https://stats.nba.com/player/1495/career/
〇平均19.0点
〇FG50.6%
20点オーバーが9シーズン、それ以下が10シーズン。意外にも20点に届かないシーズンが多いっていう。11シーズン目からなだらかに落ちていきました。ところがFG成功率は最後までキープしています。
〇フリースローアテンプト 6.1本
キャリアハイが8.5本あったところから13シーズン目から5本に届かなくなりました。得点が減った理由はフリースローの減少って事で。
〇10.8リバウンド
キャリアで二桁って凄いですね。14シーズン目から10本を下回り始めましたが、それでもプレータイムの減少を考えれば当然ってくらいなのでした。
〇3.0アシスト
こちらは17シーズン目、18シーズン目でも3.0本とキャリア平均レベルです。なんなら次第に上手くなっていった感じです。得点は減ったけど、それだけパスを出すようになったって事かな。
〇プレータイム 34.0分
そんなキャリアの平均がこれなわけですが、キャリアハイは40.6分。衰えというよりも時代だなぁ。今ではビッグマンが40分もプレーするなんて考えられません。
というわけで、スパーズのアシスタントコーチに就任したティム・ダンカンについて書いてみようとスタートを切ったのはよいけれど、とりあえずキャリアの数字を並べてみました。でも、これが何になるかって、全然わかりません。
〇オフェンスレーティング
01-02シーズン 105.9
06-07シーズン 111.1
10-11シーズン 110.3
15-16シーズン 108.1
いくつかピックアップしてみました。次第にスタッツが衰えたけどチームの数字は落ちたわけではありません。これもちょっと面白いね。
「エースが衰えてもチームは衰えない」
「エースが最大限威力を発揮するプレータイムに抑える」
考えようによっては、かつては40分を超えていたプレータイムが次第に減っていくとともに、スパーズというチーム自体も考え方を変えていったともいえます。
◉ポポビッチ曰く
「私がティム・ダンカンのアシスタントを19年も務めたのだから、その恩返しをするのはもっともなことだ」
ユーモアを交えたコメントは、実はレジェンドの存在がポポビッチの戦術にも変化をもたらしていったのかもしれません。エースは重要だけど、エースに最大限の働きをしてもらうためには適切なプレータイムシェアが必要って事さ。
実はミドルレンジの確率がそこまで良くなかったりするビッグファンダメンタルは、30代後半になるにつれてペイント内得点が少なくなったし、3Pなんて打たないけど、それでもチームはプレーを構築出来ている不思議さもありました。
EFGやTSも60%に達することはなく、堅実なプレーぶりのイメージとは少し違います。この「違う」ってのは時代の変化だろうから、今から振り返ると堅実なシュートを選択し続けていたわけでもないってことです。エースだしね。
今でもオラジュワンに指導を仰ぐ選手が多いように、衰えぬスキルも存在しますが、ポストアップという武器が現代でどんな形で活かされるのか。
◉誰が似ているのか
コーチって事で、最後にそんなことを考えてみましょう。
管理人お気に入りの若手ではジョン・コリンズが同じようなポジションですが、タイプが全く違います。スペースを上手く利用することが求められる先端なコリンズとは違い、空いたスペースではなく、自分がボールを持つことで周囲が動くことになります。
これが現代的な最上級になるとヨキッチになります。最近はポストからのフィジカルなアタックまで決めてしまうわけだから現代のダンカンというならヨキッチ
しかし、さすがにそれは広がりすぎ。今のビッグマンで一番近いのはやっぱりヌルキッチかな。ポストでの起点役も求められるようになったヌルキッチはプレーメイカーとして活躍。
〇ヌルキッチ
15.6点 FG50.8%
10.4リバウンド 3.2アシスト
丁度、こんな感じ。もう少し得点は欲しいけれど役割的にエースじゃないだけで、数字的には近しいものがありました。もちろんオルドリッジが直系なわけですが、ブレイザーズとスパーズには近しいものがあるように見えてきます。
