ナズ・リードの破壊力

◎ディベロップメント

シャックの出身校で知られるLSU出身のナズ・リード。206センチのアンダーサイズなので、大学時代からポストアップ系ではなく、ストレッチや機動力合わせなんかが中心のプレーをしていました。ただ、やっぱりセンターはセンターなので、今よりも重そうだし、パワーで押し切るようなプレーもしています。

カレッジでの成績を見てみると、割と今と似通った数字ではあります。ここから伸びていったのも理解できる数字

成績的にはドラフトで指名されても良さげですが、指名漏れ。この年のドラフトはザイオン、モラント、八村なんかの年ですが、センターで指名された選手を挙げていくと
ジャクソン・ヘイズ
ゴガ・ビターゼ
フィオンドゥ・カベンゲリ
ニコラス・クラクストン
ブルーノ・フェルナンド
ダニエル・ギャフォード
アレン・スマイラギッチ
こんな感じなので気が付けばドラフト同期においてはNO.1センターになっています。でも、当然ですが初めからNo.1ではないし、同じチームにタウンズがいて、続いてゴベアも来たのだから常に出番は限られている状態。それでもここまで来たのはディティールが改善し続けたからです。

2年目で70試合、19.2分と主力になったリード。このシーズンはアントマンの1年目で、センターはタウンズのみ。控えセンターの座をゲットしたわけですが、それだけでなく併用も可能だったのがプレータイムを伸ばした要因です。11.2点と2年目の控えセンターとしては上出来すぎる平均得点でした。

同時にメインがセンターだったこともあり、FG52.3%と現在よりもいい数字。それは3Pアテンプトが2.5本、2Pが5.8本というインサイド中心のバランスによるものでした。

翌3年目はウルブズがウイングを補強したこともあり、プレータイムは15.8分に減りました。バンダービルドもいたのでスモール気味にも出来てしまったウルブズ。リードの平均得点は8.3へと減ってしまいました。

そして4年目。ゴベアがやってきたことでリードの役割は大きく変わって・・・いくのですが、同時にタウンズが長期離脱してしまい、やや微妙でもありました。18.4分で11.5点と相変わらず得点力を発揮しているけれど、カイル・アンダーソンもいたし、使い分けされていたぜ。

この4年目にリードはキャリアハイのTS61.7%を記録していますが、3P34.6%なので大した成功率ではありません。それよりも2P65.3%が際立ちました。ちなみにアテンプトは3P3.2に対して、2P5.3と、明らかに3Pの割合が増えています。

3年目までのリードはストレッチ系とはいっても、しっかりとセンターでした。そこではインサイドフィニッシュの形を改善させており、3Pよりも2Pでのフィニッシュをしっかりとすることが重要。

4年目のリードは完全にストレッチ担当のビッグマンシューターになったわけですが、このシーズンは身体が軽くなっており、明確にスピードアップ。そして目立ったのはドライブフィニッシュの上手さです。そこまでに身に着けたフックやステップのフィニッシュに加えて、ドライブのキレが増し、レイアップ系でのフィニッシュが増加。

軽やかなムーブは、ややカクカクしているタウンズを上回るようにすら成長し、それはディフェンス面でもヘルプの早さに繋がっています。今のリードのプレースタイルが確立したシーズンだったといえます。

そして5年目はウルブズはチームとしてウエストの首位争いをするように。トリプルタワーなんて奇策すら使うようになったことで、リードのプレータイムは初めて20分を超え24.2分、13.5点に加え3P41.4%となったのですが・・・2Pは53.5%へと下がります。ドライブの上手さそのものは変わらないものの、いくつかの事情もありました。

1つはタウンズが復帰したので常にセンターがいてドライブしてもインサイドが空いていない事。もう1つはパサータイプのガードが減り、シューティング担当のウイングも減り、ディフェンスのチームになったこと。チーム全体が個人アタックで決めているので、リードの成功率も落ちました。

代わりにアテンプトは3P5.0に対して2P5.5と、ほぼ同数になっており、リードはシューターとしての役割が明確にもなりました。特にこの年は実質的に4番ポジションを続けることになったのでね。

また、このポジションの関係もあって速攻での得点が0.9⇒1.4と増えました。ウルブズがペースの早いチームだったならば、ビッグマン速攻の使い手としても台頭していたってくらいに走っています。自分で運ぶことも増えたもんな。3~5年目ではハンドリングスキルも大きく向上しています。

こうして出来上がってきたリードの能力は、タウンズがいなくなった6年目には更に重要な武器になっていきました。

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