20171121 ホーネッツ vs ウルブズ

勝っているぜ!流石だぜ!ウルブズ!
勝ち始めて機能している風潮もありますが、シボドーHC自体が理解できない管理人としてはデータをみても、試合をみてもやっぱり?マークしか浮かびません。
まぁ豪華メンバーでそれぞれが毎試合のように見せ場を作っているので勝っているのが不思議ではありませんが、何がしたいのかはイマイチよく分かりません。
それは良く言えば豊富なバリエーションで勝負しています。そう信じてデータだけ見てみましょう。
◯レーティング
オフェンス 107.0
ディフェンス 106.4
+0.6しかありません。攻守ともに平均レベル。良く言えばバランスが・・・。
平均レベルなのでスタッツを調べても浮かびにくい特徴。
◯スティール 9.1(4位)
◯速攻 8.4(21位)
スティールはするけど速攻はしません。
◯オフェンスリバウンド 10.5(10位)
◯セカンドチャンス 13.9(6位)
◯ペイント内失点 47.1(24位)
◯ブロック 3.7(26位)
オフェンスをみるとインサイドが強いようで、ディフェンスでは弱い。まぁよくわからない。
では、スター達の中で誰が重要なのか?
◯オン/オフコートレーティング差
タウンズ 0.2/1.4
ウィギンズ 3.6/△8.7
バトラー 3.8/△5.6
ティーグ 2.0/△2.9
ギブソン 6.5/△9.8
どうやら1番重要なのは意外とギブソン。要らないのは意外とタウンズ。もはや理解できません。
ちなみにタウンズがダメなのは圧倒的にディフェンス。昨季と何も変わりません。



では一体何で勝っているのか?
◯フリースロー 20.1/25.4(6位)
◯被フリースロー 13.7/18.1(1位)
答えはフリースロー。それだけで+6.4点です。レーティング差が簡単にひっくり返る水準です。
一杯フリースローをもらって自分たちは与えない。サンダー戦そのものの数字です。ディフェンスはともかく、オフェンスは名前で勝っている気がしています。
そういえば最後にフリースローを落として負けたのが前のピストンズ戦。



戦略と戦術が迷走するホーネッツ
ホーネッツといえばフリースローを与えないチームとして有名です。しかし少し変調が。
◯被フリースローアテンプト 19.9(6位)
◯被フリースロー確率 81.5%(30位)
フリースローの確率なんて守りようがありませんが、1位のスパーズは70.6%なので相手を選んでファールしていそうです。被フリースロー数を与えない上に落とさせるスパーズ。
ちなみに81.5%は昨季のホーネッツと同じ。オフェンス力が低い代わりにターンオーバーをしないで確実にフリースローを決めたいホーネッツ。しかし、こちらも変調が。
◯フリースロー 19.8/28.5(2位)
◯フリースロー確率 69.4(30位)
増えたフリースローと低い確率は言うまでもなくドワイト・ハワード。
◯ハワードのフリースロー
3.2/7.9(4位) 40.3%
ちなみにかつて大流行したハック作戦ですが、ルール改正や対策が進んであまり流行っていません。
確率70%を割っている選手をアテンプト順に探していくと
20位 ウィギンズ 5.6本 61.8%
25位 ラッセル 5.3本 68.3%
27位 シモンズ 5.1本 51.7%
ハックされるような選手はドラモンドまで出てきません。それも63.7%決めているし。
つまり確率はもちろんですが、明らかに起用法を間違えているHC。ブルズ戦はそれで負けました。
ちなみにホーネッツを確認する目的の1つは、センターと戦術企画のためにハワードが何をしているか確認するためです。
シーズン当初と違う事をする事がしばしばあるハワード。不安定なんですよね。気分屋。



5勝3敗で開幕スタートした後は6連敗。前の試合でやっと連敗ストップです。その間に起きたことはギルクイストとバトゥームの復帰。それに伴うローテーションの変化。
お気に入りのモンクだけでなく、活躍し始めたベンチ陣を混ぜなくなったので采配の謎と共に興味を失っています。
ちなみに連敗前に勝ったバックス戦は4Qに18点を奪いモンクが1人で試合を決めていました。ケンバの代役を手に入れたと思いきや、ケンバ頼みの起用に戻っているのが今です。
◯開幕8試合のレーティング
オフェンス 103.9
ディフェンス 100.3
◯ここ7試合のレーティング
オフェンス 103.2
ディフェンス 107.5
つまり悪くなったのはディフェンス。ディフェンスよりの選手を起用して悪くなると言うチグハグさ。
◯被FG% 41.9% → 46.1%
◯被3P% 33.9% → 37.5%
要因はほぼこの被FG%です。
ホーネッツディフェンスの良かったポイントはオフボールでのチェイシング。
しぶとく追いかけられなくなったのか?
他の要因があるのか?
多分、チームを追いかけるファンでもなければ観ても違いがわかりませんが、何が起きているのかは探してみましょう。
想像されるのは機動力あるメンバーからサイズのあるメンバー主体に変わった事によるスピード不足です。マブスなんか小さいPG2人がいた方が良かったわけで。
そんなホーネッツ。



いつも通りの立ち上がり
1本目はケンバのキックアウトからギルクイストのミドル。決まりますが、早速このメンバーのホーネッツらしさ。3Pで待てばドフリーなのに意味なくミドルでチェックされます。
2本目はハワードのキックアウトからマービンの3P。これは外れる。果たしてどちらが良いのか。
中外使えているようで中中のホーネッツ。



ウルブズは良い感じにボールをワイドに回します。良いパッシングではないけど、右にも左にも中にも外にも個人で攻めるタレントがいるよね。そんなオフェンス。
しかし、それを決めるのはウィギンズだけのスタート。ウルブズ観る時は必ずウィギンズが最も効率的なんですが、これはたまたまなのでしょうか?



センター対決
タウンズvsハワード。名前だけならタウンズですが、実はそうでもない対決です。
どこからでも得点できてインサイドも強いタウンズ。動けないハワードが3Pを決めるタウンズを守る事は出来ません。なのでディフェンスではギブソンの相手をしたいハワード。
プレビューの通りインサイド強さとは裏腹にディフェンスに問題のあるタウンズ。ハワードにポジション争いで負けます。
ボールが入ればローポストアタック。更に味方のミスをプットバックと先に違いを生み出したのはハワード。
そこを利用していくホーネッツなのですが、ケンバ以外はポストへのパスも怪しい。ハワードからのキックアウトパスも怪しい。
更にハワードがポジション争いで勝っていますが、身体を張って出来たスペースに飛び込むマービンとギルクイスト。シュートを外します。
うーん、スペースを利用しているのかハワードのジャマをしているのか微妙なカットプレー。
そんなわけで効率的なのか何なのか謎のホーネッツオフェンス。まぁ設計不良です。ケンバのドライブなんて人数かけて潰せばハワード以外にフィニッシュ出来ないし。



豪華メンバー頼みのウルブズ
ウルブズはウィギンズ以外はダメだけど、ウィギンズにはあまり回さないよく見る展開。だから伸びない得点。
いくら何でもダメ過ぎたので、ケンバを狙う方針にします。ティーグやバトラーのポストアップ。タレントの豊富さを活かします。
次第にドライブからのキックアウトの連続パターンが出てきて、コートをワイドに使いながらボールを動かしていきます。しかし、回った結果の大抵はティーグのミスショット。
ウルブズはコートを広く使いながらディフェンスが弱くなった部分を攻めていくようなオフェンスなのでフォーメーションとして悪くないのですが、崩すポイントはチームではなくて、個人です。だからディフェンスが弱くなったポイントにいた選手がミスるとよくわからなくなります。
設計不良はないけど、結局は個人任せ。いつものようにクロフォードが出てくると自分で崩したがるから流れも止まりました。



セカンドユニット
セカンドユニットになった時にそんなウルブズは当たり前のように効率が落ちます。だって個人が劣るから当たり前。
対してホーネッツはそもそも設計が変わります。インサイドはゼラーしかいないし、ゼラーもゴール下ウロウロではなくて動き回るので、明らかに広くなるスペース。
ラムがドライブ決めたり、バックドアカットで決めていきます。ケンバは潰せるけどラムは潰せない。ラムの方が良いプレーヤーなわけないので、どう見てもオフェンス設計の問題。
なお、お互いに守れません。ホーネッツが守れないのはリムプロテクター不足。スイッチやカバーはスターターよりも早いくらいだけど、スピードも高さもないカミンスキーはツライ。ゼラーは1人ではキツイ。
ウルブズはローテーションが悪い。でもデータ的にはタウンズがいないと守れているので、ホーネッツに振り回されているのかな。
2Q残り6分で何故かウルブズが勝っているのですが、理由はクロフォードが決めているから。それはラムが守れないから。割と博打みたいなリードの仕方です。



