さようならマジック’25

◎ガード問題

昨シーズンのマジックはPG3人体制となっており、それもサッグス以外はアタッキングタイプのPGでした。さらにベテランのイングルスとルーキーのブラックを併用しており、ガード陣は充実していました。

しかし、フルツとイングルスが抜けた上にディフェンス重視の姿勢だったことでコール・アンソニーが干されてしまいました。人数減ったのに使われなくなるという摩訶不思議な状況でしたが、サッグスがケガで離脱したこともあり、最後は救世主的な活躍をしたのは感慨深い。

ここで不思議なのはPGにはアタッキングよりもコントロールタイプを選んだのに、オフェンス戦術はフランツとバンケロ任せみたいになっていたことです。何がしたいのかよくわからないんだよな。特にSGにはKCPになったので得点力の低いガードコンビという使い方でした。

ディフェンス重視なのはいいけれど、ディフェンス力のある選手ばかり並べて「おれ達は守れるんだぜ」って言っても当たり前だよねぇ。まぁ例外のバンケロがもっとスーパーであることが前提なのかもしれないけれど、個人能力で足りない部分を戦術で埋めるんじゃないのかね。

勝ちに行きたいシーズンではあったものの、ブラックを起用して成長を促した点など悪いことばかりではありません。ここでも「飛躍の準備」の要素が含まれているのはマジックの良い部分だね。

しかし、来シーズンからはサッグスのサラリーも跳ね上がります。ディフェンス能力は素晴らしいけれど、16.2点、3.7アシスト、2.9ターンオーバーの選手に託すのは勇気がいるし、トレードするのも難しそうだ。ブラックには活躍してほしいけど、活躍しすぎると残せなくなる来シーズンなのかも。

オフェンス力がない最大の理由はガード陣も全員が3P成功率が低いこと。バンケロとフランツが修行中なのに他も修行中なんだもん。KCPは・・・・まぁ通常営業か。

本当に『伸びしろ』はいっぱいあるよ。みんなシュートに課題があるんだもん。ここが解決すれば一気にバンケロなんかはやりやすくなるはず。しかし、あっちもこっちも課題ってのも考え物だ。本当に解決するのか。誰が先に抜け出せるのか。

マジック伝統の戦術テレンス・ロスもやろうとしていましたが、ジェット・ハワードにはまだ早かったし、どうしていくんでしょうね。そして唯一異なるタイプのコール・アンソニーはキーファクターに見えましたが、シックスマンとしての役割を与えないのであればトレード要員になりそうです。

さようならマジック’25” への1件のフィードバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA