今回は大いなる雑感です。個人的な印象で喋っていきます。
開幕前のユーロバスケで想像をはるかに超えるエースムーブで試合を支配していったシェングン。これまでも素晴らしい選手だったけど「自分で試合を決める」という意識が強くなっており、1on1での得点を大きく増やしただけでなく、「自分で仕掛けてプレーメイクする」ことが増えました。良いセンターではなく、絶対的なエースへと進化するような流れです。
しかし、これはNBAにきてしまうと「1on1で圧倒する」のが難しいので、あくまでもユーロでの話・・・だと思ったら、NBAでも素晴らしいプレーで試合を支配しようとしました。残念ながら相手にも同レベルの選手がいるのがNBAなので試合を支配しきれないわけですが、それはヨキッチですら同じなので気にすることではありません。
デュラントを迎え入れたけれど、ロケッツの主役はシェングンであり、1on1で勝てるだけでなく、そこから華麗に展開していく。純粋な1on1スコアリングならデュラントが上だけど、そんなデュラントよりもドンチッチの方が素晴らしいように、シェングンもまたロケッツの最重要選手になっていました。
・・・が、最近はそうは見えない。そもそもロケッツにはプレーメイクの問題が多発しており、それはシェングンの責任ではありません。そして相変わらずトリッキーなパスでアシストをしており、素晴らしさは変わらないのだけど、もっとこう試合を支配するというか・・・カニングハムみたいに自分のシュートが決まっていなくてもチームをコントロールしているような雰囲気が足りません。
今回はシクサーズ戦を見ながら感想を膨らませているのですが、今のシェングンならばエンビードくらいはボッコボコにしそうと思ったら、そうでもないんだよね。「エンビードをボッコボコ」というのは文字通りに個人勝負で勝つのではなく、むしろそれ以外の部分で大きく分けて3つくらいあります。
①エンビードの弱点(動きの遅さ・対応エリアの狭さ)を使いまくるプレーメイク
②連携面での優位性を活用して振り回していくコンビプレー
③フェイクとステップワークを活かした1on1
これらの要素は出ている気もするし、出てない気もする。つまり、それっぽい要素はあるけれど「明らかに狙ってやっている」気がしないわけです。それはロケッツというチームが連携を上手く使えていないってことですが、同時にシェングンがルーキー時代からやっていたこと、つまり
個人だけでもチームオフェンスを構築しようとする動き
が発生していないようにもみえるわけです。そんなわけで酷すぎたロケッツオフェンスの少し昔の話からしていきましょう。
「次世代のNo. 1センター」でパッと思いつくのはシェングンかウェンビーではないでしょうか。
「チームをコントロールする」「チームオフェンスを構築する」という点で、現時点ではシェングンに大きく分があると感じています。しかし「どちらが圧倒的な存在になる可能性があるか」と聞かれたら、それはウェンビーのような気がします。
シェングン、ウェンビーそれぞれの将来の理想像としてwhynot!さんのイメージはありますか?
でも、長いシーズンとプレーオフの激しさだと、今はスキルで勝負できる選手が優位なんですよね。
シェングンがインテリジェンスをマックスで使えるようになれば(スキルの多彩さ、完成度をあげれば)手数が多いのはシェングンです。そこまで向上できる可能性は低いですけど。
ウェンビーはADみたいな感じで、自分の強みを使い切れるか、そしてケガをしないかというリスクも大きく存在します。
実はディフェンスに全振りするくらいのプレースタイルになったらウェンビーで勝てるんじゃないかと。今はガード3人が優秀なので、その可能性も十分にあるかな