もうハワードしか見えない。
スターターが戻ってくると、やっぱりタウンズを圧倒するハワード。ご機嫌なハワード。イラついているタウンズは外から打つ事に打開点を探しますが、あまり決まりません。
打たれていたこともあってマークをマービンに変更するとインサイドで得点したタウンズ。ビビり過ぎの采配をしているクリフォードHC。
マービンのディフェンスは非常に良くて身体を張るし、スピードでも負けないし。でも高さの争いでタウンズには勝てません。ハワードがタウンズいじめてたから、そのままでも良かった気が。
◯ドワイト・ハワード
13点 FG6/7
8リバウンド 3ブロック
◯カール・アンソニー・タウンズ
6点 FG2/4 7リバウンド
ブザービーターで放った3Pがカリーの様には決まらなかった事を悔やむほどにご機嫌なハワードでした。
55ー52でホーネッツリードの後半へ。



前半の感想
そんなわけで、とりあえずは開幕後に思った通り働いていて良かったハワード。タウンズが弱かった事もあってパワー勝負で圧倒。
しかし、そんなハワードのジャマをしまくっていたのはギルクイスト。アーリーでタウンズを吹き飛ばしてポジションをとるのだけど、ギルクイストが中途半端なミドルレンジにいるからヘルプに来られるのでハワードにパスを出せません。外にいればイージーバスケだったのに。
ドライブからの合わせでもハワードのスペースに入り込むギルクイスト。
◯前半のリバウンド
ハワード 8
マービン 1
ギルクイスト 2
ゼラー 3
カミンスキー 3
ラム 3
つまりハワードだけでリバウンドとれているのだから、そこに人数をかける必要ありません。逆にセカンドユニットだと全員で取りに行く必要があります。そして、守れないけどそんなリバウンドはとっているラム。
起用法に不満というのはこういう部分です。



逆に凄いよウルブズ
ウルブズはこんな内容で3点差って凄い。ウィギンズとクロフォードくらいしか良い部分がなかったウルブズ。
でも、1番打っているのがティーグ。まぁ様は中に絞りまくるホーネッツなので、PGへのディフェンスが最も楽だったという事。
◯前半の3P
ウルブズ 1/14
ホーネッツ 4/12
内容でも点差でも勝っているホーネッツですが、まず間違いなく逆転されるでしょう。単にウルブズの3Pが決まっていないだけさ。



ウルブズのアウトサイドvsギルクイストのミスショット
後半開始早々にティーグの1本目の3Pが決まって同点。バトラーのミドルで逆転のウルブズ。わかりやすい。
ウィギンズのミドル、バトラーのミドル、バトラーのミドル。3Q始まってウルブズの得点は5本連続で外からのフリーシュートでした。ティーグのドライブでやっと終わる。
ホーネッツはケンバが行きます。ハワードで収縮されたディフェンスを外から崩し、ドライブで切り裂くケンバ。バトゥームも続きますが、またもミドルラインで待つギルクイストがドライブを外します。
自分でボール運びにいってアッサリとティーグにスティールされるし。
その後も続くギルクイストのシュートミス→ハワードのプットバック劇場。なんかもうギルクイストはわざと外してハワードにオフェンスリバウンド取らせているのかと思うほど。
でもジェンの3Pで簡単にウルブズが逆転するけど。



タウンズの時間に守れないウルブズ。その理由はハワードに負けるタウンズという構図だけでなく、タウンズがヘルプに出るとカバーが足りません。
そんな時は誰もハワードをボックスアウトしないので好き勝手にやられます。
逆にセカンドユニットはインサイドにジェンしかいないからローテーション早かったりして。



カミンスキー大爆発
ハワードに続いてカミンスキーが好き放題になるホーネッツ。理由は不明。かんたんなドライブとは思えませんが、落ちないのでどんどん点差が開いていきます。
◯フランク・カミンスキー
24点 FG9/14 3P4/5
ちょっとウルブズのセカンドユニットではどうしようもなかったカミンスキー。ギブソンならもう少し止めた気もしますが。
更にラムが14点、ゼラーが10点と続き、12点までリードが広がります。
◯ベンチ ホーネッツーウルブズ
得点 52 ー 40
FG 58.8% ー 48.3%
リバウンド 19 ー 10
アシスト 13 ー 5
ウルブズとしてはかなり良かったベンチ陣ですが、それを大きく上回ったホーネッツのベンチ。普段はあまり活用されないなんて信じられないわけです。



メチャクチャなウルブズ
ハック作戦で3P攻勢をかけて時間を使わずに点差を詰めようとしますが、全くシュートが決まらないウルブズ。決まらない理由は守られているからですが、前述の通りホーネッツディフェンスはアウトサイドを守れません。
しかし、基本が個人の打開なので、3P攻勢とわかっていれば外まで追いかけます。よっぽどの事がない限りフリーでシュートは打てないウルブズ。
それでもタウンズのピック&ポップでフリーになる場面もありますが、今度はパスがこない。
3P攻勢なのに使われないピアリッツァ。まぁシボドーHCがこんな場面で使うわけもない。ちなみにピアリッツァはFG3/4。ギブソンでなくピアリッツァにしておけば、必ずハワードのマッチアップで打てたのに。ニックスのホーナセックはそれで勝っていましたよ。
てんでバラバラなウルブズ。だったらバトラーかウィギンズでアイソレーションでも良かったはずですが、そこはちゃんとフォーメーション。



ホーネッツの快勝?
快勝のホーネッツ。何故、快勝したのか?
ハワードとカミンスキーの大爆発でした。
◯ドワイト・ハワード
25点 FG8/10 FT9/14
20リバウンド 4ブロック
ハワードに対して無力すぎたタウンズ。それはオフェンスにも影響したので、完全にハワードがもたらした勝利です。
こんな快勝が挟まれるからシステムの改善が進まないのだと感じる試合でした。ハワードのフリースローとカミンスキーの3Pが通常の確率なら△10点くらいなので、ウルブズも違う戦略をとったでしょう。
また残り3分でハック作戦やられましたが、「ハワードのフリースローが決まれば問題ない」というのはそもそも間違いで、12点差あるなら24秒使ったオフェンスで時間を消費すればウルブズには多くて2回しかオフェンスチャンスがありません。(残り2分からボールマン以外へのハック出来ない)
約1分の間にハワードは5/8決めましたが、ウルブズは4回のオフェンス機会を得ました。つまりハック作戦は成功していて単にウルブズがシュートミスしただけです。
5点差以内ならハワードの確率次第ですが、今回のハックは大差で負けているチームが一か八かの勝負に出ているので、やらせない方法が優先だったはずです。
戦略的には怪しい勝利ですが、個の力で上回った事は気持ち良い勝利だったはずです。



フリースローで負けたウルブズ
◯フリースロー
ホーネッツ 23/29
ウルブズ 22/26
ハワード問題もあり、得意のフリースローで差をつけられなかった事でアドバンテージを得られませんでした。
◯ペイント内得点
ホーネッツ 48
ウルブズ 38
守れなかったインサイド。得点も少ないですが、2PFGは49%なので酷かったわけでもなく、3P6/27が敗因です。
そしてやっぱり個人で押し切ろうとしているだけに見えてくるチームです。フロアバランスとってボールは回していますが崩してはいないウルブズ。
ヨキッチのナゲッツと比べたら大きく違います。まぁ代わりに不安定すぎるナゲッツですが。ウルブズには安定感はあります。
アシストが出来ない選手はいませんが、上手い選手もいない構成なので、この先どんな方向に進むのかはちょっとよくわかりません。良いポイントを探すのは難しいけど、悪いポイントを探すのも難しいチームでした。
タウンズは押し負けすぎ以前にポジション取りが。



凄く悪い選手みたいに書かれていますが、ギルクイストはSFとして十分に動けて、インサイドでパワー負けしなくて、ディフェンス出来るわけだから3P以外は現代的なんです。
使い方が悪いので適切に使ってくれるチームに行った方が良いよ。
サンズのTJウォーレンなんて3P9.1%なんて信じられない確率だけど、18.6点も取っています。本質的には似たタイプです。

