さようならホーバス~古い最新版だった戦術~

思い出話から始めましょう。
ホーバスが東京オリンピックで銀メダルを獲得したときの感想は
・状況に応じてフルメンバーを使い分ける
・スペース活用だがプレーコールが固まりすぎ
・機動力ビッグが主流になっている男子では難しい

でした。当時はおススメされてから見たので、別途で代表活動の記事を読んでみたところ、異様な合宿期間とプレーコールだらけってことだったので、Bリーグがある男子ではムリってのもありました。しかし、何故か協会は男子のHCにしてしまいます。そのまま女子を続ければよかったのにね。

そして始まったホーバススタイルでは、今と違って称賛の声だらけだったと思いますが、前述のとおり男子でやるにはムリというか「普通のこと」でした。えぇ「普通のこと」です。ところが、それを【アナリスティック・バスケ】とか言い出すから、NBA慣れしている人から見れば???だったわけです。常識的なことをアナリスティックと言われてもねぇ。

ダントーニ・ロケッツの革命は今や昔。各チームがその要素を取り入れ、対策し、アジャストし、今では当たり前のプレーとして実行しつつ「それでは勝てない」になっています。そりゃまぁハーデンがいればダントーニスタイルでも勝てるのですが、あれから10年近くが経って能力は落ちたはずなのに、ゲームメイク能力が未だに一級品のハーデンと比べてはいけません。

ところで当時のロケッツはプレーパターンの少なさが問題になりました。実際にはダントーニは多くのプレーを用意しているのですが、基本的な選手の組み合わせが同じなので、大きく変えることは難しかったといえます。同じ問題が日本代表でも起きるとはね。

今でもストロングスタイルのチームがありますが、プレーオフで勝つには柔軟な戦い方を持っているチームになってきます。クラブと代表は違うので、そこまで柔軟である必要はありませんが、ホーバスはストロングスタイルなタイプでした。戦術も起用法も。女子ではPGを変更することで戦い方に差をつけていたのに、個の能力でどうにかできない男子では難しかったです。

そのかわりにホーキンソンがいました。なんて便利なホーキンソン。ストレッチ3Pして良し、ショートロールで展開させて良し、ダイブでショートレンジ無双して良し。ホーキンソンがいなければ(他の帰化選手がいても)同じようなオフェンスの繰り返しにしかならなかったのに、このスペシャルなセンターは1人でどうにかしてくれました。

さようならホーバス~古い最新版だった戦術~” への3件のフィードバック

  1. サイズ重視でともかく固かったラマス、選手も戦術もキャッチーでともかくメディア受けしたホーバス。Wカップは凄かったですが、ラマスとファジーカス、八村で起こしたオーストラリア戦ってなんか印象薄くないかと思ってます。

    1. 本当に苦しいワールドカップ出場を勝ち取ったのはラマスの方なのに、何故か忘れられてますよね。
      開催国枠のオリンピックだったけど、世界大会に出るのが普通になった実績はどこへやら

  2. こないだの8月の「ホーバスは解任すべきなのか」で言及されていた

    >では、協会はこの前提でチームを作らせているのか。
    特に気になるのは「河村じゃなければ成立しない」の部分。それは、スピードで突破するガードを重視するって意味で、「日本人はスピードとスキル」みたいな理論で、この手のPGでチームを作る方向性に見えます。
    小さくて速いガードで、トランジションと3Pのチームを作るんだ。というのがジャパン・ウェイなんでしょ。多分。
    コーディネイタータイプのPGを育成していく気持ちがあるのかどうか。わからん。わからんけどさ。少なくとも育成についての指針はないからね。

    ここですよね~。トランジションと3Pのチームを作るのはいいけど、「小さくて速いガード」である必要性って全くないですし。ここのあたりを伊藤強化委員長に期待してます。わかりやすく育成指針出してほしいです。
    あと、能力に劣る日本人に必要な共通戦術は、管理人さんの言葉を借りれば「インテリジェンス」。個人戦術の範囲内であって、決してチーム戦術ではないですけど。「大きいコーディネイタータイプのPG」が出てくるのをもう少し待ってます。

    余談ですが、先月にU17W杯の組み合わせが決まりましたね。
    アメリカ・フランス・イタリアとやれる「越、宮里、高橋」のユース組、そして「大きい」という条件を満たす平岡が、どういったバスケを魅せてくれるのか。管理人さんの記事と合わせて楽しみにしています。

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