ナズ・リードの破壊力

ウルブズと5年125Mという大型契約を締結したナズ・リード。契約額が右肩上がりのNBAとはいえ、控え選手に払うには異様な額での契約になったのでした。なんせ、ターナーはこれ以下のサラリーを提示されたって話だもんな。

14.2点で25Mってのは高いぜ。なおかつTSをみると、大した数字ではない。しかし、ウルブズがそれだけの額を提示したのにはいくつか理由はあるよね。

1つはリードがまだ26歳であること。ワン&ダンのドラフト外でNBAになったので、7年目のシーズンだけど若い。これからが全盛期ってことになります。この間のリードの成長を考えれば、31歳までの間にもっと良い選手になってくれることが期待できます。

2つめにアントマン中心のチーム作りにおいて重要な要素なこと。年齢面でタイムラインが合うし、ゴベアとランドルは3年契約(プレイヤーオプション)なので、マクダニエルズと共に、その先の2年間も見据えて残せるセンターであるわけです。

そしてぶっちゃけランドルとゴベアがいなくなっても、アントマン中心の形は継続できるわけですが、その時に考えたいのはインサイドに誰も置かないストレッチ系のオフェンスにすることで、アントマンの突破力を全面に出したチーム作りにもシフト可能なこと。リードの方が利便性が高いってことです。

実際、プレーオフのサンダーが相手になるとスピードで振り回されるからゴベアの時間を減らしてきました。目下、ガードの問題があるウルブズなのでスモール気味の戦術に変更するのは厳しいのですが、リードの使い方で戦術の柔軟性を作ることが出来ます。そういう選手が少ないのがウルブズなので貴重性もある。

1.年齢とタイムライン
2.アントマン中心のチーム作り
3.貴重性

そんなところもリードが重要だと判断した要素なのでしょう。普通に考えればこんなサラリーを払う意味はないし、ストレッチタイプのビッグが欲しい「だけ」ならば、他の選手を連れてきても良かったはず。

そして、気が付けばリードはチーム在籍年数が最長の選手。タウンズとウィギンズの最後のシーズンとなった19-20シーズンから残っている唯一の選手。ウルブズが自分たちで育て、今やタウンズ並みのストレッチビッグになったセンターは手放すのが惜しかったという側面もありそうです。まぁだったらタウンズ残しとけば1人で済むから、ランドル+リードのサラリーは払わなくてよかった疑惑もありますが。

そんなリードは気が付けばチームの主力でアントマンと並んで最もよいオフェンスレーティングを記録し、攻守トータルのネットでは主力で最もよいプラスを稼ぐようになっていました。まぁウルブズは3人のビッグを2人ずつ出す戦略なので、そこまで大きな差はついていませんが、タウンズがいなくなったこともあり、使い方としては非常にわかりやすくなっていったのが24-25シーズンでした。

今回はそんなリードについて少しプレーバックしながら書いていきましょう。

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