◎対策へのアジャスト
ホーネッツが準備してきた対策は、vsヤニスとしては普通のこと。ただ極端ではありました。それはバックスの3Pが決まっていない事も関係していれば、バックスオフェンスの問題点も捉えていたように見えます。前述の動画で切り取ってみると
ヤニスがドライブしてもキックアウト先が限定されている
ポーティスがゴール下合わせにいることは、ホーネッツディフェンスを引き付け、両サイドを空けるという意味では悪くありません。ハイポストのヤニスにディフェンスが出ていったらアリウープで合わせよう。ただ、ここまでホーネッツが極端だとパスが通る可能性は低いし、何よりヤニスがドライブするスペースをポーティスが消しています。
ならばキックアウト前提のドライブになるわけですが、そのキックアウト先はコーナーしかありません。オフェンスの構築としてかなり失敗に見えます。こんなシーンが頻繁に続いていました。
また、そもそもでいうと、ペイント内にディフェンダーが4人もいる上、ヤニスとマッチアップしているグラントさえも大きく離しているのだから、初めに狙うべきは
ディフェンス3秒を誘発するべく、スペーシング以外は何もしないこと
だったりします。このシーンではカナートンがペイントの真ん中にいるので、どうやってもディフェンス3秒が成立しません。なんかいろいろと間違っていました。これならシンプルにヤニス以外は3P狙いで広がっている方がベターです。
対策へのアジャストがかなり怪しいバックスでした。