さようならマブス

◎スタイル変更

クーパー・フラッグを「コントロール型」のPGとして始めたシーズンでしたが、その通りというか、ジェイソン・キッドらしくハーフコートオフェンスを構築する形で始まりました。それはディアンジェロ・ラッセルに与えられたミッションにもなっており、構築できないから出番を減らしていったわけです。ところが、ディアンジェロに代表されたのは構築できないというよりも

ドンチッチみたいに個人で打開しなければいけないチームオフェンス

となっていました。ドンチッチに慣れすぎるとハンドラーが何とかしてくれる部分が大きすぎるって感じです。同じロールマンプレーをしてもパスが出てこないというパス能力の問題よりも、そもそもロールマンプレーが上手くないとか、プレーを成立させてもシュートチャンスにならないとか、PGが3人くらい引き付ける前提とか。

当然の様にクーパー・フラッグも困っていました。プレーコール通りにパスを出すけど「で、何が起こるの?」みたいな連続でした。ただし、これは周囲にエース系のプレーをする選手がいなかったことも原因になっており、PGがパスを繋いだところでウイングもビッグも1on1には勝てないっていうロスター事情があります。
要するにクーパー・フラッグに「エースムーブ」のハンドラーをやらせるならばよかったのにね。でも、NBAに慣れなければいけないウイングが、まずは別のポジションの仕事をしなさいってのはムリがありすぎた。

マブスとしては勝ちに行ったシーズンのはずでしたが、11月までで6勝15敗とどうにもならず。そしてスタイルが切り替えられます。それは驚くべき変化でしたが、わかりすいのは3Pです。

PGの突破力は足りなかったとはいえ、広くポジショニングしてのキャッチ&3Pを使っていたマブスでしたが、明確にスタイルが変更され、がむしゃら突進アタックの連打になりました。勝てないからネガティブな言い方になりますが、スペーシングの概念が根付いている中で、より速い展開にして全体が積極的にアタックしていく形になったわけです。

もはやHC交代したかのような劇的な変化です。ニコ・ハリソンの解任も関わってくるのかと思いたくなりますが、そもそもキッドがハーフコート型なので関係なさそうなんだよね。どうして、ここまで変化したのかは本当によくわからないし、この変化はADにとっては致命的にもみえてきます。そのADは12月はプレーして結果も残したのですが、しっかりとケガで離脱したぜ。

・ドンチッチがいなければ成立しないオフェンスだった
・展開した先のウイングの突破力を勘違いしていた
・バランスの悪いロスターという認識が足りなかった
・ADの戦術適性の狭さに悩んだ
・クーパーの能力を勘違いしていた etc

理由はさっぱりわかりませんが、自分たちが出来ないことをやっていたシーズン序盤でした。しかし、早々に切り替えてキッドとは思えないスタイルに変更し、ここから本当の意味でマブスのシーズンが始まりました。マブスのシーズンなのか、クーパー・フラッグのシーズンなのか。

さようならマブス” への1件のフィードバック

  1. ドンチ時代からどのウイングを揃えるかで悩むDAL。クパフラの場合は優れたタイプよりも仕事をハードにこなしてくれるタイプの方が合ってそうに思えます。ですが、キッドないしHCがハードワークするけどミスも多いタイプを許容できないことも考えると選考はかなり難航しそうな匂いもします

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA