セルビアとヨキッチ

◎オフェンス

オフェンス面でもパリオリンピックでのヨキッチと、今大会のヨキッチのスタッツを比較すると大きな差が出ています。

目立つのはアシストが少ないこと。FGアテンプトはプレータイムを考えたら大差なく、その中で2P76%とイカれた確率で決めていることで得点が増えている形です。これは相手が弱いってのもある。あるけど、76%ってなんだよ。

ラトビアは「ヨキッチにやらせる」ディフェンスをしていたとのことなので、スモールサンプルの中でアシストが減っていることは理解できるし、その分だけ2P成功率が上がっているともいえますが、さすがにアシストが半減しているのは気になるよね。

ボグダノビッチもいなくなったことでヨキッチ頼みが進んでしまったこともあり、トルコ戦でのヨキッチは孤立しており、とても苦しく、珍しく得失点差△7となりました。その要因を挙げていくと

①ミチッチが自分でやらな過ぎる
②周囲のオフボールムーブが乏しい
③エクストラパスでの連続プレーにならない

②と③に関しては連動しているのですが、①に関してはミチッチというか、ボグダノビッチがいなくなったことで「ヨキッチに渡したい」欲が強く出ていて、トルコ側も「ヨキッチにパスが来る」前提で守ればよかったので楽そうでした。

特に目立つのはプルアップに消極的なこと。ここはボグダノビッチ不在が大きく出ている部分だし、オリンピック時は3P5.3本打ってたし、ミドルのプルアップも多かったミチッチが頑張らなければいけない部分でもあります。

ちなみに成功率に変化はなく、それは2Pも同じです。もっとヨキッチを囮に使えばいいだけで、マレーが恋しくなってしまいます。スクリナーとしてヨキッチを使えば、それでOKなのに、ボールを持たせたがり過ぎる。

そして、もう1つの問題がヨビッチ。オリンピックでは11分のプレーでしたが、今大会はヨキッチに次ぐ25分。そして3Pも2Pも高確率で決まっている・・・けど、アテンプトが少ない。

ラトビア戦が1点、トルコ戦は10点だけどフリースローはなく、積極的だったとはいえません。ヨビッチの不安定さはセルビアのオフェンスを微妙にしているし、何よりもオフボールでの動きが乏しいので、ヨキッチにボールが入った後の停滞感の一因にもなっています。

まぁこれもナゲッツを見過ぎなんだろうけど、全員がオフボールでカッティングしてくるナゲッツに比べると、『待ち』が多すぎるセルビア。見事なカッティングとパスワークのチームだったのに、肝心のカッティングが減ってしまったことで、パスワークにも影が出ています。

ある意味でヨキッチの変態的なコートビジョンとパスで誤魔化されているような感じ。ただ、ステフィン・ヨビッチなんかは上手くカットプレーをしていたし、セルビアからカルチャーが消えたというよりは、今回のスターターの組み合わせがイマイチにもみえます。

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