20171121 スパーズ vsホークス

久しぶりのスパーズとホークスです。
スパーズの印象は選手が足りていない。その上に肝心のPG2人のFGが悪くて選手が戦術の水準に追いついていません。
レナードとパーカー待ちですが、パーカーを待たなければいけない状態というのは割と厳しい。
とりあえず5割を下回ってはいないので、このまま続けていきましょう。焦れない事は試合でもシーズンでも大切なスタンス。
ホークスは渋い選手ばかりで、本当に再建したいのかすらよくわからない構成。ペイサーズが集めたのはスターではないけど、どのチームでもスターターにはなれそうな選手達。わずか3年前のホークスに近い。
今のホークスはどのチームでもスターターになれないであろう選手ばかり。例外はシュルーダーとプリンスだけど、その2人だって他の選手を押しのけてまで出すレベルではないです。だからよくわからない。
ただし、HCとしては優秀なブーゲンホルザーなので、それでも割とチームとしては成り立たせています。渋い選手と表現するのは与えられた仕事をこなす気持ちが強そうな選手達だから。
選手の質も熟成度もスパーズが1枚上ですし、目標も3段階くらい上ですが、まぁなんとなく置かれている状況は似ているのかも。
そんなイメージの試合です。



東のスパーズ
非常に低調なオフェンスから始まる両チーム。シュートが決まらない。ペースも遅ければシュートも決まらず眠くなってきた中でオフィシャルタイムアウト。
ゾーンっぽく守り始めるホークス。タイムアウト明け1本目だけかもしれませんし、たまたまかもしれませんが、少し印象を変えてきます。
対するスパーズも似たような守り方。守り方が似ているというよりは攻めるポジショニングが似ているので自然と似てくる両者。
http://number.bunshun.jp/articles/-/822638
そうなってくると打てるポイントが分かりやすくなったのか、デッドモンとベリネリのシュートが決まり始めます。両者ともに元スパーズ。
スパーズ側も決まり始めます。ベンチから出てきたゲイとジノビリ。
1Q後半はお互いが決めあって、最後にジノビリのブザービーターの分だけスパーズがリードします。
下手するとこのまま感想が終わりそうな試合です。



ミルズとベンブリー。そしてシュルーダー。
2Qになってもゲイとジノビリがそこそこ活躍し、スパーズリードでスターターが出てきます。
昨季のスパーズの特徴はパーカーよりもチームの効率が段違いに高いミルズの時間でした。ノロノロした展開の中で1人機敏に動いて行くミルズは目立ちます。普通の速さなのですが。
今季はミルズ自身が不調。しかし、こうやって途中から出てくると、その動きに全体が連動するのでアクセントとしては効いて、ワイドなパス回しが早くなります。
そんなスパーズに対し、ホークスベンチからはベンブリー。初めて観る選手です。こちらも速くはないけど、エネルギーを出して動きます。ミスも多いけどアクセント役。
速いけどどうも運動量が少ない気がするシュルーダーとは違うタイプです。
少しずつ生まれるスペースに早く反応するのはホークスのコリンズ。細身のルーキーセンターでパワーではなく反応力で勝負します。現代的。
やっぱりミルズは途中からが良くて、そんな選手をホークスも抱えたいのかな、という印象。



戻ってきたシュルーダーですが、相変わらずなところがあって、コリンズがピックに行こうとすると追い払ってアイソレーションします。そして抜けません。
自分の力を過信しているシュルーダー。ポポビッチが嫌いそうなタイプなので、ブーゲンホルザーが選んだ理由もよく分かりません。
お互いがゆっくりした中で取れていた均衡が崩れてきてスパーズのリードが広がります。
タイムアウト明けもオフェンスが上手くいかず、おそらく怒ったブーゲンホルザーは2Q残り4分でもシュルーダーをベンチに下げました。
再び出てきたゲイとジノビリ。ジノビリのアシスト2つにスティールからの速攻が決まり、46ー38で前半が終わりました。



スパーズのベストメンバー
前半の終わりをミルズ、ジノビリ、ゲイ、オルドリッジ、ガソルで過ごしたスパーズ。多分、今のベストメンバーがこれ。ベストメンバーをスターターにしないのはグリズリーズなんかもやっていて、変化させて慣れさせない効果があります。サンダーも見習え。
グリーンではなくジノビリなのは単にミルズとの相性。ストップしてミートが多いグリーンよりも、ムービングしてスピード差を活かせるジノビリの方がミルズの流れを継続できる雰囲気です。
ホークスは点数通りの内容。ボール回す段階で決まっているポイントに出すから読まれています。動かされなかったスパーズディフェンス。
荒かったけどベンブリーとコリンズだけが読みきれない動きをしている感じです。
逆転する姿が微塵も想像できないホークス



コリンズ様
後半はコリンズをスタートに入れてきたホークス。でも、代わりに下がったのはベリネリだから得点出来るのか?
そう思ったらコリンズのミドルが決まり、更にグリーンのレイアップをブロック。オフェンスチャージを取られるも、その後にピックからのダンク、再びミドル。
コリンズに注目しているディフェンスをみてシュルーダーがジャンパーを決めます。
ベイズモアからシュルーダーへのパスがスパーズにカットされますが、こぼれ球がゴール下のコリンズへ。
コリンズのオフェンスリバウンドからベイズモアが3P。これで52ー51となって3Q残り6分でコリンズはベンチへ。
信じられないようなコリンズ様によるマジックが発動したホークス。間にあったベイズモアのフリーのミドルは普通に外れました。コリンズが関係しないと決まらないオフェンス。



ここからお互いに得点を取り合いますが、やっぱり攻め手をかくホークスが少しずつ離される前半にみた展開。6点差で再び出てくるコリンズ。即ピックからレイアップ。
スティールからイリャソバの3Pが続いて1点差に。
しかし、リバウンド争いでファールコールされコリンズがベンチに戻ったので、70ー65と5点差で4Qに入ります。



コリンズマジックとしか言えないホークスですが、コリンズの行うプレーは取り立てて凄いものは何もなく、ほぼ基本のピック&ロールです。それをガードのような細身の選手がやっているので抜け出すタイミングが測れない感じです。
何度かみていて良い選手だと思っていましたが、しっかりとレポートする試合で活躍してくれてありがたいです。
インサイドを反応力で対応するパターンは非常に面白く、使い方がハマれば活躍しそうです。そしてシュルーダーの相棒に合うタイプです。



抵抗しないホークス
そんな20歳のコリンズに対しオルドリッジと40歳のジノビリが阻みます。3Pに速攻からのダンクと再びリードを広げるスパーズ。
プリンスがオルドリッジをブロックするなど、個人の可能性はみせますが、チームとしての継続性はありませんでした。
この試合酷かったグリーンが4Qになって連続3Pでリードを広げると追いかける余力のなかったホークスは特に抵抗もなく試合を終わらせました。



ベテラン揃いのようだった両チーム
◯スパーズのFG
チーム 40/89
オルドリッジ 11/24
ジノビリ 7/11
グリーン 5/16
オルドリッジとジノビリは元気でしたが、グリーンは3Pは入ったものの、2P1/8とドライブすると決定力を欠きます。
オルドリッジ1人で頑張っているのをジノビリが助けたような試合でした。
◯ホークスのFG
チーム 37/85
コリンズ 10/12
プリンス 8/13
シュルーダー 6/14
ベイズモア 2/13
ホークスはコリンズとプリンスは期待が持てるものの、どうしていきたいのかは不明です。どうみても活力不足だけど、それはチームオフェンス徹底の意識が高過ぎる故の現象にも見えてきます。
コリンズは特に特別なプレーをしたわけではないので、1つひとつをしっかりやっていく方針は間違っていませんが、そこに活力がないなら作業としてバスケをしているだけみたいな。
相手がスパーズとか関係なく、淡々と試合をこなしたようなホークスでした。

センターを知ればチーム戦術が判る 〜後編〜

センターと戦術の関係性に触れる後編です。

センターと戦術を色分けしたのは、
「インサイドをどう攻めるか?」
という視点でセンターをどこに置くかは現代的なポイントになるからです。3Pを打たせるのは有効な手段ですが、目的がインサイドを攻める方法なので3P以外にも戦術的方法論があるわけです。

