ウルブズにPG補強は必要なのか

◎スターターとアンツ

ここで少し課題になるのがアントマンのレーティングです。他のスターターに比べてレーティングが悪いのが今シーズンになっています。

平均プレータイム順ですが、短いゴベアとディヴィチェンゾの数字が最もよく、長いアントマンが悪くなります。これは2人がスターターユニットでのプレーが長く、逆にアントマンはベンチメンバーに混ざる時間が長いことで起こる現象です。そしてスターターユニットを見てみると、ちょっと面白いこともあります。

スターターが410分、コンリーが入った形が69分とプレータイムに大きな差がありますが、実は今シーズンで最も長くプレーしたユニットと、2番目に長いユニットです。アントマンのところにコンリーが入る形がウルブズにとって攻守にベストです。スモールサンプルすぎるけどね。

実際、ちょっとアントマンはボールを持ちすぎです。コンリーPGになるとオフボールでディヴィチェンゾがシュータームーブして始まるオフェンスがあるのですが、よく見ると同じことをアントマンがハンドラーでもやっており、パスが出てこないだけだったりします。要するにチームバランスとしてはパサーであるコンリーがいた方がいいわけです。

しかしコンリーのレーティングはかなり悪いし、その理由としてコンリーとアントマンの組み合わせが最悪レベルになっていることも関係します。
④アンツにダブルチームされた後の対処が悪い
この問題に関してはコンリーで解決できていないのが今シーズン(プレーオフから)でもあるので、「なんだかよさげな誰か」を連れてきても解決する気がしません。そもそも「なんだかよさげな誰か」というあいまいな表現しかできない人物像なのに、基本的にアントマンにボールを持たせるのだから、考えすぎても仕方がないような。

正しく言えば、これはセカンドエースの問題です。つまり「ランドルでいいのか」という課題です。ウルブズは単にPGを補強するのではなく

セカンドエースをランドルから他のPGに変更する

くらいの覚悟でトレードをするならば称賛しますが、ランドルは残したままでPGだけ連れてくるってのは、少なくとも④の問題を解決するには弱いです。どっちにしても、ここまでのチーム改革をするには今のチームが勝っているし、ランドルも調子よいので、プレーオフの結果を待ってからだよね。さようならモラント、待っているぜヤニス。

話を戻すと、スターターにコンリーを混ぜる形は機能しそうだから、アントマンを休ませる時間は確保できます。1試合に10分~15分くらいの話なのでコンリーに任せればOKです。困ったらボーンズでいいもんね。まぁマクラフリンくらいは欲しくなるけどさ。

一方でアンツ+セカンドユニットに関しては、もう1枚のガードを早急に考えなければいけません。でも、それってディヴィチェンゾやマクダニエルズみたいなウイング系統でいいわけじゃん。実際、ウルブズは気持ちよく打ち切ってくれるのがディヴィチェンゾとリードの2人なので、もう1枚のシューター役が欲しくなります。2人とも41試合出場だから気になっていないだけで、ちょっと層は薄いんだよね。

でも、そこにはディリングハムとボーンズというシュートが好きなPGもいるじゃないか。ケナードをホークスからもらうのは魅力的ですが、トレードのアセットもあんまりないし、PGを育てるって意味でもディリングハムとボーンズに期待した方が良さげなんだよなぁ。

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