ジェイレン・ジョンソン、またね!

◎アタッカーとしての能力

ジェイレン・ジョンソンのアタッキングは極めてシンプル。3Pは殆どがキャッチ&シュートであり、オープンでのショットです。そこからのドライブアタックの多くがダンクかレイアップになっており、ジャンプシュートの比率が極めて低いです。

そのジャンプシュートもミドルは39本しかなく、ペイント内でのフィニッシュばかりです。ちなみにミドルの確率は36%なので余り上手くありません。きれいに3Pかゴール下かのタイプですが、そんなセカンドエースって珍しいよね。

また、ホークスはチームとしてもミドルがリーグで2番目で少ないチームになっており、昨シーズンの9.0本から5.6本に減少しました。いかにもクイン・スナイダーになっており、重用していたデジョンテ・マレーがいなくなったことがスナイダーらしくなるという皮肉。

ドライブ回数はそこそこ。成功率もそこそこ。こういうところがコリンズに劣るっていう点には変化がなかったりもします。でも既に異なるタイプだから何も問題ないけどね。

インサイドのプレーメイカーだとアウトサイドへ展開して3Pへのアシストが多くなりますが、ジェイレン・ジョンソンはセンター2人に1.8本のアシストになっており、意外と普通のアシストをしています。パス交換が多いのはヤングですが、満遍なくボールを振れておりバランスアタックを作ってくれてもいます。

ボールを貰ったらシュート、ドライブ、パスの選択肢が多く作れているのが強みです。特別なアタック力はないし、特別なアシスト力もないし、特別なシュート力もないのだけど、全体がバランスよく回っているのがジェイレン・ジョンソンの、、、4年目のジェイレン・ジョンソンの強みなわけです。

すっかり欠かせない戦力になったというよりも『戦術のかなめ』へと進化したジェイレン・ジョンソン。ヤングはもっと差がありますが、ジェイレン・ジョンソンがいなければ同じく成立しません。ハンターやボグダノビッチをベンチに回して層の厚いアタックを可能にしたのも、ジェイレン・ジョンソンがオフェンス構築に貢献できるから。

そんな飛躍のシーズンもケガでシーズンアウトになってしまいました。

戦術のかなめがいなくなり、ここからホークスは浮上できるのか。かなり難しく見えるほど、今シーズンのジェイレン・ジョンソンは充実していたのでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA