準々決勝進出決定戦というメンドクサイトーナメント
グループBを2位で通過した日本は、グループAの3位レバノンとの対戦。このアジアカップではグループAだけ悲惨な組み合わせになっていて、オーストラリア、韓国、レバノンが揃っていました。他は楽そうなのにさ。そこで韓国に負けたというレバノン。
また、レバノンといえばワエル・アラクジなのですが、ロスターには入っているけど大会には参加していませんでした。「恐怖の男」の異名をもつ30歳のスーパーエース不在だから韓国に負けたのかなー。くらいの怪物君。
しかし、アラクジがいなくてもデドリック・ローソンがいました。いや、初めてみたんだけどさ。この11番のセンターがあまりにも秀逸で、ここが日本の敗因だったといっても過言ではありません。知らなかったんだけどさ。
18-19シーズンはカンザス大で19.4点、10.3リバウンドだってさ。ドラフトにエントリーしたけど指名されず。19年ドラフトって八村が指名された年じゃん。それくらいの年齢です。
〇ローソン
32分
24点
2P10/11
3P 0/4
10リバウンド
3アシスト
3スティール
得失点差 +35
はい。それはもう圧倒的でしたよ。この活躍が誰に似ていたかといえば、ホーキンソン。今回はそういう話をしましょう。
ローソンがベンチに下がると40番が出てきたのですが、7分間で得失点差は△11でした。ローソンが出ていれば完敗。40番なら完勝というね。しかも、日本も40番の時はホーキンソンを休ませていたくらいだから、川真田でも楽勝なのが40番でした。多分、ホーバスがHCだったらローソンは40分プレーしていたわ。
◎ホーキンソン・ジャパン
このローソンがどれだけすごかったかといえば、ホーキンソンくらい凄かったのですが、(このブログの読者にはいないだろうけど)ホーキンソンの凄みっていうのが、あんまり伝わっていない感があり、それと同じことをやられた時に、これだけ困るっていうのを実感させられた試合でした。
相手にホーキンソンがいたらボッコボコにされてしまう
これが日本のディフェンス問題となっていたわけですが、まずはホーキンソンについて言及しておきましょう。
現代はセンターを使い分ける時代です。ゴール下に強いフィニッシュ&リムプロテクター、ストレッチできるシューティングビッグ、機動力があってウイング的に走れるビッグ、なんていう3枚を自分たちの事情と、相手の事情によって使い分けるし、それは仕事内容が違いすぎて「3つともできるセンターは激レア」ってことでもあります。
そしてホーキンソンは「激レア」なオールマイティーカードです。もちろん、その分だけ1つひとつの精度というか、能力は落ちるのだけど、その分だけホーキンソンがいれば「相手の弱点を使う」ことがイージーにできます。
・3P精度が高い
・2Pのフローターが正確
・キャッチ能力が高く、パスがズレてもフォローしてくれる
・献身的なスクリナー
・両サイドへのワイドな展開、ゴール下へのアシストとパスも上手い
・速攻の先頭を走る機動力 etc
どれか1つでも強い武器があったらOKなのに、ホーキンソンは何でもあり。だから相手のビッグのリムプロテクトが怖ければストレッチ3Pで解消してくれるし、機動力タイプならばゴール下勝負で上回ってくれ、カバーリングで収縮してくるならパスで3Pをアシストしてくれる。何より速攻を生み出す走力で相手センターを置き去りにする。
こんな何でもありなセンターは、1人で戦術を広げてくれます。それは逆に
ストロングスタイルが成立するのはホーキンソンがいるから
こんなことも言えるわけです。ホーバスのオフェンスにパターンがなさすぎることは当初からの指摘事項でしたが、永遠とPG&センターのツーメンゲームをしていても、ホーキンソンで違いが作れてしまうからね。
で、これをローソンにやられたのがレバノン戦でした。幸いローソンは3Pが全部外れたので、そこだけ助かったのですが、それも決まっていたら目も当てられなかった。