントロールモードは良さを消してしまいますね。一方でドライブへの警戒が強いので、パスを回して打たせるのも間違っていない。
      多分、アウトサイドが決めてディフェンスを広げてからドライブが正しいと思います。やっていることは正しい。だけど理不尽さが足りない 笑

  3. 私whynotさんがレポートしてくれてる試合を中心に見てるので
    、これらの試合全く分かりません。笑
    ロケッツはそろそろ見るようにします。

    1. それは逆に緊張しますね。たまに間違って書いても、まぁ重要じゃないし、と修正しない事があるのですが、バレちゃうじゃないですか。

      ロケッツとウルブズの第3戦の謎が深まってきました。

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