簡単に言えばスペーシングする方法論を考えていった結果です。チームによって考え方は様々ですが、それでもやっぱり似てきてしまうわけで、戦術とセンターを分類する事が出来たのが前編でした。

後編は色分けするのが難しいタイプになります。

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20171120 サンズ vs ブルズ

最下位争いのブルズ
前の試合で3勝目をあげたブルズ。ホイバーグがやろうとしていたポジションを入れ替えながら3Pを多用して行くスタイルが少しずつ形になってきていました。
◯3P 10月→11月
ホリデー 34.8% →34.8%
マルケネン 41.7%→32.7%
バレンタイン 39.3%→41.3%
グラント 6.3% →40.0%
ポンデクスター 9.1% →33.3%
ジプサー 37.5% →16.7%
ポーティス 42.9%
ダン 34.8%
チームとしての成功率は微増くらいですが、問題だったグラントとポンデクスターもよくなってきて、ポーティスの復帰で厚みが出てきました。マルケネンの確率は落ち始めましたが、長い目で見守りましょう。
これで2Pが決まればロケッツ(1位)なのですが49.5%で28位と全くダメです。3Pが調子よく決まって初めて勝機が生まれてくるレベルです。
3勝目は3P50%の超高確率でしたが、ハック作戦しているのにハワードを出し続けている間にリードを広げ、負けているのにシュート力のない選手を出し続けてくれたホーネッツの采配に助けてもらってなんとか勝てたレベルです。
サンズならば相手のミスも期待出来そうです。目指すは連勝。



弱いチームから脱却しそうなサンズ
ブレッドソーがいなくなりHCが代わってからは6勝8敗のサンズ。まだまだ発展途上という事を考えれば後半戦に向けてプレーオフを目指すと言っても許される雰囲気です。
この2試合は28アシスト15ターンオーバーと個人技万歳時代とは異なります。
その要因はタイラー・ユリスとデバン・ブッカーのガードコンビ。メインのハンドラーがブッカーに変更され、時にユリスがコントロールします。
選手個人の特徴を活かす事を意識したチームに変わりました。
例えばトロイ・ダニエルズは3P43.3%と好調なのでダニエルズが出てくるとスクリーンでフリーにし、ブッカーがドライブからキックアウトを頻繁にします。
ドラガン・ベンガーは対人には強くありませんが、シュート力とギャップを狙ったドライブをしたいので、ピック&ポップでスペースを作りますが、単にベンガーにパスが出るだけでなく周囲もスペーシングしています。その結果この5試合では3P52.9%と好調です。
本来は最も活かすべきはブッカーで、シューターとして全員でフリーにするシステムをとるべきなのですが、それよりは全選手の個性を活かす事を優先し、逆にブッカーがハンドラーとして常にシュートがある状態で相手に警戒させる方法にチャレンジしていると推測しています。
クレイ・トンプソンではなく、CJマカラムを目指す状態。
同じくジョシュ・ジャクソンもウイングから個人で突破する役割を与えられてそうで、中心になって欲しい選手に負荷をかけるスタイルです。ポジティブ。
問題はそんなジャクソンも含めてFG40%に満たない選手が割といる事。ほぼハンドラー達なので、個人で突破し切る力はブッカーにしかありません。
しかし、相手はブルズだから個人でも突破出来るチャンスがありそうです。



お互いに相手の未熟さにつけ込んで、自分達のスタイルを貫く機会にしたいところです。
◯サンズは個人での突破を決めていきたい。
◯ブルズはチームパッシングを効率的にしたい。
そんな目的の違いもありそうです。言い換えればディフェンスの良いのはどちらか。



連携のサンズ。個人のブルズ。
良い連携をみせるのはサンズ。開始直後はブッカーはシューターとして動き回り、動いたスペースを周囲も利用していきます。
モンローがポストとしてボールの経由をしてくれるのでブラインドカットがしやすくなっているサンズ。
個人で突破するのはブッカーだけで、カットプレーが効果的に決まります。
さらば!ブレッドソー!



サンズには小さなユリスがいてベンチから出てくるマイク・ジェームスも小さいので、ブルズとしてはスイッチさせてミスマッチを狙いますが、あまり上手くいきません。
しかし自分達の強みであるアウトサイドからのショットは効果的に使えます。更にインサイドではロペスが1枚上手である部分をみせて最後のところで助けてくれます。
中外のリズムが合ってきたので、さらに3Pが決まります。
お互いに守れない中で3Pもあって37ー30とハイスコアでブルズリードの1Qでした。



チームに浸透しているサンズ
2Qになるとサンズは追いつきます。取り立てるプレーもないので、単にセカンドユニットまで手が回っていないブルズ。サンズはここでもチームプレー。
ブルズがスターターに戻るとリードを奪いますが、サンズがブッカーを戻すと逆転します。個人で突破もあれば素晴らしいパスを通すブッカー。
前半のサンズは18アシストとチームが変わった事をみせてきます。多くてブッカーの4なので本当にチーム全体の意識です。それはFG53%に繋がり効率で上回りました。
一方のブルズはマルケネンが16点、ロペスが4本のオフェンスリバウンドもあり11点。マルケネンがアウトサイドから攻める事でスペースのあるロペスが反応力でリバウンド争いで有利になりました。
ペースはサンズですが、個人の踏ん張りでビハインドを4点に留めたブルズという前半でした。



それぞれの悩み
サンズは控えガードで苦労している形です。まぁブレッドソー放出してナイトがケガなので致し方ない。ユリスとジェームスの時間は小さすぎて困ります。
ガードとセンターのツーメンゲームでブルズのドライブをしっかり守ったけど、最後にレンがブロックに飛んだからリバウンド争いにいたのはジェームスだけとか厳しすぎます。
ブルズはスピード不足に苦しみます。高速パス交換はやっぱり現れません。ひょっとすると速いとシュートが決まらないのかもしれません。
3Pに意識を向けているのに全く決まらないドライブ。設計としては3P優先なのでドライブがなくても成り立ちますが、ディフェンスからすると怖さ半減しています。



続かない得点
後半になっても先手をとるのはサンズ。素晴らしいアシストが決まります。しかし、どうしてもリードを二桁までは伸ばせません。
ブルズからみるとそんな時に決めるのはマルケネン。もう完全にエースです。インサイドに強くはないけど、高さの利で決めていきます。
やはりディフェンスで武器のないサンズなので、連続得点が続かないのかと考えているとブルズがスティールを連発します。しかし、そこからの速攻が決められない。ブルズはオフェンスで連続得点が出来ません。
お互いに勝てない理由が浮かんできます。



ブルズが持っていた武器はクリス・ダン。スピード不足のチームにドライブからのダンクで勢いをつけます。ウィークサイドを抜かれると誰もヘルプに来ないサンズ。そこをつけるスピードがありました。逆転するブルズ。
逆転されるとギアを上げたブッカー。ドライブを次々に抜いていきますが、そのレイアップを外します。そこまで難しいシュートでもなかったので痛いミス。
しかし、そのドライブでディフェンスが収縮された事で周囲の3Pが連続で決まり再度逆転に成功し4Qに入りました。
3Pが決まってもドライブを決められなかったブルズに対し、ドライブ自体は外れたけど3Pに繋げたサンズの差は得点差以上に大きいです。



流れを失わなかったサンズ
セカンドユニットのサンズに流れを持ってきたのはジョシュ・ジャクソン。3Pを決めて調子に乗るかと思いきや、冷静にボールを捌いたり、ドライブして引きつけてのアシスト。そして自ら豪快なダンク(ミスしたけどリフレクションで決まる)。
そんなジャクソンを引き出したのはインサイドに陣取るレンと3Pを決めて外に広げるトロイ・ダニエルズなので、チームとして役割がハッキリし、それを使ってジャクソンが打開していく流れです。
ブルズはドライブからのフローターが決まりません。懸念事項の2Pの悪さ。フローターに行けてるのでサンズのディフェンスが良かったとは言い難い内容。
9点までリードを広げて残り6分へ。



ブルズはマルケネン推しですが、基本はキャッチ&シュートなので個人で打開しろと言われても困ります。
やはりザック・ラビーン待ち。
しかし、サンズもこの時間に強気にいってしまうジェームスでリズムが崩れます。それを救うのはTJウォーレン。
素晴らしい得点の取り方をするウォーレン。自力で打開はしないけど、ウイングから空いたポイントに飛び込み、リバウンドに飛び込み、チームを救います。
最後はPGブッカーがパスを振り回しますが、フィニッシュが甘くリードを広げる事が出来ないサンズ。それでもしっかりと時間を消費するので効率の悪いブルズオフェンスでは追い上げられない点差を守りきりました。



