ドンチッチがトレードされる夢が流行っているらしい

◎レブロンとドンチッチ

ジャバー＆マジック、シャック＆コービーすらも超えるレジェンドコンビとなりえるレブロン＆ドンチッチ。ただし、引退間際の４０歳とこれから全盛期となる２５歳なので、最強コンビというわけではありません。

それ以上に同じポジションの２人が並び、リーグで最も走らないウイングコンビとなります。今シーズンの平均移動速度のワーストを並べていくと

〇平均移動速度ワースト
エンビード　３．５０
ハーデン　　３．５１
ＣＰ３　　　３．６４
レブロン　　３．６７
テイタム　　３．６９
ドンチッチ　３．７５

そんなわけで最悪の走らないコンビであり、周りを走らせるのが仕事のコンビです。共に自分の仕事を請け負ってもらえるのでプレータイムが減って運動量が増えるかもしれませんが、両者がウイングってのがかなり問題です。少なくとも周囲は走る選手で固めたい。

ファーストオプションはドンチッチであり、最後にショットを放つのもドンチッチで、そこに争いは起きなそうですが、お互いのミスをフォローするのは難しそうだし、どっちかがシューターになるのもちょっとね。

ただ、どっちもＰＧ役もインサイドのプレーメイカーにもなれるから、ここの役割を入れ替えながらならば機能もしそうです。今のレイカーズはレブロンに１ｏｎ１ベースをやらせているから期待はしていないけど、ハイポストでボールを捌く担当がいると怖いよね。

さて、「レイカーズが優勝するためのロスター」では、かつてのＫＣＰ、ダニー・グリーン、カルーソみたいな選手を周りに置くのが重要でした。一方でマブスというかドンチッチも「フィニースミスが４人いれば・・・」でした。本質は似ています。

優れたプレーメイカーがいるからには、オフェンス面はある程度はどうにかなるけれど、仕事量が増えすぎてもダメなので、スクリーンやルーズボール、リバウンドといったハードワーク、フリーランニングでパスを引き出す動き、そして精度の高いシューティングが求められます。もちろん、ディフェンス力は必須。

リーブス、八村、コネクト、ビンセント、バンダービルド、レディッシュ

レイカーズに残ったメンバーで全てを満たしそうなのはフィニースミスのみです。そういやクリバーもいるのか。マブスメンバー＋レブロンみたいになってしまうけど、いずれにしてもＡＤとクリスティがいなくなった点も含めて

ディフェンス力の高いガード
ゴール下フィニッシュとリムプロテクトできるセンター

この２つは必須になってくるし「１人ずつ」ではなく、何人かずつほしくなります。ここのトレードに動かないとレイカーズは悲惨なことになりそう。別に凄い選手なんか連れてこなくていいので、ハードワークができる選手が欲しい。短期的に見ればかなり大変なミッションが残っています。

それでも長期的に見れば「ドンチッチさえいれば、いくらでもチーム作りができる」のも間違いなく、ＬＡなのでフリーエージェントも取りやすく、本番は今オフからって気もします。その時レブロンが引退を選んでいる可能性も十分にありますが。