◎インサイドフォロー
リトアニアのスターターになったのは10番アーゾラス・トゥーベリス。アリゾナ大でオールPac-12のファーストチームに2年連続で選ばれたらしい23歳。205センチのパワーフォワードはNBAには進めなかったんだとさ。
そのトゥーベリスはアウトサイドまで追いかける仕事と共にバランチューナスがいないインサイドカバーの仕事を任されることになりました。非常に積極的にリバウンドに飛び込んだわけですが、ゴール下でのポジション取りではなく、シュートを打たれたところでゴール下に飛び込んでいく形。これで8つのディフェンスリバウンドをキープ。見事にバランチューナスの穴を埋めています。
その逆で1番マレク・ブラジェヴィッチは5つのオフェンスリバウンドでバランチューナスの穴を埋めました。こちらは209センチのセンター。24歳。5ファール退場してしまったけど、20分で14点8リバウンド1ブロックでリトアニアの奇策を成立させました。
91番デイヴィダス・シルヴィディスは204センチの25歳。ヨクバイティス24歳なので、この試合のリトアニアはヨクバイティス世代の4人をスターター起用してフィンランドというか、マルカネンへの対抗策にしたことになります。
前回大会というか、ワールドカップまでのリトアニアは1つ上の世代が中心。まだ26歳のイグナス・ブラズデイキスは別としても、ミンダウガス・クズミンスカスの個人技に頼っていたウイングってのは、ちょっと厳しかったわけだ。今回はこの2人がいない中で、ヨクバイティス合わせになったようなフィンランド戦でした。
前述の43番イグナス・サルギウナスも25歳なのでリトアニアは次のオリンピックまでが黄金世代になっているかもしれない。サボニスはどうするんだろか。
マルカネンには4つのオフェンスリバウンドを取られたものの、バランチューナスがいなくてもインサイドのイニシアチブをとれたリトアニア。それも機動力対応した上でのゴール下の強さなので、より現代的なウイングビッグ役が揃ってきています。これがあるからこそ採用できた作戦だったのでしょうね。