◎シューティングビッグとしての進化
もともとシューティング系のビッグであったリードですが、3P成功率は35%近辺でうろうろ。それが5年目で41%になり、昨シーズンは5.8本とキャリアハイのアテンプトで38%と優秀でした。でもTSは57.7%なので、もう少し2Pをあげてくれ。
・・・という『成功率』の視点で言えば、「リーグトップクラスの」優秀なシューティングビッグといえるかは微妙なラインですが、その動きの質を見ると、通常のシューティングビッグの枠を超えて、ガードやウイングのシューターと変わらぬ能力を身に着けてきました。つまり、単なるシュート能力ではなく、シュートにたどり着くまでのクオリティがあがってきた。
ダイナミックなオフボールムーブからの3P
細かくポジションを変更してフリーになる動き
コート上のスペースを見つけるビジョン
キャッチ時の態勢が悪くても修正して決めるリリース力
通常のシューターはスクリーンを使うスキルも求められますが、リードの場合はスクリナーなので不要。でも、それ以外については普通にシューターに見えるようなムーブをしています。特にオフボールでポジション変更してフリーになるのは、ウルブズだと苦手な選手が多いので、リードが際立ってきました。
リードがコートにいるとアシスト/ターンオーバー率が向上するというのは、それだけリードがチームメイトのためにも動けているということ。アントマンにドライブさせるためにもリードの存在は重要です。
プレーオフのサンダー戦においては、アントマンが徹底マークに苦しみ、パスで展開して周囲に決めさせる必要がありました。ただ、基本はスポットシューターばかりのウルブズなので、サンダーのディフェンスローテが間に合ってしまう。だからこそリードを起用してオープン3Pを打たせたかったのですが、そのリードが決まらなかったことはシリーズが5試合で終わった大きな要因でもありました。
アントマンを活かすために、どこかでオフェンスで打ち勝つために。リードの持つ得点力だけでなく、リードから生まれる連携と、スペースを使ったドライブアタックはチームとしての破壊力を上げてくれます。
シックスマンなのに高すぎる契約は、チームに必要不可欠な武器として報われることになるのか。よりアントマンを活かすための武器としてプレータイムを増やすのか、それともどこかで「高すぎる」としてトレードされてしまうのか。高い契約には結果が求められるものさ。