そりゃあアトキンソン信者になるわ

トレーニングキャンプに向けてメディアセッションが行われていますが、キャブスの新HCとなったケニー・アトキンソンのインタビューが秀逸というか、このブログの好みにバッチシすぎました。あまりアトキンソンのインタビューって知らなかったけど、そりゃあ信者になるし、期待している通りの改革を志している様子です。

①一番大事なのは健康

②10人か11人を使うローテ

最近はとにもかくにも健康第一。どこのチームも最大の敵はケガになっており、ロードマネジメントを行っていくと「ロードマネジメントに意味はない」なんて反論がリーグから出されたりもしています。

それはともかくとしてキャブスはケガが多いというか、中心選手のプレータイムが長いチームであり、頻繁に無理をさせ、ケガ人が出ては他の選手を使ってそこそこ上手くいき、上手くいったのに主力が戻ってきたら無理をさせています。なかなか意味不明な起用法なんだよね。

後述のポイントも含めてアトキンソンはローテに10人は使いたいと発言しました。ネッツでプレーオフに進んだ18-19シーズンもチーム最長がディアンジェロの30.1分だったので、そこまでではないにしろ多くの選手を使ってくるようです。ケガはコントロールできないけど、疲労はコントロールできるわけで、その点で期待したくなります。

③プレーオフではアジャストが大事

④アジャストのためにシーズンを通して準備する

「ストロングスタイルはダメだぜ」というのが定説なわけで、シーズンの勝利よりもプレーオフに向けた準備という点で日常的にアジャストする戦い方をしていく必要があります。イーストはこれをやっているのがヒートだけでしたが、なんかもう明確に方向性を決めてくれました。勝率的に向上しなくても、ストロングを辞めるならば理解できます。

そしてアジャストするにも選手のコマは必要です。ネッツ時代は終盤の選手起用が試合ごとに異なりましたが、ローテの人数を多くするというのは、そういうことだ。5人でできることは限られているけど、6人になれば6通りのラインナップになるし、10人になれば・・・まぁいろんなユニットでいろんな対処ができるよね。

「プレーオフで突然何かに挑戦してはいけない。1番から5番までのスイッチ、2-3のゾーン、何をやるにしてもシーズンを通して取り組んだものをプレーオフで出す。そういう取り組みをやっていく」

具体的なことも言及していますが、ネッツ時代はジャレット・アレンがハンドラーを放置したり、逆にプルアップ3Pまでチェイスしたりと、対戦相手によってマンツーマンでも違う守り方をしていました。キャブスのディフェンスは強烈ですが、強烈であることよりも柔軟であることの方が大事だったりするので、シーズン序盤はテストが大量に行われそうです。

そりゃあアトキンソン信者になるわ” への1件のフィードバック

  1. ストロングスタイル自体は否定しませんが、多くの場合はもう少し工夫しろや!って叫んでしまいます。ドノミチはスナイダーシステムでプレーしてたのでアトキンソンと大きくぶつかることは無いのかなぁって楽観的見てますが、そう上手くいかないのがNBA。でも一気にCLEが楽しみなチームになりましたので来季は注目して見ていきたいです

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA