サンダーのディフェンスに陰りはあるのか

オフェンス時代を否定するかのようなディフェンス力、それも異常なディフェンス力でチャンピオンリングを勝ち取ったサンダー。このディフェンス力は史上最高なんじゃないかとすら思わせるものです。

現代バスケにおいてはスイッチ誘導を巧みに使い、ディフェンスのミスマッチを活用して打開していくため【史上最高】と銘打つには「全員が守れる」ことが大前提。ディフェンスのスペシャリストを集めて作り上げたようなチーム構成であり、どんな形でも守り抜くのが強みです。

その上で得意技は異次元の平面のチェイス能力によるハイプレッシャーのハンドラー潰し。相手に何もさせないのがサンダーディフェンスの強みです。

・・・でした・・・・。

レーティングとしては昨シーズンを上回るものの、ケガ人が多いこともあり、これまでのようなディフェンスプレッシャーを感じないのも今シーズンです。もともとヨキッチやドンチッチレベルのハンドラーが相手になると簡単にはボールを奪えないため弱みを見せるときもありましたが、今シーズンはそこまでのハンドラーが相手じゃなくても苦戦し始めました。

特にスパーズのハンドラー3人衆には自慢のディフェンスが通じず。フォックスはわかるけど、キャッスルとハーパーにも困らされているのは「史上最高」には見えないよね。昨シーズンは史上最高だったと思いますが、今シーズンはそこまでではない。

実際にスティール数は減っています。減ってはいるけど、相手のターンオーバーは増えているので、そこまで困っているって感じではありません。ただし、1月に限定するとスティールは8.5、相手のターンオーバーは15.6まで落ちました。主力の欠場が響いているくらいの減り方って感じがします。

一方で自分たちのターンオーバーも増えており、ここからの失点が2.4も増えています。この点については主力の欠場、なによりJーDubの欠場がもろに響いています。

それこそ昔のチームの方が今よりはるかにディフェンスレーティングはいいわけですが、3Pを活用しないオフェンスの終わり方だと、カウンターのリスクは少ないしね。ハーフコートのプレーメイクの違いもあるけれど、トランジションへの考え方の違いは大きく関与してきます。

また、ターンオーバー数を見るとチームトップがハーテンステインの2.1になっています。SGAとJ-Dubのミスは少ないのに、センターのミスからやられているってことであり、ハーテンのプレーがバレていることも関係します。欠場多かったから参考値だけどね。

そしてツインタワーをすることでカウンターは喰らいやすくなっています。誤差レベルではあるけれど、それでもスピードが身上のサンダーらしさには欠けているってことです。

昨シーズンはホルムグレンの欠場が長く、ツインタワーが20試合316分でした。今シーズンはハーテンが欠場していますが、ここまで21試合368分あります。まぁここはわかりやすいし、それ以外のメリットを生み出していればいいわけです。

ツインタワーがメインになったことはサンダーディフェンスに変化を生み出しています。でも、それだけじゃすまないくらいにターンオーバーからの失点は多くなっています。他にどんな要素があるのだろうか。

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