◎コンボガード・クリバリ
オフェンスにおいてはコーナーシューターにする意味が小さく、そのスピードを活かしたドライブアタックを期待したくなります。スピードとジャンプ力で、ズレさえあれば飛び込めまくる。
でも、その「ズレ」を作るためのハンドリングスキルやイマジネーションに欠けています。そしてフィニッシュパターンも少ないからドライブしてもパスで終わることが多い。
〇ドライブ
8.0回
3.9点
FG3.4本
FT1.4本
パス2.9本
アシスト0.6本
FG成功率41%も悪いんだけど、それだけでなくシュートに行く回数が少なくなっています。そのためパスの本数は多いけど、アシスト率は7.2%と低め。PGだと10%超えてくる選手は珍しくないので、クリバリのドライブは
自分で決める形も、アシストに繋げる形も、精度が低い
ってことになります。そして、ここは言うまでもなく、もっとフィニッシュに行く回数を増やすべきです。だって警戒されていないもん。警戒されてパスすればアシスト率は高まるはず。
〇レイアップ 46.4%
〇ドライブからのレイアップ 38.1%
〇ドライブからのフローター 37.3%
ゴール下まで行けばダンクするシーンが多いので悪くないのですが、ショートレンジが絶望的。まぁでも、それはわかっていたことさ。
で、大事なのは確率よりも、もっともっとアタックすること。それだけ。ドライブからフィニッシュに行くときのジャンプ力なんてモラント並みといえるのに、行く回数が少ないから改善する気がしないのさ。
ビッグマンとのコンタクトプレー
フィニッシュ時のステップワーク
ギリギリでのあわせのパス
クリバリは単にシュートスキルではなく、ゴール下で起こり得るいろんなプレーに対処していく経験が必要に見えます。あれだけの身体能力があれば強引に突っ込んでもなんとかなるし、でも、本当に強引なだけじゃダメなので、上手くディフェンスとコンタクトする能力も伸ばしたい。
それを繰り返しているとギリギリまでディフェンスを引き付けてのアシストも増えてきそう。パスを出すにしても早いタイミングでフリーの選手へ展開することが多く、それだとどうしてもグッドプレイヤーどまりだぜ。
とりあえずアタックしろ。考えるのはそれからだ。
何故かタフショットメーカーにならず沈黙したジョニー・デイビスほどじゃないけれど、クズマやプールを加えていたことで、中途半端に「良いチーム」をやろうとしているようにみえてきたウィザーズ。そんな中でクリバリも「良い子ちゃん」みたいな選択をしています。でも、アタックしてみないとわからないことって多いじゃん。ここで重要なのは、別に「積極的にアタックすればいい」ってわけじゃないし、何よりも
『ギリギリ許されるのが3年目まで』
だと思うことです。状況判断の悪い4年目とか笑えない。よく言えばクリバリはボールをもってムダに悩んだり、ダムダムはしません。でも、無難な選択をしているってくらいで状況判断に優れているわけでもないよ。
そうね。ベン・シェパードと同じ役割でいいならば、今のプレーでOKさ。それ以上になりたい(当然なりたいよね)ならば、もっと積極的なアタッカーにならないと、フランスの先輩ガード達みたいに「ディフェンスはいいけど・・・」で終わってしまいます。マジでフランスのガードは、そんなんばっかだよな。
『エースになる』気持ちを出すのかどうか
結局はここなんだろうね。スキル的には足りないことだらけ。だからといってアレもコレも伸ばすのは現実的ではありません。でも、今のプレースタイルだと、これといって優先順位もないんだよね。
うーん、ウィザーズのルーキーたちが抱え続けてきた悩みの気がしてきた。八村、アブディヤ、ジョニー・デイビス・・・キスパートだけは明確だったな。ただクリバリはフランス代表でもそんな感じだったので、フレンチェスコばかりがドライブアタックしていたじゃん。上手くいってなくてもシューティングで違いを作ろうとしていたリザシェイとの差も感じてしまったぜ。