◎ヘッドコーチの系譜
3年目のシーズンについてはHCの話を外すわけにはいきません。オフェンスのロイド・ピアースのもとでチームを作ってきたヤングとホークスでしたが、シーズン前半に勝てなかったことからネイト・マクミランにスイッチし、そこからディフェンスが改善してのカンファレンスファイナルでした。その点では良い感じのHC交代でもありました。
翌シーズンは43勝39敗で勝ち越しますが、もっと期待していたのに・・・って感じでした。その翌年となる22ー23シーズンは得点でリーグ3位と結局はオフェンスが売りのチームへと戻っていきました。そして2月にHC交代でクイン・スナイダーがやってきます。
面白いのは情熱派のモチベーターであるマクミランから、理論派の戦術家であるスナイダーへとスイッチしており、ここでも対極的なHC交代だったこと。そしてHC交代直後は上手く行くのに翌シーズンに停滞していることでした。ヤングは割と順応するのが早い反面で「この戦術でヤングとともに勝っていく」が最後まで見つけられない選手でもありました。
ディフェンスの問題を解決すると、オフェンスが上手く行かず。そこでオフェンスを解決するとディフェンスが崩壊するという流れです。それでも「ヤングがいないとオフェンスが上手く行かない」ことは共通しており、もっとディフェンシブに切り替えても良かったはずです。まぁスナイダーではオフェンス主体になるよなぁ。
◎コリンズ売る売る詐欺
そしてヤングの相棒として最もフィットしていたジョン・コリンズは毎シーズンの様に「トレード候補」として名前を挙げられるようになっていきました。1つには高額の契約延長を希望していたところからですが、その契約を手に入れた後もチームは売る売る詐欺を繰り返します。
今から振り返っても、どうみてもヤングにベストフィットしていたのはコリンズだったし、ディフェンス面が大きく改善すれば3P成功率も高くなっていき、ものすごく使いやすそうでした。にもかかわらず、ゴールした専任のセンターを獲得してコリンズの平均得点を落としていき、「コストに見合わない」みたいな動きをしていったのがホークス。
途中でコリンズ自身の禁止薬物問題の出場停止もあったので、態度が気に入らなかったのでしょうが、ジャズに行った後も活躍していたし、今のホークスでジェイレン・ジョンソンと並べても問題ないタイプだけに、放出したがったもはよくわかりません。というか、単純にロスター構成の失敗をコリンズに押し付けていたな。
ちなみにコリンズはクリッパーズでキャリア最低の数字になってきていますが、ズバッツのプレータイムが長いなら当然だよね。4番でも5番でも出来るのが魅力だけど、スタッツを残させたいなら5番をやるべきだし、スモールラインナップで効力を発揮しまくります。使い勝手が良い選手だけど、同じ役割に押し込めたら意味がない。
そんなコリンズより先にハーターがキングスへと旅立っていきました。オフボールで動き、シューティングもカッティングもいけるハーターは、オンボール中心のヤングには適した相棒でした。ってことで、ホークスは
ヤング中心だが、ヤングとのコンビで機能する選手は要らない
という方針で動いていきます。今のジェイレン・ジョンソンにも連なりますが、基本的に「ヤング以外の起点」を求める傾向にあります。そしてやってきたのはデジョンテ・マレーでした。