開花したようなサンズ
◯アシスト
サンズ 31
ブッカー 6
31のアシストで最高がブッカーの6はかなり素晴らしい数字です。1人ひとりを活かす意識が根付いてきた結果がフォアザチームを全員が実践すること。
課題はトロイ・ダニエルズとブッカー以外はシューターとしての打開力に欠けること。3Pを決める事が出来る選手はいるのですが、アシストがあって初めて打てる選手達です。言い換えれば安定感不足と相手に警戒されるレベルではない事。
そしてやっぱりこのバスケをするならばブッカーともうひとりPGが欲しい事。2人になるとアンストッパブルなチームになります。今はユリスとジェームスでも戦えますが、ウエストで勝ちたければ厳しい。
そんなわけで冗談で言っていたのですが、最近のサンズをみると本気でマリック・モンクを狙って第2のスプラッシュブラザーズを作ると強力なチームになりそうです。
イメージはウォーリアーズではなくロケッツのダブルPG。常にどちらかがコートにいる事で同じ水準のオフェンスを1試合を通して保てます。勝負所でも有効なコンビ。
残せるならば、ブッカー、ジャクソン、ウォーレン、モンロー、レンだけ残せれば他の選手ならいくらでも放出して大丈夫です。
モンローはサラリーが高過ぎて、戦術に合わなかっただけでゴール下で身体を張るし、ポストで起点になれているのでフィットしていますし、レンは全く違うタイプでひたすら走るのでブッカーのシュートミスを拾ってくれます。
かなりポジティブなサンズですが、ディフェンスはやってるのか何なのか。



個人力不足のブルズ
ザック・ラビーンを待つ以外には何も無さそうなブルズ。フロントは負ける気持ちしかないのだろうな。やっている事はよくわかりますが、マルケネンとロペス以外はベンチメンバークラスばかりです。
チームオフェンスするにも、その前提となる個人能力は必要です。それこそサンズのジェームスくらいでも決めてくれれば全く違ったはず。いくらなんでもドライブ出来な過ぎです。
ダンは頑張ってはいるけど、トレード相手をルビオにしていたら周囲の3Pを活かしていただろうし、ドライブされるから相手も嫌がったはず。
ラビーンが復帰すればセレクション無視したような3Pを打つだけでなく、ドライブのスピードがあるのでアクセントになれるでしょう。
それまでは連携を深めて、と言いたい所ですが、この試合でもオフェンス面はそれなりに継続して得点していたように、これ以上となると個人能力なければ難しい気がします。
◯3P 12/36
良くはないけど、悪いというレベルでもありません。高確率で初めて勝機がみえる感じは継続です。
オフェンス整備優先のサンズと違い、個人能力くらいしか整備するものもなくなってきそうなので、そろそろディフェンスに力を入れたらどうかな?



◯マルケネン
26点 FG10/18
13リバウンド
キャリアハイを更新したマルケネン。サンズのベンダーと違い自信をつけたからか安定感が出てきています。シュートに迷いがない。
ここからどんな方向に伸ばしていくのか?
チームの方針が試されます。ポジション違うけどオフボールムーブとキャッチ&シュートのクレイ・トンプソンみたいになるかもよ。
U19日本代表も増田を置いて成功していたし。

センターを知ればチーム戦術が判る 〜前編〜

「現代センターはアウトサイドからも攻められないとダメだぜ!」

そんな固定観念に縛られていませんか?

それは多分、2年前の話。だから昨季のトレンドはストレッチ5でした。代表格はブルック・ロペスとマルク・ガソル。3Pなんて全く打たなかった2人は昨季から連打するようになりました。戦術の変化に合わせて必要な武器を新たに取り入れたわけです。

ポイントは《戦術に合わせて》です。

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20171118 ウィザーズ vs ヒート

ウィザーズvsヒートは2連戦です。2日前はウィザーズが前半にリードを得て、3Qに追いつかれ、4Qにディフェンスで勝ち切ったスタッツです。
ウィザーズからすると全体的には良いのに3Qだけ全くダメでリードを溶かす、よく観る展開です。ヒートからすると攻守に安定感を欠く試合でした。ディフェンスが良いと安定するなんてウソです。
少し両チームをアップデートしておきます。



アンバランスなヒート
6勝8敗
◯オフェンスレーティング 100.5(24位)
◯2P 55.3%(14位)
◯3P 35.8%(18位)
順位相当のFG%ですが、それよりも悪いレーティング。
◯オフェンスリバウンド 8.4(26位)
◯ターンオーバー 16.6(26位)
ダメなのはミスが多く、セカンドチャンスも作れない事です。
◯FG%
ドラジッチ 47.5%
ウェイターズ 42.7%
ホワイトサイド 54.3%
◯ターンオーバー
ドラジッチ 2.3
ウェイターズ 3.3
ホワイトサイド 1.9
スコアリングリーダーの3人をみると目立つのはウェイターズの効率の悪さ。しかし他の選手も多いです。
◯ターンオーバー
ジョンソン 2.8
オリニク 2.1
リチャードソン 2.4
ボールを持つ時間の多いジェームス・ジョンソンはともかく、オリニクの時間はオフェンスリバウンドを期待し難い部分もあり、ミスも多いとなると厳しいです。
この5試合をみればリチャードソンを除けば個人の3P36%を超えており、調子が戻ってきているので、ミスをなくすのが1番重要です。



◯ディフェンスレーティング 103.1(11位)
◯被2P 50.3%(1位)
◯被3P 38.0%(21位)
ディフェンスは分かりやすくインサイドを守っています。そして3Pを守れなければいけない現代バスケ。
◯ディフェンスレーティング
ドラジッチ 105.5
ホワイトサイド 99.3
リチャードソン 98.9
ディフェンスは逆にドラギッチが非常に悪くリチャードソンが非常に良くなります。2人とも33分以上出場しているので、これだけ差がつくのは珍しいです。
全員アタックなのに誰を出せば良いのか難しいヒートでした。



前半勝負のウィザーズ
9勝5敗
◯レーティング
オフェンス 108.2(5位)
ディフェンス 103.0(10位)
エリートチームのレーティングだけど、勝率はそこそこなウィザーズ。その要因はどのスタッツも特徴として挙げるにはどれもそこそこ良い事。
今季からはディフェンスも良くなり、ウーブレイの成長で戦力強化されました。分かりやすい武器がなくなった事で、各分野で高レベルなのですが、気持ちの入れようで試合中でのアップダウン、というかダウンの時間が目立つようになっています。
◯レーティング差
1Q 18.3
2Q 6.6
3Q ー0.1
4Q ー3.0
頻繁にリードを溶かしているのがよくわかるQ毎の差です。特にエースのウォールとビールがFG%も落ちればターンオーバーも増えます。
接戦に弱いというよりは失速しすぎなウィザーズ。逆転のセルティックスを観た後ではイーストで勝つためには、エース達が変わらないといけないぜ!



