◎ハンドラー
ナジはハンドリングが良いウイングですが、特にいいのは懐深くボールを持ったり、大きく前に突き出したりと、ドリブルをつくポイントが広いこと。自分のウイングスパンの範囲で出し入れができるから、緩急をつけるかのような持ち方ができます。
これって、そんなに珍しいことではないのだけど、ナジは狭いスペースで上手くコントロールするので効果的。それがガードポジションでもハンドラーとしてプレーできている要因になっています。
本職PGではないので、プレーメイクのイマジネーションが強いわけじゃないし、NBAレベルで見た時に特別なハンドルで抜きされるわけでもない。ただ、懐深くボールをコントロールしながら周囲をみれるので、きれいなアシストパスを通すことも出来ます。
そのため、トータルで見ると、かなり嫌らしさを持ったハンドラーです。何かが凄いというよりもトータルで素晴らしい。便利屋らしい特徴でプレーメイクに参加してきました。
〇2P 61.1%
そして昨シーズンのナジは驚くほどの2P成功率を記録しました。3Pが低確率なのにTSがキャリアハイになったのは、異様に決めまくった2Pが要因。こんなにナジが決めまくるとは予想外でした。
〇エリア別シュート
ゴール下 71%
ペイント 54%
ミドル 58%
ミドルはシーズンで40本しか打っていないのでスモールサンプルですが、それよりもペイント内のショートレンジが決まりまくり。ジャンプシュートというよりはフローター系の確率が高く、フィンガーロールやフックなども含めて
動きながら打つシュートの成功率が高い
そんな特徴を発揮しました。これが、またハンドラーとしての嫌らしさに繋がっていて、プレーに切れ目がなく、シュートを打つタイミングなのか、パスをするのかというのが、最後まで分かりません。ガツガツくるエースキャラじゃないもんな。
また、マブスがそもそもドンチッチのチームであったことも、ナジには味方しました。基本的に周囲はドンチッチに合わせるタイプの選手が多く、アウトサイドにパスを出す先が多かったことや、ドライブしたときにスペースが作られていることも、ナジがドライブするのを楽にしてくれていたよ。
ディフェンスが良く、ドライブから得点が奪えて、アシスト能力もある。3Pの問題はあれど、現代的には理想のセカンドハンドラーに近づいたのが昨シーズンでした。メインを任せることは出来ないけれど、単なる便利屋からの脱皮となるようなシーズンでした。