◎いろいろやるよ
2Qになるとキャブスはアレンがベンチに下がっているところでの1-3-1ゾーンをします。それは機動力ゾーンとなっており、1-3-1の「3」の真ん中が流動的に変化します。ただしくは2-3なんだけどハイポストを「2」の片方(主にドノバン)が担当するので、ラプターズの配置によってはドノバンは「3」の真ん中になっています。通常時は2-3の真ん中にいるモブリーなんだけど、この形になると1-3-1の最後の「1」だよ。
ってことで、ゾーンといっても多様系のゾーンってことです。ネッツ時代も3P対策のゾーンを使っていたし、スモールラインナップならではのゾーンです。
そしてこれにラプターズは困ります。最大の理由は攻略法がわからないってことですが、そもそも1-3-1に見える理由がバーンズがハイポストやエルボーで持ちたがり、そこにドノバンが待っチップ+ゾーンなのでカバー要員がたくさん。次にどこにパスを出すべきか、決められないバーンズになってしまいました。もちろんバーンズ個人の問題ではなく、貰う方も動けていないんだ。
逆にキャブスはスモールの特徴を活かしたポジションチェンジからインサイドで加点していきます。メリルやニヤングがいるから見た目はシューティング中心なんだけど、そこを囮にスペースをつくったインサイドの得点が増えていきました。
そしてパートルが戻ってきたからか、効いていたゾーンは3分で解消し、バーンズに対してニヤングをつける守り方へ。これは抜かれる前提の守り方なわけで、バーンズからするとやりにくそう。あっ検証する前にバーンズ下がっちゃった。
ドノバン起点からのキックアウト、エクストラパス、ドライブと繋いでいくキャブスに対して、ハーフコートはいって即座にプルアップ3Pのクイックリー。セミトランジションでドライブしてターンオーバー。アグレッシブさが売りのラプターズだけど、やりすぎにみえるクイックリー。あとコントロールしているようでプレーメイクできていないだけのダビオン。打ち合いに持ち込む必要があるね。
ドノバンを下げたキャブスはガーランドが出てきますが、メインハンドラーはまさかのタイ・ジェローム。19年ドラフト24位で消えたと思ったし、去年はキャブスで2試合でただけなんだけど、HC交代で生き残るとはね。
〇タイ・ジェローム
19分
14点 FG6/7
6アシスト
まさかまさかの見事なるバックアップガードの活躍でキャブスが20点リードして前半が終わります。
単調といったら言い過ぎだけど、クイックリーとバーンズのアクションが停滞してしまったラプターズと、層の薄さが問題だったはずのキャブスがベンチメンバー含めてオフェンスに絡みまくってのリードでした。
大敗でしたがディックとアバジがかなり良い感じだったので嬉しかったです。
とくにアバジは昨シーズンに比べるとかなり改善した気がします。
勝てるチームになるには時間がかかりそうですが今季のラプターズは楽しみです
アバジとディックはよかったですね
みんなで競争する環境であってほしい
2wayのトラバースがニヤングのとこで台頭してきたら嬉しいです
キャブスはPFのとこドラフトでみつけんの上手いですしね。似たタイプが多いけど