話が違うよウィザーズ
ウォール&ビールが0/5でスタートしたウィザーズ。+18なんてレーティングが吹き飛ぶであろう1Q。
やる事為す事上手くいかないのは連戦ならではの相手にバレバレな感じが出ています。気持ちよくプレーさせない事を選んでいるようなヒートディフェンス。シュートポイントは抑えるディフェンスです。
ヒートのオフェンスは良くないけど、リバウンドが転がってきてくれて助かります。何本も打っていればそれなりに得点は入るわけで。
終盤になるとスティールから連続で速攻になるヒート。変わらず止められるウィザーズで点差が広がって1Qが終わります。



3Pが武器だったはずなのに
2Qになると双方が止まります。しかし、中外攻めて決められないヒートとディフェンスに読まれまくっているウィザーズ。時間が経つにつれてヒートのシュートが上回ります。
ウィザーズは速攻すらも決まらない有様。
気になるのはお得意のドライブからの合わせがキレイに決まるけど、そのゴール下をブロックされるシーン。これはしっかりダンクいけよ、という反面、ダンクにはいかせなちパスに制限しつつ、合わせた後のところには後ろからでもブロックに跳ぶ予定通りのヒートディフェンス。
読まれ過ぎていると考えたのかウィザーズはビールメインのオフェンスに切り替えます。ウォールがイマイチな時期が割とあったのでちょくちょく見掛ける形。
ビールは切り込んでシュートチャンスは作れますが、やっぱり最後の一歩が決まらない。
かなり中に絞ってくるヒートなのでキックアウトすればフリーで打てそうなのですが、そんな時はパスコースを消しにいく強気なパサー潰しを狙います。
もちろん時にはキックアウト出来るのですが、決まらない3P。ビールがドライブしてキックアウトされた先はウォールだったりして確率が悪くなります。
前半の3Pは0/13。そりゃあインサイドを潰されるわけです。
1Q17点に続き、2Q12点のウィザーズ。昨日は前半で90点とったチームもあるというのに。
0/5で無得点のウォール。



普通のヒート
ヒートの前半はFG44%、3P29%なので普通です。それで21点リードなのだから有難い展開。
オフェンスリバウンドは6と多かったものの、ターンオーバー8なのでヒートの出来が良かったとは言い難い内容です。
インサイドを止める意識と連戦故の慣れが機能しました。そしてそんなディフェンスからの速攻が決まった事はオフェンス面の苦労を取り除いてくれました。



ホワイトサイドだけが大活躍
後半になってもビールのシュートを叩き落とすホワイトサイド。更にゴータットのプットバックも後ろから叩き落とします。
ヒートのシュートも外れているけど、どうしてもインサイドを攻められないウィザーズ。ビールやポーターのミドルでなんとか繋いでいきます。
ウォールが苦しいインサイドへのドライブからゴータットが狭い空間の隙を見つけてやっと合わせのゴール下が決まります。ウォールのパスが注目されますが、このオフボールの動き方の巧さが支えるウォール&ゴータットです。ヒートは即タイムアウト。早い。



タイムアウト明けてホワイトサイドの2本のダンクで返したヒート。それでもオフェンスの不調は続きます。ドラギッチがコーナーに出したパスは観客席まで届いてしまうなど、連携よりも個人の問題な感じ。
17本目の3Pを打ったモリスが初めて成功しウィザーズはそこからモリス、ウォール、ビールと立て続けに打ちます。やっと決めた2本目はビール。次の3Pも決めます。
要は打てるけどあまりにも決まらないウィザーズが点差もあり、モリスの成功から連打し始めた形。なお、ウォールは3Pどころか何も決まらず0点のまま。



ビール&スミス
3Pが決まると久しぶりに出番をもらえたジェイソン・スミスがドライブから&ワンと流れが出来始めます。
スミスのスクリーンから3P、そしてドライブしてフリースローをもらうビール。フリースロー外すけど。
最後に難しいステップバックも決めて3Qだけで16点を奪ったビールにより9点差まで縮めて4Qに入ります。
一方でウィザーズが良かったというよりもヒートのオフェンスが悪かったのが3Q。前半は速攻に助けられていた感がありありと出ています。
インサイドは止められるけどアウトサイドは止められない傾向は続きます。



ウィザーズはもうビール&スミスに切り替えます。ウォール&ゴータットと違うのは基本的にビールに決めさせるために大きくスペーシングされている事。スミスが外に開くのでビールのチャンスを広げます。
ヒートは何故かアデバヨを使い、失敗と感じてホワイトサイドに切り替えます。スミスのシュートが外れ、ホワイトサイドのフックが決まったので流れが止まります。
ビールを休ませている間に、ウォールのミドルは外れます。同じプレーを決められないウォール。
ウーブレイが良いディフェンスをしてボールが弾かれた結果、ゴール下のホワイトサイドにパスが繋がってダンクになるのでヒートの方にツキもありました。



3Pの戦いとホワイトサイド
多分、ウォール&ゴータットを諦めたウィザーズはミークスへのスクリーンでフリーにしてシュートを打たせます。そこにファールするヒートは焦っているのかな。
次も同じプレーで3Pを決めたミークス。残り6分で4点差と射程圏に。
ドラギッチをウーブレイとスミスで追い込んでバックパスを引き出します。
ウェイターズが3Pを返しますが、ウォールが3Pで初得点と拮抗し始めます。



ヒートはホワイトサイドへの合わせでリードを広げます。どうしてもここが止められないウィザーズ。別に合わせるのが上手いわけではないので、ちゃんと空くポイントを選んでいるヒート。8点差。
再びビールが3P、フリースローにゴータットへのアシストで4点差にするも、ホワイトサイドがリバウンドシュート。存在感を示すホワイトサイド。
ウォール3P
ウェイターズ3P
ビール3P
この試合からは考えられない展開。ウォールの3Pがエアボールで外れるもリバウンドを拾ってファールをもらいフリースローで1点差。残り11秒ヒートボール。
ファールゲームのフリースローをジェームス・ジョンソンが1本外し、残り5.8秒でラストプレーはウィザーズ。
3Pも打てそうな状況からドライブしてミドルを選択したビールのシュートが外れて試合は終わりました。



ホワイトサイドに救われたヒート
◯ハッサン・ホワイトサイド
22点 FG10/12 16リバウンド
最後まで止められなかったホワイトサイドのゴール下とウェイターズの勝負強さで勝ち切ったヒート。守り勝ったとはちょっと言えません。
インサイドのディフェンスは素晴らしかったけど、アウトサイドは単にウィザーズの不調に助けられていて、後半はアウトサイド中心に攻められると何も出来ませんでした。
イーストにはアウトサイドスタートのチームが少ないので助かっているだけかも。
リチャードソンは1/10とやっぱりオフェンスではブレーキに。でもアウトサイドまで守らせるならば必要。難しい選手起用。



ウォールとビールに揺れるウィザーズ
◯ジョン・ウォール
8点 FG3/10 8アシスト
全くダメだったウォール。それでもなんとか勝てそうな場面まで行けたのは、10本に抑えたFG数。今季はウォールの低いFG%に悩まされているようにみえています。
◯ブラッドリー・ビール
26点 FG9/22 3P5/12
見事なカムバックをみせたビール。ウォールで崩してビールパターンではなく、初めからビール個人で行くパターンで得点を量産できたのは好材料。
課題はジェイソン・スミスの方が連携が合うのでゴータットを使えない事。そしてスミスが3Pに自信を失っている事。スミス次第でかなり違うでしょう。



とにかく舐めすぎただけのウィザーズ。対策は上手くいったけど、根本的にアウトサイドが守れないヒートという試合でした。
これまでヒートの試合はとにかく3Pが決まらない問題でしたが、ホワイトサイドが救ってくれるパターンは強い時期を思い起こさせます。とにかく勝てた事が次に繋がるヒートでした。



キャブス vsクリッパーズ
ちょうど接戦で4Qだったのでコーバー劇場を確認しようと思い観ることに。しかし、走り回らないコーバーとポスト方面に動かないレブロン。
パターンが違うなぁと思ったらマッチアップがレブロンvsグリフィン、コーバーvsリバースでした。
レブロンにスクリーンをかけるコーバー。狙いはスイッチしてのレブロンvsリバースです。この辺の細かい使い分けをしているので、4Qのキャブスが効率性高いのも納得できます。
オフェンスではレブロンにビビっているグリフィン。ほとんど何もしていないレブロンのディフェンス。勝手にミスしてくれるから名前だけで守っているレブロン。
デュラントに立ち向かったブラウンを見習え!
しかもスイッチを促すスクリーンを使えないクリッパーズ。リバースが勝負するのはどうかと思うけど、それはグリフィンとチーム戦術の問題の気もします。
残り20秒5点差でファールゲームすらしないクリッパーズ。
エース同士の大きすぎる差に加えてHCのプレー選択にも大敗していた4Qとオーバータイムでした。
ちなみにトドメを刺したのはケビン・ラブの3P連発。マッチアップはジョーダンね。当然の帰結なわけです。
クリッパーズが勝てないのはケガ人問題ではあるけど、根本の弱さは何も変わってない気がした試合でした。

20171118 ナゲッツ vs ペリカンズ

凄く良いナゲッツと凄く悪いナゲッツしかみていないので、もう1度ナゲッツ。
ペリカンズはちょこちょこ観るけど、感想を言うのが難しいチーム。
つまりどちらも表現し難い両チームを同時に処理したい試合です。



