便利屋ナジ・マーシャル

◎ハンドラー

ナジはハンドリングが良いウイングですが、特にいいのは懐深くボールを持ったり、大きく前に突き出したりと、ドリブルをつくポイントが広いこと。自分のウイングスパンの範囲で出し入れができるから、緩急をつけるかのような持ち方ができます。

これって、そんなに珍しいことではないのだけど、ナジは狭いスペースで上手くコントロールするので効果的。それがガードポジションでもハンドラーとしてプレーできている要因になっています。

本職PGではないので、プレーメイクのイマジネーションが強いわけじゃないし、NBAレベルで見た時に特別なハンドルで抜きされるわけでもない。ただ、懐深くボールをコントロールしながら周囲をみれるので、きれいなアシストパスを通すことも出来ます。

そのため、トータルで見ると、かなり嫌らしさを持ったハンドラーです。何かが凄いというよりもトータルで素晴らしい。便利屋らしい特徴でプレーメイクに参加してきました。

そして昨シーズンのナジは驚くほどの2P成功率を記録しました。3Pが低確率なのにTSがキャリアハイになったのは、異様に決めまくった2Pが要因。こんなにナジが決めまくるとは予想外でした。

ミドルはシーズンで40本しか打っていないのでスモールサンプルですが、それよりもペイント内のショートレンジが決まりまくり。ジャンプシュートというよりはフローター系の確率が高く、フィンガーロールやフックなども含めて

そんな特徴を発揮しました。これが、またハンドラーとしての嫌らしさに繋がっていて、プレーに切れ目がなく、シュートを打つタイミングなのか、パスをするのかというのが、最後まで分かりません。ガツガツくるエースキャラじゃないもんな。

また、マブスがそもそもドンチッチのチームであったことも、ナジには味方しました。基本的に周囲はドンチッチに合わせるタイプの選手が多く、アウトサイドにパスを出す先が多かったことや、ドライブしたときにスペースが作られていることも、ナジがドライブするのを楽にしてくれていたよ。

ディフェンスが良く、ドライブから得点が奪えて、アシスト能力もある。3Pの問題はあれど、現代的には理想のセカンドハンドラーに近づいたのが昨シーズンでした。メインを任せることは出来ないけれど、単なる便利屋からの脱皮となるようなシーズンでした。

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