なんで、こんな事を書くかというと書くことがないからコーチとしてのダンカンを考えた時に、どんな選手が欲しくなるかといわれると難しいから。自分と同じ選手を欲しがらなかったとしても、プレー全体の構築という意味では欲しいんじゃないかな。
シクサーズのビッグマン革命では、ポストアップが多いチーム事情もありそうだと考えましたが、スパーズもまたポストアップの多いチーム。ここで起点になるタイプのセンターはヨキッチ型が増えてしまったので、ヌルキッチタイプの方がレアキャラです。
本当は先にAC就任が決まればカズンズを連れてこれなかったのかなーなんて考えたりもします。ダンカンスキルとマインドをカズンズに教え込んだら、プレーの安定度が増してレベルアップするんじゃないか。
◉後継者たるのか
どちらかというとジノビリあたりがポポビッチの後継者になってもおかしくないと思っていましたが、まさかのダンカンがACになることでポポビッチ後の政権ってのも考えられるように。
安定と信頼のスパーズブランドのHCは各チームにいますが、実は何だかんだでスパーズっぽいバスケはしていません。それぞれのHCが哲学を持って自分なりの戦術を作っているイメージです。みんな3P好きだしね。
まぁACだし、そこまで戦術的な影響力を発揮するのではなく、レジェンドとしてメンタル面やスキル面を後押ししていくのでしょうが、ちょっと何をするのか楽しみです。
僕もマヌー大先生の方が、ポポさんの後継者としてイメージしやすかったのですが(マヌー大先生が選手にアレコレ言ってる姿が見たいだけ)、冷静になって考えたら、ダンカンですよね。スパーズの栄光(象徴?)=ダンカンですし。
ダンカンが求めるプレイメイカー知りたいなぁー。パーカータイプ?マヌー大先生タイプ??それともまた違ったタイプ???
ダンカンがヘッドコーチになるかまだ分かんないので先になるでしょーし、RCビューフォードとやるかも分かんないから未来的な話すぎますが、とりあえずスパーズにダンカンが戻ってきてくれてなんだか『ホッとした』です。
お疲れ様です。
AC含めあのBIG3がスーツ姿で揃ってベンチにいる、なーんてなったら嬉しくて鼻血が出ますね。
個人的にはjalen jackson jrにダンカンぽさを感じています。結構ディフェンスもいいし。
3P打つのはまぁ…多投しなければ許してあげてください。
JJJはどんな選手になっていくのでしょうね。良い選手ですが中核としてプレーメイクに参加したときの安定感や意外性はまだまだ未知数です。
すいません…。ダンカンは攻防兼備な選手だったって事で趣旨とはズレるんですけど、ツーウェイプレーヤーってよく聞くじゃないですか?攻守に優秀な選手ですか?レナード、ジョージ、バトラーあたりが言われますよね?それってデータで分析してここからがツーウェイプレーヤーでここからがそうではないとかって分類できますか?自分には基準が分かりません…。そう呼ばれる選手と呼ばれない選手はなにが違うんですかね?今はレナードが旬なので他にもそうゆう選手が居るのか知りたいです。全選手対象だとキリがないので、オールスターかオールNBAで解説して頂けると分かりやすいです…。ワガママ言ってすいません… 気が向いたらでいいのでお願いします。
データでとなると難しいですが、
マークする相手がエースクラスか
というのが、1つのキーワードかもしれません。例えばレブロンは一般的なツーウェイとして攻守に優れているわけではなく、相手エースを守ることはありません。ただし、リムプロテクターとしてディフェンスへの貢献度があり、またリバウンドも多いわけで、攻守に働いてはいます。
逆にバトラーはチームディフェンスは怪しく、対人専門でツーウェイと言われています。
http://nba-data.work/?p=1256
こういう記事を書けば良いのかなー。
そんな感じの記事は書いてあったのですね。面倒くさい事言ってすいません…。そしてありがとうございます。ちゃんと答えてくれる管理人サンに感謝です。