マレー、マレー、マレー、ハウス、ハウス、ハウス
素晴らしい方のナゲッツがスタートします。全てはマレー。ゲーリー・ハウスがいない間はシューターとして機能させていました。結局はシュートがカギを握るような印象は続きます。
そしてハウスもいるので超強力なナゲッツオフェンス。25ー4になるのですが、凄いのはペリカンズのリバウンドは0。ほぼ落とさないナゲッツ。ペリカンズのリズムが生まれるわけもありません。
ミルサップの3Pが外れると外から走り込んだハウスがプットバックダンク。中外動くミルサップが意味を成しているのを初めて感じました。



ペリカンズはよくわからないけど、カズンズがヨキッチに押さえ込まれます。プラムリーになってもダメだったから本人の問題。
カズンズがダメだとペリカンズはダメなんだよね。
そのためデイビスのワンセンターにして立て直すペリカンズ。違いは動かない起点のカズンズがいなくなって全員が動くこと。欠点は動き過ぎると合わない事。
よい部分が現れてなんとか19点まで伸ばせましたよ
◯1QのナゲッツFG
チーム 15/23
マレー 5/6
ハウス 4/4
37点とったナゲッツ。
どうやら良過ぎる方のナゲッツになりそうで早くも挫けそうです。救いはペリカンズが盛り返してくれた事。
ナゲッツに足りなかったのはシューティングエースのハウスだと言うことがよくわかる1Qでした。



アンソニー・デイビスのペリカンズ
ハウスもマレーもベンチに置いてヨキッチを使うナゲッツ。チャンドラーが決めた事で得点としては問題なかったけど、1Qのような華麗さはありません。
ヨキッチはデイビスのスピードに全くついていけません。カズンズ不在がもたらすスピード感。ロンドが戻ってきて、ネルソンもいるので使い分けがしやすくなっています。
1度動き始めたのでデイビス→カズンズでもそれなりに動くペリカンズのオフェンス。でも、やっぱりカズンズがイマイチ。
ロンドが加わって良くなったと感じるのは、カズンズがリーダーだったのが2人に増えた事。ダメなカズンズを制御する動きが出てきます。ペリカンズが活かすべきはデイビス。そう徹底し直したようにデイビスのフィニッシュに繋げていくペリカンズ。
連続で速攻が出て残り5分11点差まで縮まってナゲッツがタイムアウト。



マレーとハウスが戻ってくるとマレーの3P、ハウスのミドル。やっぱり必要なのはこの2人。
しかしペリカンズはそもそもオフェンス仕様なので攻めていきます。ロンドからデイビスに見事なアリウープが通ります。あれはカズンズには出せない。さらにヨキッチとのスピードのミスマッチを制して点差を縮めます。最後もロンドがブザービーター気味に決めました。
ナゲッツに27点を取られたペリカンズですが、37点を取り返したので高いオフェンス力で安定を生み出した形です。



2分で終わった後半
逆サイドからオフェンスリバウンドに飛び込んだマレーのプットバックで後半が始まります。デイビスのジャンパーの後で、ターンしたヨキッチの頭がデイビスに入ってオフェンスファール。ちょっと危ないし、脳震盪テストでロッカーへ。
マレー、マレー、ハリス、マレーと試合開始直後と同じナゲッツ。フリがきいてからミルサップ。
デイビスがいなくなるとイキイキするヨキッチ。キーポイントを失って難しいペリカンズ。
3Q途中にして勝負が決したようにみえてくる試合になりました。その原因はヨキッチの頭が当たったデイビスの不在なので、なおさらやるせないです。



ミルサップではダメなのだ
FG%が全てではない
という試合が続いていましたが、このナゲッツは「良いオフェンスをするのはFG%を高めるため」を示すチームでした。つまり、FG%の悪いミルサップではチームとしてはなんの意味もないという事。
マレーとハウスの高確率があるからこそ強力なオフェンスチームになっています。それを生み出すのは中外問わず動くヨキッチ&ミルサップが作り出すギャップです。
マレー&ハウスに共通するのは単にシュートが上手いのではなくて、このギャップを使う巧みなポジショニングと判断力です。殆ど難しいシュートを打たない2人を止めるのはかなり難しい。
ナゲッツ対策はヨキッチかミルサップをスーパースターにする事です。ミルサップはともかくヨキッチに抜かれる事はまずないから難しいシュートを選択させればそれで良いスタンスならばハイスコアにはならないでしょう。
一方でチャンドラーも含めてベンチメンバーはそれが出来ていないので、セカンドユニットに困る体制は続きます。チャンドラーをベンチにしてムディエイと2人で何とかする作戦の方が良さそうです。



動かない起点のペリカンズ
ペリカンズみてて思っていた事を再確認したのはカズンズがお疲れという事。長時間使いすぎたツケを11月で支払うって厳しいよ。
仮病で休養させるべきだけど、そんな事は言い難い成績とロスターです。
走れないにも程があるわけで、中外で起点になれたのは今は昔。ほぼ止まっているカズンズ。3Pを決まらなくなり始めたし。
しばらくはローポスト専任させた方が良さそうですが、そんな戦術でもないし、だからこそデイビス不在の間も戦えていたわけです。
さぁどうするのかな?

20171117 セルティックス vs ウォーリアーズ

ウォーリアーズとセルティックスの首位対決です。メンバーが大きく変わったセルティックスがこんな位置にいるとは驚きです。恐るべきはブラット・スティーブンスHCの手腕。
ウォーリアーズは相手によって合わせる必要のないチームです。だからスティーブンスによる対策がどれだけ通用するのかが勝負の分かれ目です。1番有効なのはFG%を多分高めて速攻のチャンスを与えない事。
◯ウォーリアーズの速攻 26.6(1位)
◯セルティックスの被速攻 7.7(3位)
ほぼこの対決とみて良いでしょう。



ウォーリアーズの注文通りの展開
快調にシュートを決めていくセルティックスですが、ブラウンのゴール下が外れたリバウンドをとったデュラントがそのまま自分で持って行ってレイアップ。
ホーフォードが外したリバウンドをとったトンプソンがプッシュして最後は3P。要はこれがウォーリアーズペースに繋がるので、早々にタイムアウトを要求するスティーブンス。
走ってリードを得たウォーリアーズに対し苦しいセルティックスは1番マッチアップが楽なホーフォードが自分で決めます。更にモリスが厳しいチェックをかいくぐって3P。やっている事がウィザーズのモリスと同じなので、やっぱり昨季のプレーオフで「あいつ欲しい」と思ったのだろうな。
更にブラウンがカリーにプレッシャーをかけてスティールから速攻を決めて追いつきます。頻繁に見る気がするカリー潰し。
しかし、シュートが決まらなくなるセルティックス。苦しいのはカリーに止められているアーヴィング。ホーフォードの次に楽なマッチアップなのだけど、そこが負けると攻め所をなくします。でもカリーもシュートを外してくれるので助かる。
ブラウンが自分で勝負したそうなのだけど、ガマンする場面が多かったのは強気で行くのは良いけど、外すとカウンターされるので自重していそう。
最後はセカンドユニットになって、ヤングが2本の3Pを決めてウォーリアーズリードで1Qが終わります。
良くなかった1Qだけど、傷口を広げなかった印象です。



ボールムーブのユニット
ウォーリアーズは1Q最後にマギーを出しますが、2Qはウエストがスタートします。さらにヤング→トンプソン。この違いはよりボールムーブを意識したものです。
リバウンドをとったイグダラはかなり早くプッシュしようとします。あまり成功しませんでしたが、ボールムーブと動き意識が高まります。セルティックスが連続でシュートを落としたところで速攻が2本続きました。
面白かったのはロジアーvsリビングストンで、お互いにオフェンスで強く行けるのですがスピードのミスマッチで自分で決めるロジアーと高さのミスマッチで起点として機能しようとするリビングストン。
2人は互角だけど、その後の展開をみるとリビングストンの勝ちでした。



反撃のチャンスを探す
得点がとれないセルティックス。
その要因は相手のスイッチを促して有利なマッチアップを作る仕組みが機能しない事。ウエストの次はルーニーを使うウォーリアーズもそれを意識しています。小さいのはカリーくらいだし、遅いのもパチュリアくらいしかいない特性を使います。
一方のウォーリアーズもシュートが決まりません。セルティックスは複数でドライブコースを塞いでくるので、インサイドに切れ込めないデュラントとカリー。そこから打つミドルが決まらなかったので、半分はセルティックスのディフェンス力。
そして困ったらグリーンを空けとけば大丈夫作戦も有効でエアボールを連発したグリーン。パスミスも連発。
流れを失ったウォーリアーズに対して、1人でリズムを取り戻したのはジェイレン・ブラウン。チームが外す中で1人で3P、ブロック、ドライブからプットバック。
チームとしては機能してなくても、こうやって1人で、それも攻守両面でなんとかしてしまうのはアーヴィング以上です。個人スタッツ以上に活躍しています。



