〇タッチ数
69.7 ⇒ 87.6
〇ボール保持時間
2.4分 ⇒ 3.7分
3年目と4年目での最大の変化はボールタッチ数と保持時間です。プレーメイカーとして多くのパスを貰ってタッチ数が増えたのはもちろん、それ以上にジェイレン・ジョンソン自身がボールを持っている時間が長くなり、チームメイトのために「タメ」を作る役割を担いました。
〇パス数 53.3 ⇒ 66.1
当然、パス数も大きく伸びましたが、この数字のポイントとして昨シーズンまではヤング&マレーに次ぐ3番目だったのに対して、今シーズンはチームで最も多くのパスを出しており、3番目に多いダイソン・ダニエルズの39.7本と大きな差があります。ヤング&ジェイレン・ジョンソンによるプレーメイクに変化したのが今シーズンのホークス
なお、ホークスはチームとしてもパス交換が増え、アシスト数が増えました。アシストの多かったマレーがいなくなってボールシェアするようになり、それが効果的にハマっているというのは現代NBAらしさ。ヤングがアシストキングへ走っていることよりも、全員でバランスよくつなぐことが大事だし、その中継役としてジェイレン・ジョンソンがいるってことでした。
〇スクリーンアシスト
1.4 ⇒ 0.9
〇ピック&ロール ハンドラー
1.0 ⇒ 2.8
スクリナーとしての役割は明確に減り、逆にピック&ロールでハンドラー役を担うようになりました。「ジョン・コリンズの劣化版」という意味ではスクリーンからリングへダイブしたりポップ3Pを決めるのがジェイレン・ジョンソンのプレースタイルだと思っていたのに、今や「スクリーンを使う側」へと変化しました。それはコリンズにはできないプレーだ。
見事なまでのプレースタイルチェンジ
ところでアシストを増やしたジェイレン・ジョンソンですが、そこまで見事なアシストをしているわけじゃないんだよね。HCがクイン・スナイダーってこともあり、ジェイレン・ジョンソンがやっている仕事はジャズ時代にオニールにやらせていた役割に近いです。
ウイングが中継役としてディフェンスのギャップに飛び込んでいく。ポイントセンターの時代において「別にセンターがやらなくてもいいじゃん」という流れでした。ゴベアとカペラにはやらせたくない役割をウイングにやらせ、でも、そのウイングはワンビッグは出来ないタイプっていうね。
その上で得点力も発揮できているのが今シーズンのジェイレン・ジョンソン。実は他にもいるようでいないプレースタイルだったりします。急にレアキャラになった4年目なんだよね。