ヤングとホークスの7年間

◎カンファレンスファイナルへ

ヤング&コリンズが50点コンビになったところで、フロントは動きます。ヤングコアのサラリーが安い間にベテランを補強して層の厚いチームにするんだ。カペラ、ボグダノビッチ、ガリナリ、ルー・ウィリアムスとそこそこのベテランを揃えたし、トニー・スネルやソロモン・ヒル、クリス・ダンなんかのディフェンス要員も増やしました。

その結果、ヤング&コリンズの平均得点は下がり、オールスターまでで16勝20敗と思うように勝てず。しかし、そこから25勝11敗と盛り返して、終わってみれば3年目にしてイーストで4位タイの41勝31敗でプレーオフ進出を決めたのでした。

3年目にして4位まで進むなんて上出来も上出来・・・だったのですが、なんと寂しいことに、この3年目の勝率57%がヤング体制での最高勝率でした。以降、これを超えることが出来ず、毎シーズンの様に苦しんでは、オールスター明けに巻き返す流れが定着。ある意味でチームカルチャーが定着したシーズンかもしれません。

しかし、プレーオフになると見違えるような集中力で勝ち進みます。ヤングは28.8点、9.5アシストでチームをカンファレンスファイナルまで進ませたのさ。

ファーストラウンドでニックスを4勝1敗で倒したシリーズでは「お黙り」だったり丁寧なお辞儀ポーズ。ここからヒールとしてブーイングを浴びていく存在にもなったぜ。

セカンドラウンドはトップシードのシクサーズが相手でゲーム7までもつれる展開。ハーターが27点を奪えば、ガリナリ&コリンズでエンビードを止めての勝利さ。シリーズの序盤はエンビードを恐れていたオコングが試合を重ねるごとに自信をもってプレーしていたのも印象的だったし、何よりもヤングからコリンズへのアリウープでエンビードを沈めたシーンは、主役がかわるような印象ですらありました。

ところで、このシリーズはベン・シモンズがシクサーズでプレーした最後のシリーズでもあります。実はシモンズは4シーズン目にすぎず、ライジングチームだったシクサーズの大きな転換点でもありました。新たなライジングチームが、前を走っているチームを倒してしまうのはNBAらしさに溢れていました。

カンファレンスファイナルへ進むとバックスに2勝4敗で敗れます。ヤングの離脱もあったし、若いチームの体力的な限界でもありました。もっと楽に勝ち進まないとプレーオフは厳しいし、もっとスキルや戦術面でのアドバンテージがないと勝ち進めないってことでもあります。でも、そんなことを忘れてしまったかのような翌シーズンになっていくわけだ。

ヤングとホークスの絶頂期が、まさか3シーズン目になるとは、この時点では想像もつかなかった。

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