そんなわけでブラウンの抵抗とグリーンのミスにより、5点差で終わることに成功したセルティックス。さすがにこれをスティーブンスマジックとは呼べないのでブラウン様様。
ただし、作戦として傷口を広げない選択をしていたからこその5点差でもあります。
ウォーリアーズからすると悪かったのはスターター陣。特にカリーとグリーン。2人がいるとボールムーブしません。それでも3P決めてしまうからカリーなのだけど、決まらなかったスプラッシュブラザーズ。
考えようによってはそれでもリードしました。
良かったのはイグダラ。オフボールカットでダンク決めるのはスターター陣に足りない動き。
12点とったデュラントに続くのは7点のヤングと6点のイグダラだから、ディフェンスのセルティックスらしさは出していました。



デュラントvsブラウン
後半もペースアップを図りたいウォーリアーズはデュラントがディフェンスが戻っている中でアーリーオフェンスで3Pをねじ込んでリードを広げます。トンプソンのミドルも決まって走る流れが出来始めると立ちはだかったのはモリス。
グリーンの速攻をブロック。グリーンは怒るけどボールにいってるしな。更にテイタムの腕絡ませにレフリーがカリーに4つ目のファールコールしてフランストレーションを溜めはじめたウォーリアーズ。
デュラントのターンシュートをモリスが守るとアーリーで3Pを決めて流れを断ち切りました。



カリーがいないウォーリアーズはデュラントのポストアップ中心に切り替わります。セルティックスにドライブを許してもらえなかったので、逆にこのパターンの方が楽になります。
起点がインサイド寄りになったことで、ボールが回りはじめるしシュートが決まります。
ここでも現れたのはブラウン。デュラントをプッシュしてポストから遠ざけ遠ざけ遠ざけまさかのバックパスを促すと、ミドル、3Pと立て続けに得点します。
ブラウンvsデュラントの様相を呈してきた3Qです。



スティーブンス・マジック
カリーを戻したウォーリアーズですがいきなりターンオーバー。そしてブラウンが3P。
シュート入らない、ミス続き、ファールトラブルのカリーを戻すって采配ミスなんだけど、そんな強気の方法がスティーブ・カーの手法だったりします。
ちなみにこの時間はカリー、ヤング、イグダラ、グリーン、ルーニー。カリーが得点しなければどうにもならないユニット。怖さがないから前へ前へプレッシャーをかけていくセルティックス。そして全く得点出来なかったカリー。
3Q前半に17点まで広げられた点差を同じQの中で追いつくというスティーブンスマジックが炸裂し同点で4Qに入ります。
スティーブンスも割と強気なので、やられ始めると逆に前へ出てプレッシャーかけるみたいな選択をします。それが成功しました。
おそらく裏取り名人のトンプソンとイグダラがいないのをみての判断な気がしますが、確認しないとわかりません。
そしてデュラントがいなくなってもコートに残り活躍したブラウンもカギ。



デジャブ
再びウエスト&トンプソンの時間。そして働くオフボールのイグダラというデジャブなのですが、確率が悪い。
同じくセルティックスも確率が悪くて、というか誰が点取るのかよくわからないユニットで先手をとったウォーリアーズ。
散々追いかけてきたセルティックスはなんで最後も追いかける展開を選ぶのか?
追いかけていった方が楽なのだろうか?



タイムアウト明けスターターで追いつくセルティックス。メンバーを変えなかったウォーリアーズ。なんかもう采配で完敗しているようなスティーブ・カー。
ミスにミスを重ねるグリーンとカリー。そんなわけでデュラントの個人技になります。ブラウンのディフェンスの中で難しいシュートを決めるデュラント。
と、思ったらカリーの3Pを選択するし、よくわかんない。
セルティックスはわかりやすいアーヴィング&ホーフォード。まぁ別にクラッチタイムじゃなくてもここから始まるし。



ラストプレーの違いを生み出したもの
アーヴィングvsトンプソンの構図は同じですが、キャブスの時との違いはセルティックスにはスマートがいる事。
この試合アーヴィングはトンプソンに抑えられまくりました。FG4/16。しかし、この時間に得点出来たのは一緒にスマートがいるので、オフボールから勝負できます。単独で抜くのは難しいけれど、オフボールでフリーになる事までを止めるのは難しい。
そしてボールを持てばホーフォードが助けてくれます。
ウォーリアーズはデュラントで行きたいけど、さすがに寄ってくるので捌きますが空けられたのはグリーン。確率論で行ったスティーブンス。外れます。
ていうか何故グリーンはそこにいるのか?その前のオフェンスではゴール下にポジションをとりオフェンスリバウンドに繋げました。
しかし、大事な場面で3Pエリアに位置する意味はなんなのか?
アーヴィングのドライブは外れそうでしたがファールしたグリーン。フリースローでセルティックスがリードします。
デュラントのターンシュートが外れファールゲームのフリースローをテイタムがちゃんと決めました。



スティーブンスマジックかスティーブ・カーの過信か?
またも炸裂したスティーブンスマジック。ウォーリアーズ楽勝の流れから発生したのはギャンブル的な要素で勝ちまくったスティーブンスの采配。
サンダー戦ではフリーで打たせたサンダーの3Pが決まっていれば完敗していたのをことごとく落とさせました。
この試合ではトンプソンとイグダラの裏取りで負けそうなディフェンスをするけども、カリーとグリーンがパスミスする前提のアグレッシブなディフェンスで勝利をもぎ取りました。最後のアーヴィングは個人を褒めましょう。でも、あんな場面まで持って行った事自体が驚異的。



それを引き起こしたのは、カリーとグリーンを過信したスティーブ・カーの采配。
◯ターンオーバー
チーム 15
カリー 4
グリーン 4
セルティックスのプレッシャーディフェンスがありながらチームで15に抑えたターンオーバー。台無しにしているのは2人。
◯FG
カリー 3/14
グリーン 3/11
そしてFGも酷かった2人。なお、トンプソンも5/18と酷かったけど、打つのが仕事なわけで判断が悪かったとは言い難いです。
◯プレータイム
カリー 31
グリーン 38
そこまでグリーンを使わなければいけなかった理由は何だったのか?
少し余計な事を言うとグリーンの事は評価していますが、世間一般的な評価ほど高くはありません。あくまでもスプラッシュブラザーズがいてこその成績です。
◯オフェンスリバウンド
チーム 7
グリーン 2
シュートが決まらない時にオフェンスリバウンドを繋ぐのがウォーリアーズクオリティだと思っているので、アシストしてもトップに置くならガード使えば良くないか?という疑問があります。



そんなわけでセルティックスが採用していたのはオーソドックスなカリー潰しとグリーン空け作戦です。
しかし、そこの根底にあったのはトンプソンやデュラントに対して個人でハイプレッシャーをかけるという基本的なディフェンス力。
プレッシャーが厳しいからカリーとグリーンにボールが回りやすく、故にトップにグリーンのポジションが多かったのかな、と推測します。
それを修正出来なかったのは、スティーブ・カーが自分達を貫き通そうとした過信と考えています。これってドノバンと同じか。



ほとんど活躍出来なかったセルティックスのベンチメンバー。それに対してしっかりと活躍したウォーリアーズのベンチメンバー。
チームとしてはウォーリアーズの方が上でした。しかし、ダメだったスターターを引きずるのは開幕直後にウォーリアーズに感じた違和感そのものです。この点もHCの問題だよね。



MOM
◯ジェイレン・ブラウン
22点 7リバウンド
2スティール 2ブロック
昨日のシクサーズvsレイカーズに続き、新時代を感じさせたのはブラウン。見事なディフェンス力でデュラントと勝負するレベルまで上がろうとしている事を示しました。
これでも相当ガマンしてパスを回していました。
アーヴィングよりもブラウンが欠場した方がヤバそうなセルティックスでした。
勝つとは思わなかったので、計算外はブラウンがデュラントと戦えた事でした。